2017年9月14日木曜日

7度目の介護予防事業

 今年1月から始まって、都合7度目の札幌市介護予防事業関連の場で歌った。しばらく間が空いたので一段落ついたとばかり思っていたが、思いがけない再開だった。

 会場は今回もかなり離れた区の町内会館。同じ事業でも会場は全て異なり、係員以外の聴き手は毎回異なるのでマンネリ化の恐れはいまのところないが、地域によって聴き手の嗜好が微妙に違うので、毎回のつかみが難しいという不安もある。
 開始はいつも10時と決まっていて、今回は他の演者が私のあとに続けてやる関係で、1時間限定のライブとなった。
 これまたいつも通り、電子譜面はタブレットからプロジェクター経由で壁に投影させる。事務局備品の高性能プロジェクターなので、照度の不安はない。
 ぴったり10時から始まり、1時間ちょうどで17曲を歌った。


《セレクトタイム》
「高校三年生」「少年時代」「人生いろいろ」「埴生の宿」「矢切の渡し」「思い出のグリーングラス」「星影のワルツ」「小指の想い出(初披露)」「ここに幸あり」「時の流れに身をまかせ」

《リクエストタイム》
「秋桜」「宗谷岬」「古城」「恋の町札幌」「吾亦紅」「川の流れのように」「上を向いて歩こう」

 聴き手はちょうど10人で、全員が女性。普段から参加者は少ない会場だそうだが、今回は歌なので多いほうだという。
 介護予防事業なので男性がもっといてもいいはずだが、他の会場でも参加者の多くは女性。男性はいったいどこで何をやっているのか?
 事前にある程度の情報は得ていたので、叙情系の静かな曲を中心に構成。手拍子や歓声は皆無だが、じっと集中して聴いてくれているのが分かる。1曲終わるごとの拍手は長くて熱かった。
 全体的に大人しい雰囲気なのは間違いなく、人数が少ないこともあって、後半のリクエストタイムでリクエストが出るかどうか不安だったが、いざ始まると途切れなく飛び出してホッとした。
 場の気分を象徴するように、叙情系の曲が大半だったが、それでよかったのだと思う。


 終了後、ただちに音楽体操のグループに場を譲る。いつもは私の単独ライブなので、場の余韻に従って延々歌うことも少なくないが、今日に限ればそれはない。まあ、こんなこともある。

 ところで、あまりに急いで場を譲ろうとする余り、マイク端子をつけたままPAを移動させてしまい、マイクスタンドを電子譜面ごと床に倒してしまった。
 床やマイクは無事だったが、タブレットPCの液晶ガラスが割れ、手製の電子譜面ホルダも壊れてしまった。このところタップの反応が悪くなっていたので、買い替えの時期だったと前向きに考えよう。