かっては家をすっぽり覆うほどに繁茂し、夏の遮熱にずいぶん役立ってくれたが、虫や湿気、ツタの吸盤による外壁の劣化など、弊害のほうが多くなり、4年前に外壁の大規模塗り替え改修をやった際に大半を撤去した。
現在残っているのは車庫の一部にアクセントとして伝わせている1株だけだが、残っている根からは未だに芽が吹き、うかうかすると張り替えた木材外壁にツルを延ばし始める。
遮光は窓外に夏季限定で張る遮光ネットで充分まかなえることが分かったので、もはや無用の長物。見つけるとただちにむしってきたが、根本解決は根を取り去ることだ。
スコップで掘り起こしたが、思っていたよりも根は深く、数も多い。切れた根から再び芽が吹く恐れもあり、取り切れない根はそのまま放置し、雨が降って土が柔らかくなった時期にまた引っ張っては抜くを繰り返していたが、作業による腰への負担は大きく、それも限界に達した。
ネットで調べてみると、除草剤を染み込ませると根は枯れることが分かった。試しに1L 280円の安い除草剤(アイリスオーヤマ)をアマゾンで注文。他商品との併せ買いにより、送料負担は回避した。
さっそく残っているツタの根に試す。数えてみたら、大小10本以上の根があった。そのうち新しい芽が吹いている根は1本のみだったが、念のため全ての根に除草剤を散布した。
細い根は剪定バサミで切り、太い根は剪定用ノコギリで切る。土にまぎれて分からなくなるので、1本ごとに除草剤を使う。太い根3本には中心にドリルで深めの穴を開けてから散布した。
結果的に除草剤は1/3ほどを使用。効くかどうかまだ分からないので、土は埋め戻さずにこの状態で少し様子をみたい。
《2018.6.27 追記》
雪解け後、春から夏にさしかかったが、ツタの新芽が出る気配はない。除去作戦はひとまず成功した模様。
《2020.9.13 追記》
手当てを施してから丸3年が経過したが、その後も新芽は1本も出てこず、ツタの根は完全に枯れたと思われる。
手当てを施してから丸3年が経過したが、その後も新芽は1本も出てこず、ツタの根は完全に枯れたと思われる。