2017年9月30日土曜日

小中学生の積極参加

 札幌南端にある町内会の懇親会で歌った。ネット経由で初めて依頼されたが、場所は偶然3日前に歌った小規模多機能施設のすぐ近く。前回と同じ経路をたどって約束時刻の10時45分に到着した。
 会場は地域の福祉センターで、私の出番は2番目だった。開始予定は11時15分だったが、トップ担当のマジックが早めに終わってしまう。機材の設営はすぐに終わったので、予定を早めて11時から始めることになった。

 聴き手は20名ほどで、事前に聞いていた高齢者中心という情報よりかなり若い。小学生2名と中学生1名が参加していて、男女比は3:7程度。懇親会の開催自体が初めての試みということで、主催者側も歌う側も手探りの難しい進行になった。
 結果として、予定を15分オーバーの1時間で17曲を歌う。
《セレクトタイム》
「高校三年生」「少年時代」「矢切の渡し」「荒城の月」「思い出のグリーングラス」「恋のしずく」「いい日旅立ち」

《リクエストタイム》
「365日の紙飛行機」「大空と大地の中で」「糸」「五番街のマリーへ」「赤いスイートピー」「サン・トワ・マミー」「酒と泪と男と女」「天使のウィンク」

《うたごえタイム》
「世界に一つだけの花」「青い山脈」


 聴き手の嗜好が全く読めないので、前半の構成は町内会が中心になって運営している介護予防事業に準じたものにした。
 昭和歌謡、フォーク、演歌、唱歌、洋楽と幅広いジャンルを歌ったが、当初予定していた演歌系の「人生いろいろ」は小中学生が参加するという事前情報からまず削除。当日の雰囲気から、「星影のワルツ」も難しいと判断して飛ばした。

 喉の調子は悪くなく、歌い進んでも不安はなかったが、聴き手の反応は全体的に固い。参加者がこうした場に不慣れで昼食直前の空腹な時間帯、という要素も多少は関わっていたかもしれない。
 7曲歌って25分が経過。持ち時間は45分だったので、ここでリクエストを募ることにする。進行の方も不慣れな様子だったので、私自身がリクエスト一覧を配ることにした。
「リストを見てゆっくりお考えください」と告げ、その間に1曲歌ってつなごうとしたら、最前列に座っていた小学生の女の子2人から、いきなりAKB48のリクエストが飛び出す。以降順調にリクエストが出て、進行は俄然やりやすくなった。

 中ほどにいた女子中学生から「糸」や松田聖子のリクエストが次々に出て驚く。それに引っ張られるように大人のリクエストも続いたが、この種の場としては珍しく、演歌系はゼロ。もしかすると積極的な小中学生の声に、大人が多少遠慮したのかもしれない。
 最後に全員で数曲歌う予定があり、持ち時間から差し引くと、リクエストタイムは15分程度のはずだった。しかしリクエストが止まらず、予定を早めて始めたこともあって、次々とお応えすることに。


 時計はいつの間にか11時50分を回った。昼食に食い込んではさすがにまずいので、進行の方に声をかけてリクエストを打ち切ってもらう。

 最後の「うたごえタイム」は6曲の候補があり、歌詞カードもすでに配られていたが、時間の都合で2曲のみとなる。小学生の強い要望から、まず「世界に一つだけの花」を歌う。ラストの「青い山脈」は進行の同年代男性の一声で決まった。
 ちなみに、他の候補4曲は「365歩のマーチ」「故郷」「紅葉」「幸せなら手をたたこう」だった。
 場の反応は終始大人しく、「大いに盛り上がった」とは決していえないものだった。しかし、リクエストが次々に出て予定をオーバーしたという事実は、そう悲観するものではない。
 反省としては、もう少し大人の聴き手に声をかけ、隠れていたニーズを引き出すべきだったかもしれない。とはいえ、次の町内会、引いては次の時代を担う子供たちが積極的にライブに関わってくれたのは、それなりに評価していいと思う。

 10〜80歳という幅広い聴き手が対象という難しさはあったが、小中学生にもリクエスト展開が充分通用することが分かったのは、思いがけない収穫だった。

2017年9月29日金曜日

転げるように冬

 明け方に外気温が5度まで下がった。10月下旬の陽気で、異様に寒い。朝7時過ぎに起きると、2階室温が18.5度しかない。たまらず暖房を点けた。
 2時間ほどボイラを運転して少し室温が上がり、窓から陽もさしてきたのでオフにしたが、9月に暖房とは恐れ入る。
 5ヶ月ぶりくらいのボイラ運転だが、電源コードをずっと差したままだったせいか、何ら問題なく一発稼働。交換して2シーズン目となったボイラだが、機械が馴染んできたせいか、運転音がかなり静かになった気がする。

 寒いが陽射しはそれなりにあるので、今冬初めて太陽集熱器を2台とも窓際に設置した。転げるように冬がやってくる。


 南側隣地の住宅建設工事が順調に進み出したのにあわせ、窓ガラスの内側にプチプチ緩衝材を吊るした。視線をうまく遮っていた遮光ネットを2週間前に取り外したことによる代替措置である。
 幅は1200で、昨年通販で買ったポリカプラダンを梱包してきたもの。別用途に使えそうなので捨てずにとっておいた。窓の幅に対してやや狭いが、一部を切り貼りして間に合わせた。

 写真のようにほどよく視線が遮られ、陽光もほどよく入ってくる。レースカーテンの代用には充分なっている。
 工事が終わる11月までの暫定措置のつもりだが、南側住宅の玄関が居間から見える位置にくるようなので、状況次第では延長もあり得る。いっそ見映えがよくて丈夫なポリカプラダンを全面的に貼るべきか、しばしの様子見。

2017年9月28日木曜日

さらなる節酒努力

 9月に入ってから、酒を飲まない日を増やすことにした。これまでは「2日飲んで1日休む」つまりは、月に10日の休肝日を設けるペースだった。この休肝日を1.5倍にするという試み。

 4年前に大腸ガンを患う前までは毎日晩酌していて、一度に飲む量もいまの1.5倍以上はあった。ガン発覚後は医者の指導もあり、まずは飲む量を半分程度に減らし、半年後には4日に一度の完全禁酒日を設けた。
 しかし、肝機能の指標となるγ-GTP値は、なかなか基準値の50以下にならない。対策として、2015年8月からは完全禁酒日を3日に一度まで増やした。
 努力の成果か、その後γ-GTP値はじわじわと降下を続け、2016年8月には基準値に近い51まで下がった。基準値内に収まるのは時間の問題のはずだったが、なぜか7ヶ月後の今年3月の検査で再び61まで上がってしまう。
 その後摂取エタノール量の多い日本酒を減らすなど工夫してみたが、直近の今年8月の検査ではγ-GTP値が69で微増。一向に下がる気配がない。


 大腸ガン発覚後のγ-GTP値変遷は以下の通りで、3月の値は手術をした病院での定期検査によるもの。8月の値は市の定期検診時のものだ。

・2013年11月:76
・2014年3月:88     ・2014年8月:71
・2015年3月:60     ・2015年8月:60
・2016年3月:55     ・2016年8月:51
・2017年3月:63     ・2017年8月:69

 定期検査のたびに主治医が指摘するのは、γ-GTP値が肝臓ガンや胆道系ガンと密接に関わっているから。特に100を越すと危険らしい。
 さすがに100を超えたことはないが、毎回指摘されるのもウンザリなので、意を決してさらなる節酒に取り込むことにした。
「1日飲んで1日休む」つまりは月の半分を完全禁酒日とし、冷蔵庫に貼ったカレンダーに☓印をつけて自己管理。「飲んだ翌日は飲まない」という単純ルールなので、覚えやすい。
 1ヶ月が経過したが、特に辛さは感じない。加齢に伴って欲も削げ落ちてゆくのか。この調子なら、週に1〜2回ペースまで簡単に下げられそうな気もする。

「酒のお代わりはしない」「宴会のような場には近づかない」という抑制ルールはこれまで通り。飲まない日はノンアル飲料ではなく、主に麦茶を飲んでいる。どんな料理にも合うし、暖かくても冷たくても飲める。何より単価が非常に安く、季節を問わず入手可能。
 次なる血液検査は6ヶ月後だが、成果に期待しよう。

2017年9月27日水曜日

喉の不調をはね返す

 今年1月にオープンしたばかりというパナソニック系介護施設で歌った。家電の大手が介護施設事業に進出していることを初めて知ったが、これもご時世なのだろう。
 引き合いはネット経由であったが、聞けばボランティア演者を受け入れるのは初めてという。電話のやり取りの中で担当者が不慣れな印象がしたので、ライブの進行に関し、こちらからいろいろと提案して進めた。

 施設は札幌の南端にあり、北端にある我が家からは市内で最も遠い位置にある。普通に走ると都心を経由することになり、1時間はかかる。経路を慎重に検討し、都心を回避して豊平川右岸の裏道を通って向かうことにした。
 12時45分に家を出たが、到着は13時35分あたり。所要時間50分で、多少は時間短縮できたかもしれない。


 施設はデイサービスとショートステイを併設した小規模多機能型。聴き手は併せて40名ほどで、男女比は4:6ほどか。他施設と比べ、男性の比率が高めなのが特徴だった。
 予定ぴったりの14時から始まり、想定外のアンコールなどあって、休憩なしの65分で20曲を歌う。
《セレクトタイム》
「高原列車は行く」「おかあさん」「お富さん」「バラが咲いた(歌詞指導)」「幸せなら手をたたこう」「高校三年生」「荒城の月」「時の流れに身をまかせ」「星影のワルツ」「浪花節だよ人生は」

《リクエストタイム》
「北国の春」「おふくろさん」「ああ上野駅」「いちご白書をもう一度」「矢切の渡し」「川の流れのように」「ブルー・シャトー」「今日でお別れ(初披露)」「青い山脈(歌詞指導)」「月がとっても青いから(アンコール)」


 1時間のライブが先方の希望で、後半をリクエストで進めることにする。前半の構成には悩んだが、初めての施設とあって冒険は避け、一般的なデイサービスの構成で臨むことにした。
 叙情系の曲は少なめにし、7割をニギヤカ手拍子系の曲にしたが、この目論見は当たった。1曲目からいきなり手拍子が飛び出す。「バラが咲いた」は数少ない叙情系の曲だが、手拍子しつつ共に歌う人もいたので、歌詞指導しながら進めた。
 その後、大半の曲に手拍子が飛び出し、非常にやりやすい進行となった。アクセントとして入れた叙情系の「荒城の月」「星影のワルツ」の反応も悪くなく、つまりは「何を歌っても受ける」状態だった。

 喉の調子はあまりよくなく、1曲目のピーク音で一部声が割れるというアクシデント発生。5〜6月の悪夢が一瞬胸をよぎったが、以降の数曲は高音部に細心の注意を払って進め、どうにか最悪の事態は回避した。
 出掛けに雑事でバタバタし、充分なリハーサルが出来なかったことが直接の原因。まだまだ修行が足りない。


 後半から高音が安定し始め、場のあと押しもあってじわじわと乗った。リクエストはおおむね他会場と似た傾向だったが、終了直前に高齢の男性から「今日でお別れ」の珍しいリクエストが出て驚く。
 好きな曲だが、今回が初披露。これが我ながら出来がよく、場は水を打ったように静まり返る。感極まって涙をぬぐう女性もいた。一転して「青い山脈」を全員で賑やかにシングアウトし、ラストの伴奏にかぶせてお礼のメッセージを送ると、盛大な拍手で場の気分は最高潮に。

 拍手はそのまま収まらず、誰からともなく「アンコール!」の声が飛び出し、それが手拍子と重なった。全く打合せにない自然発生的アンコールで、これまた稀な現象。ありがたく「月がとっても青いから」で収めさせていただいた。
 機材をまとめて退出する際にも盛大な拍手で送っていただく。初めてのボランティア受入れとは思えない盛り上がりようで、職員さんも驚いていた。
 10日ほど前にも別の介護施設で似たシーンがあったが、今年の敬老月間はいろいろとツキにも恵まれている。

2017年9月26日火曜日

モエレ沼の芸術祭

 穏やかな晴天で、明日からまた天気が崩れるという予報である。妻を伴い、会期末が迫った札幌国際芸術祭会場のひとつであるモエレ沼公園に、遅まきながら行ってみることにした。
 3年前の初回開催時には、チカホや大通りなど、丸一日を費やして回った。チカチカパフォーマンスの活動の一環として、アカプラに設置された参加作品「一石を投じる」の前で歌ったりもした。

 2度目の今回はいまひとつ興味が湧かず、何も観ていなかったが、せっかくの機会である。せめて直近の会場くらいは観ておこうかと重い腰をあげた。


 モエレ沼公園には車で15分。晴天にも関わらず会場はガラガラで、駐車場も公園に近い場所に停められた。まずはモエレ山に設置された作品を観る。

 作品といっても、山の北側斜面から頂上にむかって、古い自転車100台ほどが停めてあるだけのもの。登るのが億劫で斜面の途中でやめたが、作品名や作品の趣旨は不明。まあ、いちおうは芸術作品なので、観る側それぞれが勝手に推測すればよい。
 私には乗り手のいない自転車が、何らかの上昇志向にかられて、我先にと争って頂上を目指そうとする現代人の悲しい性(サガ)を象徴しているかのように思えた。


 自転車は転倒や転落を防ぐよう、鉄製の頑丈なプレートに前後をボルト止めされていた。
(持ち主の痕跡がどこかに残っているのでは?)と数台を調べたが、見つからなかった。プライバシー面での配慮なのだろうが、ちょっと残念。


 山を下りて南へ回り、ガラスのピラミッドへ正面から入る。入口に芸術祭の看板が設置されているが、ここでも人影はまばら。

 無料で入れる1階では、100台くらいの中古レコードプレーヤーが細いパイプの上にランダムに設置されている。全てのプレーヤーに電源が供給されていて、それぞれが時折回転して不規則な音(音楽ではない)が鳴るしかけ。
 これまた趣旨がよく分からないので勝手に解釈すると、役目を終えたかっての文明機器による魂の叫びのようなものか。(それがどうした?)と問われると、答えに窮するが。


 2階にも作品があったが、そこは有料とのことで特に観たい気も置きず、そのまま帰路につく。
 久しぶりに行ったモエレ沼公園は、以前よりも森が深くなった印象がした。芸術はさておき、落ち着く場所であることは確かだ。

2017年9月25日月曜日

ツタの根除去作戦

 自宅南側軒下に植えたナツヅタの根を除去すべく、1ヶ月くらい前から少しずつ作業している。
 かっては家をすっぽり覆うほどに繁茂し、夏の遮熱にずいぶん役立ってくれたが、虫や湿気、ツタの吸盤による外壁の劣化など、弊害のほうが多くなり、4年前に外壁の大規模塗り替え改修をやった際に大半を撤去した。

 現在残っているのは車庫の一部にアクセントとして伝わせている1株だけだが、残っている根からは未だに芽が吹き、うかうかすると張り替えた木材外壁にツルを延ばし始める。
 遮光は窓外に夏季限定で張る遮光ネットで充分まかなえることが分かったので、もはや無用の長物。見つけるとただちにむしってきたが、根本解決は根を取り去ることだ。


 スコップで掘り起こしたが、思っていたよりも根は深く、数も多い。切れた根から再び芽が吹く恐れもあり、取り切れない根はそのまま放置し、雨が降って土が柔らかくなった時期にまた引っ張っては抜くを繰り返していたが、作業による腰への負担は大きく、それも限界に達した。
 ネットで調べてみると、除草剤を染み込ませると根は枯れることが分かった。試しに1L 280円の安い除草剤(アイリスオーヤマ)をアマゾンで注文。他商品との併せ買いにより、送料負担は回避した。


 さっそく残っているツタの根に試す。数えてみたら、大小10本以上の根があった。そのうち新しい芽が吹いている根は1本のみだったが、念のため全ての根に除草剤を散布した。
 細い根は剪定バサミで切り、太い根は剪定用ノコギリで切る。土にまぎれて分からなくなるので、1本ごとに除草剤を使う。太い根3本には中心にドリルで深めの穴を開けてから散布した。

 結果的に除草剤は1/3ほどを使用。効くかどうかまだ分からないので、土は埋め戻さずにこの状態で少し様子をみたい。


《2018.6.27 追記》
 雪解け後、春から夏にさしかかったが、ツタの新芽が出る気配はない。除去作戦はひとまず成功した模様。

《2020.9.13 追記》
 手当てを施してから丸3年が経過したが、その後も新芽は1本も出てこず、ツタの根は完全に枯れたと思われる。

2017年9月24日日曜日

新回転刃をテスト

 6日前にアマゾンから届いていた電動草刈機用の回転刃(チップソー)の草刈りテストをようやく実施。最近になってアマゾンを中心に通販でいろいろ買っているが、何かと忙しく、開封やテストが遅れがち。優先度の高いものから順に片づけている。
 今回買ったチップソーは都合3枚目。電動草刈機本体は7年前に買ったが、チップソーは完全に消耗品である。

・2010.8〜2012.9:28刃×Φ180mm/¥1,480
・2013.5〜2017.8:32刃×Φ200mm/¥2,000
・2017.9〜:40刃×Φ185mm/¥950

 こんな順で使ってきたが、非力な電動草刈機なのでΦ200mm以上の回転刃は能力的に難しい感じがする。今回のチップソーの径は平均的だが、刃数はこれまでの最大なので、ちょっと期待している。
 なお、電動草刈機の種類によっては金属製の回転刃が使えない機種もあるので、事前に取説などでよく調べること。樹脂製の回転刃に比べると強力で小石も飛びにくく、慣れてしまうと樹脂製は使えなくなる。


 2枚目のチップソーは不注意で足場パイプにぶつけてしまい、先端部が10枚も欠けた。そのせいで回転にブレが出て振動が激しく、手で支えられないほど。10日前のテストで本体に問題はなく、刃こぼれが元凶であることを突き止めた。

 さっそく交換して試し刈りしてみる。樹脂製回転刃でもテスト済みだったが、激しい振動はピタリ収まっていて、回転はスムーズ。さっそく玄関周りの雑草を刈ってみたが、刃数が増えたせいもあるのかスイスイ進んで、あっという間に東側を全て刈り終えた。
 彼岸も過ぎて、雑草の伸は峠を越しているが、思いがけずスッキリした。
 興に乗って車庫南側を伝うナツヅタの剪定をやる。かっては家中の壁に繁茂していたツタだが、弊害のほうが多くなり、大半を除去した。唯一残っているのが南東側の1本。それでも油断するとどんどん広がってしまうので、枝分かれした1本を先日途中で切り落とした。
 ほどよく枯れてきたので一気に取り外す。車庫の柱や外壁の一部に取り付いた吸盤は脚立に上ってスクレイパーを使い、入念に除去。

 実は南側軒下には別のツタの根がしつこく残っていて、1ヶ月前から除去作業に取り組んでいる。これに関しては後日。

2017年9月23日土曜日

チャイルドシート届く

 アマゾンに頼んであった孫娘用の新しいチャイルドシートが一昨日届いたが、今日になってようやく設置のテストをやった。

 1年弱使ったベビーシートは0〜1歳児用で、先日使った際にはかなり窮屈だった。もうすぐ1歳2ヶ月で体重は10Kg近くになり、製品の取説では13Kgまで使えることになっているが、そろそろ換え時だろう。


 今回の製品は0〜4歳(18Kg)まで使えるもの。ゆりかごやキャリーとしては使えないが、1歳からは大人と同じ前向きに設置できる。
 これまでの商品よりも格段にセットしやすくなっていて、赤いマークに従ってシートベルトを通してやるだけ。これで準備万端ぬかりなし。

 価格は税込6,980円。中国製だが、ECE R44/04というヨーロッパ安全規格に適合している。いろいろと活躍してくれたベビーシートは、リサイクルショップで処分することになりそう。

お役御免のベビーシート

2017年9月22日金曜日

雑事に奔走

 珍しくスッキリ晴れたので、溜まっていた雑事をいろいろ片づけた。

 まず、妻の使っている敷きマットレスの汚れ落とし。孫娘がお昼寝に使った際、汗かおむつカバーかで茶色のシミを作った。他にも汚れがあったので、3枚折りのうちの2枚のスポンジを取り出し、洗面台に水をはってカバーを手洗いする。
 以前に私の敷きマットレスを洗ったのと同じ要領だが、注意書きには「縮むので洗濯禁止」との記載がある。しかし、前回はうまくいった。あくまで「自己責任」の範ちゅうである。何かあっても販売主のニトリに苦情を持ち込む気はない。

 ウッドデッキで干して生乾きのうちに取り込む気でいたら、途中で「風で落ちた!」と妻が叫ぶ。止めずに物干しに引っ掛けたのが失敗。一部がまた汚れてしまったので、再度洗う。今度は目玉クリップでしっかり止めた。


 乾くまでの間に、妻を最寄りのJR駅まで送る。先月の市健診レントゲン撮影で、「肺に異常あり、要精密検査」との通達がきた。今年は健康問題で夫婦していろいろ引っかかる。そういう巡り合わせなのだろう。

 検査は札幌駅近くの専門機関。送ったついでに近くの市出張所に行き、廃棄するタブレットを小型家電リサイクル専用箱に投入。
 その後近くのホームセンターに行き、外したバッテリの処分をしようとしたら、応対した店員が要領を得ない。前回は確かにこの店で処分したはずだが、諦めて後日別の家電量販店に行くことにする。
 その足でトライアルにも回り、妻から頼まれていた米、食パン、炭酸、バナナ、低脂肪乳などの定番食品を調達した。
 家に戻るとウッドデッキに干したマットレスが程よく乾いている。いわゆる「生乾き」状態で、素早くスポンジを入れて元に戻す。うまく復活した。そのまま2階寝室で残った湿気を飛ばす。
 ついでに乾いていた肌布団カバーを元の布団にかける。これにて夏布団関連の後始末は全て終わった。

 ひとりで珈琲を飲んだあと、3ヶ月前に剪定して水差しした2本のパキラのうち、順調に根が育った1本を鉢植えした。
 使った鉢は、長男のお嫁さんから預かっている4つのうちのひとつ。別のパキラが植えてあったが、枯らしてしまったいわくつきのもの。今度はうまく育つとよいが。
 残る1本のパキラは、剪定した際に葉が1枚もついてなかったもの。その後の水差しで葉が出てきたが、まだ太い根は出てこない。鉢植えは来春まで持ち越しかもしれない。


 アマゾンに注文してあったminiHDMI→microHDMIの変換アダプタが届いたので、夕方の定例練習時に動作テストをした。
 これまでのタブレットが2台ともminiHDMI端子だったので、ケーブルもHDMI→miniHDMIの3Mを買ったばかり。探してみると、変換アダプタが奇跡のように380円で売っていた。動作にも問題なく、新たなケーブルを買うことなく、端子の異なる2台のタブレットを自在に使い分けられる。

 いろいろやっているうちに妻が戻ってきたが、結果は「胸膜炎(肋膜炎)の前症状」という、よく分からないものだった。レントゲンの再撮影とCTスキャンをやったそうで、治療の必要はないが今後悪化する可能性があるので、定期検査が必要、との診断。
 私同様にやっかいな爆弾をまたひとつ抱えこんだらしい。

2017年9月21日木曜日

タブレットを安全に処分

 液晶ガラスが割れて使えなくなった2台目のタブレットPCを処分することにした。問題はデータ流出の恐れのあるタブレット内の個人情報である。
 PCの場合、Macならシステムディスク等からハードディスク全体にゼロを3度以上書き込むことにより、ほぼ安全な状態にできる。Windowsの場合、この種のソフトがシステムで準備されていないので、機械的にハードディスクを取り出して廃棄してきた。
 タブレットPCを廃棄したことは過去にないが、本体をハンマーで破砕する手段がまずある。しかしこの場合、小型家電リサイクル法で資源を再利用することが困難になる。
 ソフト上からデータを消去することは難しくなく、「設定」→「バックアップとリセット」→「リセット」を選ぶだけ。しかしこれではデータの目次が消えただけで、内部情報は盗まれる危険性がある。

 どうにか安全に処分する方法はないか考えたすえ、やはりタブレットを分解して情報の入ったストレージ(ROM)を強制的に取り出すことにした。


 本体を裏返し、隙間から細いマイナスドライバーを差し込んでこじると、割と簡単に裏蓋は開いた。一番大きて目立つのがリチウム充電池。分解中に電気的なトラブルがあってはいけないので、まずこれを外す。
 テープで止めてあるだけなので、取り外しは簡単。接続ケーブルはハンダ付けされていて、ニッパーで切断した。

赤枠部分がストレージのあった場所

 次にデータが格納されているストレージ(ROM)を探すが、なかなか見つからない。PCは過去に何度も分解しているので、パーツ類のおよその外観や位置は把握しているが、タブレットを分解するのは初。
 それらしきパーツをひとつずつネットで検証し、「29F16B08CAME1」というパーツが目的のストレージであることをようやく突き止める。細いドライバーで周囲をこじると、簡単に外れた。


 バッテリーとストレージ以外のパーツは元に戻し、裏蓋を閉じる。表側の割れたガラスにはガムテープを貼り、注意書きを記載した。

 本体は小型家電リサイクル法に基づき、近くの出張所にある専用ポストに投入。リチウム充電池はヤマダ電機の専用箱へ、ストレージは破砕して燃えないゴミで処分することにした。
 初めてのタブレット処分、かなり手こずったが無事にやれそう。

2017年9月19日火曜日

電子譜面ホルダー全面改良

 2台目のタブレットPCを床にぶつけてガラスを割った際、マイクスタンドに装着するための手製ホルダーも同時に壊れた。
 ライブが連続していたので、応急処置して間に合わせていたが、新しく買ったタブレットに合わせ、ホルダーも全面的に作り直すことにした。

 ホルダーの原型は最初に買ったタブレットを譜面台に載せるために作ったもの。5年前のことだが、当時はイラストボードを背板にし、保持する枠は自宅を建てた際に使った床パネルの一部を加工して使った。
 その後、背板はプラスチックからMDFボードへと移り変わり、装着方法もマイクスタンドに直付けするよう進化した。


 過去の経験から、背板はMDFより固くて粘りもある3ミリ厚ハードボードを使うことにする。廃棄したスピーカーボックスの背板をとってあったので、それを転用。枠材はこれまで同様に床パネルの溝部分を加工して使う。

 1台目のタブレットは今後も予備として使うので、新しいタブレットと両方使えるように寸法を決める必要がある。HDMIケーブルの取り出し口が2台ともほぼ同じなので、そこは作りやすい。
 外は台風の余波で断続的な雷雨が続き、狭い玄関ホールで作業せざるを得なかった。下端のピック置き以外のパーツは全面的に作り直しとなり、ビス止めはより強固な手段に変えたので、加工には思っていたより時間がかかった。
 4時間ほどもかかって、ようやく完成。さっそく試してみたが、細かい部分を微妙に修正したので、4度目にして、過去最高の出来栄えとなった。
 予備タブレットでHDMIケーブルの接続も試したが、うまくやれる。新しいタブレットはmicroHDMI端子なので、注文済みの変換アダプタが到着するまでテストは持ち越しだが、だいだいやれる見通しがついた。

2017年9月18日月曜日

タブレットPC買い換え

 5日前のライブ撤収時に電子譜面搭載のタブレットPCを誤って床にぶつけ、液晶ガラスを割ってしまったことはすでにふれた。画面は点灯するが、タップでの操作を一切受け付けなくなり、もはや使用は不可能だった。
 予備の古いタブレットPCを使い、その後3本のライブは無事に終わらせたが、いつなにが起きるか分からないのが人生なので、何事にもバックアップ態勢は必須。ただちに次なるタブレットPCをアマゾンで発注し、今日それが届いた。
 最初にタブレットPCを買ったのが2012年3月のこと。「Ainol NOVO Aurora」というAndroid4.0搭載機種でIPS液晶が美しく、それなりに使えた。今回活躍したのもこの機種だ。

 譜面を全面的に電子化してから予備の必要性に迫られ、2台目として2014年11月に買ったのがAndroid4.2搭載の「Colorfly E708 Q2」である。このタブレットは処理速度が早く、以後ずっとメインで使ってきた。

無残にガラスが割れたタブレット

 今回急きょ買い換えたのは「iRULU W17」という機種。送料込みで7,890円で、3台の中では最も高性能だが、価格は最も安かった。
(ちなみに3台とも中華Pad、つまりは中国製である)

●●
iRULU W17/32GB/RAM1GB/IPS液晶/Android5.1

 私がタブレットPCの選択基準としている項目は以下の通り。

・7インチ、重量300g程度(コンパクトに使える)
・IPS液晶1280×800(細かい文字も読みやすい)
・マイクロSDカードスロット(PCで編集したpdf画像のやり取り)
・HDMI出力端子(プロジェクターで表示)
・GooglePlayに対応(各種アプリのインストール)
・価格が1万円以内
 価格以外は電子譜面として使うための必須条件だが、全てを満たす機種は案外少なく、今回も2機種しか見つからなかった。ユーザー評価を基準に最終決定したが、唯一計算外だったのがHDMI出力端子。
 これまでの2機種はminiHDMI端子だったが、今回の機種はmicroHDMI端子で互換性がなく、手持ちのケーブルが使えない。変換アダプタを買うなど、対策が必要だ。


 届いた新しいタブレットをさっそくセットアップした。OSがワンランク上がったため、譜面を閲覧するpdfビュアーの動作は非常にスムーズ。
 カタログには未掲載だった外寸が2台目タブレットとほぼ同じで、重さも285gと軽い。マイクスタンドに装着する手製ホルダーも壊れているが、補修は最低限で済みそうだ。

 この3年間の酷使のせいか、前機種は最近タップの反応が極端に悪くなっていたので、いい買い替え時期だったかもしれない。

2017年9月17日日曜日

じわじわ乗った

 市内の町内会敬老会で歌った。断続的に続く9月敬老ライブの5本目。上旬にやった路上ライブを加えると6本目となり、しかも木曜から続く4連続ライブの最終日で、さすがに心身の疲労が溜まっている。
 依頼はネット経由だった。このところ町内会からの依頼が続いているが、役員の年齢層が若くなってPCを操作できる人が増え、ネットで積極的に情報収集をしているらしい。検索にかかりやすいHPで詳細な情報公開をしているので、頼みやすい環境は整っている。

 会場は地域の町内会館だったが、よく呼ばれるデイサービスに行く道沿いにあり、場所は知っていた。11時から始まる懇親会の余興で歌って欲しい、というのが先方の希望だったが、アルコールを伴う宴会の余興は以前から苦手としている。
 開始直後ではなく、食べ物やお酒が一段落した30分後から歌い始めることを提案し、了解を得た。
 11時少し前に到着。控室は2階だったが、タイムロスを短くするべく、機材をセットして備える。11時25分に迎えがやってきて、機材を階下の会場に下ろし、手早く設営して11時30分から歌い始めた。

 場はすっかり盛り上がっていて、完全な宴会モード。1曲目には歓声が湧いたが、以降はノレンに腕押しの反応。後半のリクエストタイムでじょじょに盛り返し、リクエストが止まらなくなる。予定を大幅に超え、1時間15分で21曲を歌った。


《セレクトタイム》
「高校三年生」「少年時代」「人生いろいろ」「埴生の宿」「矢切の渡し」「思い出のグリーングラス」「恋のしずく」「バラが咲いた」「つぐない」

《リクエストタイム》
「積木の部屋」「あずさ2号」「おやじの海」「青春時代」「五番街のマリーへ」「好きですサッポロ」「愛燦燦」「夜霧よ今夜も有難う」「あんたのバラード」「いい日旅立ち」「また逢う日まで」「高校三年生(アンコール)」
 歌い始めて思ったが、開始時間はもう少し遅らせるべきだったかもしれない。参加者は会話や飲食にまだ忙しく、ゆっくり歌を楽しむ気分には至ってなかった。男性の比率が50%以上もあって、進行の難しさに拍車をかけた。

 構成には悩んだが、同じく町内会の集まりだった3日前の介護予防事業のセットに準じた。しかし、内容が女性向けで、おとなしすぎた印象。宴会のBGM程度にはなっていたかもしれないが、共に盛り上がる雰囲気とはとても言えず、1曲終わるごとの拍手もまばら。じっと我慢のライブが続いた。


 叙情系の曲は難しい感じがしたので「星影のワルツ」は飛ばし、「バラが咲いた」はストロークで歌った。このとき時間は11時50分あたり。飲食や会話の一段落した方が、少し耳を傾けてくれるようになる。
 この機を逃してはならじと、予定を早めてリクエストタイムに入ることを進行のMさんに提案。ただちにリクエスト一覧が会場に配られた。状況次第ではMさんにメッセンジャー役をやってもらうことになっていたが、これがなかなかうまく運んだ。

 以降、途切れることなくリクエストが続き、手拍子や共に歌って参加する方も相次ぐ。前半の沈滞ムードを吹き飛ばす勢いだった。
 終了時刻の12時30分を迎えてもリクエストは止まらず、その時点で受けていた2曲をもってお開きとさせていただくことに。
 最後に「また逢う日まで」を全員で賑やかに歌って終わるはずが、場が一向に収まらない。
「もう1曲、みんなで歌える歌をぜひに!」との声が上がる。全く予定になく、場から自然発生した「真のアンコール」である。
 さすがに何を歌うべきか迷ったが、これまた場から「高校三年生」の提案がある。最初に歌っているが、ここは流れに任せるべきだった。サビの部分をハンドマイクを回しつつ、参加者が順に歌うという趣向で、フルコーラスを歌いきった。

「また逢う日まで」を歌ったあたりで、会場からお捻りが届く。先日のケアハウスに続くもので、稀なことが短期間にこうも続くとは驚きだ。
 当初はどうなることかと思ったが、終わってみれば大団円。困ったときに、やはり頼りになるのがリクエストである。

遮光ネットを外す

 外は次第に風が強くなり、時折雨も混じる不穏な空模様。接近する台風の影響であることは明らかで、4連続ライブを無事に終えて心身共に疲れていたが、やはり南の窓外と西のウッドデッキ上に張ってある遮光ネットを取り外すことにした。

 遮光としての役目はすでに終わっていて、例年この時期には外しているが、今年は南側隣地で住宅工事の真っ最中。遮光ネットには視線を切る効果もあるので、妻の希望もあってずっと張ったままだった。
 昨年は台風の襲来を知りながら放置し、大半を強風で破いてしまった苦い経験がある。


 手始めに西側の台所窓に外側から張ったミニサイズの遮光ネットを取り外す。続いてウッドデッキ上の遮光ネットを風下から順に外す。ビスにヒモでしばってあるだけなので、作業は簡単だった。
 続いて南側窓外へと回る。こちらはまず下側で引っ張っているロープの自在金具をゆるめ、次に脚立に上って上部のヒモを外す。同様に簡単に終わった。
 ついでに今年何度目かの枝豆を採取。ウッドデッキにつけてある手製風力計のビスがサビできたので、こちらも交換した。あれこれやって暗くなる。風は弱まる気配がないが、ギリギリで間に合った。

 南側遮光ネットを外したので、居間から工事現場が丸見えになった。工期は11月までだが、暫定的に内側からプチプチ緩衝材をテープで止めた。陽光は通すが、視線は切れる。一時的なものなので、これで充分。