2015年8月8日土曜日

遮光ネット効果を実測

 夏がピークである。札幌では今日あたりから、じょじょに最高気温が下がってくる。お盆をすぎれば秋風が吹き始める。短い北の夏が駆け抜けてゆく。

 昨夏に試験的に使って、かなりの効果を発揮した居間南側窓外の遮光ネット。今年は早めの7/18に設置したが、暑さがピークのいま、今年2月に買った赤外線放射温度計でガラスの表面温度を測って、その具体的な数値を確かめてみることにした。


 遮光ネットを介した1階居間南面ガラス表面の温度は、どのポイントでもほぼ同じで、写真の場合は30.6度を示した。このときの1階室温は28度程度。2階室温は30度程度である。
(2階南面窓外に遮光ネットはない)

 同じ1階南面窓で、居間のすぐ横にある玄関窓の温度を測る。木製格子のある部分は外し、単純なガラス部分の温度を測ると、場所によって1度ほどの違いはあるが、高い部分では36.3度を示した。
 今回の条件下での遮光ネットの効果は最大部分で、36.3−30.6=5.7度、ということになる。赤外線サーモグラフィを使った本格計測ではないので、あくまで目安にすぎないが、温度計の精度自体は高いことが分かっている。


 関東在住の方で、同様の調査をやっている方を見つけたが、窓ガラス面ではなく、ベランダ内の温度計測の場合で「その差10度以上」という、脅威のデータもある。
 遮光ネットの対費用効果、想像以上といえる。今後可能であれば、なんとか2階窓外にも設置する方法を考えてみたい。