2015年8月29日土曜日

排水のボコボコ音対策

 10月上旬なみの肌寒い陽気から、気温がようやく平年なみに戻り、気持よく晴れた。自宅周辺の草刈りのうち、残っていた西半分をやることにする。

 前回草刈りをやった際、台所の汚水桝に破損を発見し、ビール空き缶とコーキング剤で丁寧に補修をしたが、それ以降、台所で一度に大量の水を流すと、トラップに溜まった水がゴボゴボと異音を発するようになった。
 汚水桝の補修によって汚水管内空気の逃げ場がなくなり、水がスムーズに流れなくなったことが原因と思われた。

赤マル部分が通気穴


 実は入居時にも同じ問題が起こり、汚水桝の蓋の一部に通気穴を開けることで解決している。台所部分の汚水桝にはなぜか異音が発生せず、不思議でならなかったが、破損によって開いた穴が結果的に通気口として働いていたらしい。

 我が家の汚水桝は水溜りのあるトラップ枡で、ここに常に水が溜まっていることにより、下水からの臭気や虫などの侵入を食い止める仕組み。
 このトラップ枡の蓋に小さな通気穴を開けてやる。(写真右側赤マル部)今回使ったのは2.8ミリのドリル。あまり大きい穴だと雨水や虫の侵入が怖いので、詰まらない程度の小さめの穴が望ましい。


 写真のトラップ枡は径75だが、左側に隣接する径150の蓋は掃除用である。こちらの蓋に穴を開けても効果はなく、逆に下水臭が漏れる元凶となってしまう。

 雨水や虫の侵入を予防するため、蓋の上には10ミリ厚のタイルを置いた。裏面にはザラつきがあるので、通気には支障がない。
 補修後、台所で大量の水を一気に流してテストしてみたが、不快なゴボゴボ音は消えていた。
 今回の措置はあくまで間に合わせのもので、本来は汚水管に「通気弁」といわれる器具をつけたり、通気口付きの蓋を使うのが正しいやり方。
 蓋に通気口をつける手法は、雨水につかりやすい場所や、土砂が侵入しやすい場所には不向き。我が家では上記の手法で修正し、16年間トラブルは起きてないが、試みる方は各自の判断でお願いします。


《2015.9.3 追記》
 対策を施した1週間後の豪雨時に、タイルと蓋の隙間が狭すぎて水封されてしまう、という問題が発生。豪雨時にはボコボコ音が復活してしまった。
 そこでプラスチック製植木鉢を上からかぶせる方式に改めた。底の穴は内側から別のプラスチック板を、通気に支障ないよう意図的にルーズにくり抜いてビス止め。