2014年10月24日金曜日

DIY代行

 午後一番で息子夫婦の暮らすマンションへ、DIYの出張作業をしに行った。やる作業は多機能キッチンカウンターの搬入&組立てと、トイレの腰壁張りである。
 必要な部材は前夜からヒモでしばり、素早く運搬可能なように梱包ずみ。軽自動車だが、大型家具でもパーツを分ければ、どうにか積める。梱包は全部で5つ、これに2つの工具袋が加わった。


 到着後に妻とお嫁さんとで手分けし、一気に運び込む。(東京で研修中の息子は不在)お茶も飲まずに、ただちに作業にかかったが、最初は多機能カウンターを組み立てることになる。
 時間的にはトイレ腰壁張りのほうが長くかかるが、最初にカウンターを作ってしまえば、空いた時間にお嫁さんが食器や物品類をしまえるので、無駄がない。
 およそ2時間かかって、まずは多機能キッチンカウンターが完成。厳密に採寸して臨んだので、スペースにピッタリおさまった。
 苦労した板のネジレ対策と、XY方向の応力をそれぞれ分担する部材配分もうまくいって、ガタつきやぐらつきは全くなし。寄せ集めの材料で作ったが、会心の仕上がりとなった。

左下にゴミ袋だけセットした状態

 お嫁さん心尽くしの誕生日ケーキでお茶を美味しくいただき、15時50分からトイレの腰壁張りにとりかかった。
 白のカラーベニヤ板を細く切り、両面テープを使って1ミリの目透かしで縦に張ってゆくという、前代未聞の工法。腰壁上端部には、白の幅木を見切り材として同じく両面テープで張るのだ。

 下地となるクロスの上に等間隔で両面テープをまず張り、その後カラーベニヤ板を順に張ってゆく。手間がかかるので、目透かしの間隔はスケールを使わず、勘で張った。
 コンクリート壁の仕上がり面が均一でなく、上と下とで幅が違ったりし、予想外に手こずった。一部両面テープだけでは張れない箇所もあり、やむなくボンドを併用。


 以前にもふれたが、トイレの形状が完全な矩形ではなく、奥に5センチほど狭い部分がある。この処理がかなり面倒。そのほか水道管とペーパーホルダー、コンセントがあり、これをうまく避けながら張るという難しさ。3箇所とも部材を正確に切り取って、見栄え良く処理した。

 縦の板をようやく張り終えたところで、空腹でダウン。時計は20時近い。休みなしで4時間も作業しているので、腰が悲鳴をあげている。ここで夕食休憩とした。
 少し元気が出て、20時半から再開。21時半までにようやく全作業をやり終えた。写真では見えないが、ドア右裏の16センチの見切材を、上下逆に加工して持ち込んでしまい、ひとまず仮止めだけしてきたが、ここはパーツを作り直して後日修正する。

 帰宅は22時を過ぎたが、ひとまず片がついて安堵。「DIY代行」を望んだお嫁さんにも、たいそう喜んでもらった。