2014年10月28日火曜日

ダイソーの竹製まな板

 台所のまな板がいまひとつ決め手に欠ける。松系の板ではすぐにカビが発生し、安価なプラスチック製は軽すぎて頼りない。

 そこで100均のダイソーを探してみた。すると、竹製のまな板という珍しい品がある。260×180で、8ミリほどの厚さ。軽すぎず重すぎず、何より抗菌性のある竹製であるのがよい。
 厳密には竹を薄くそいで接ぎ合わせた集成材のような材料で、狂いは少なそうだ。もうひと回り大きくて厚い200円の品もあったが、小さめのまな板を好むので、100円の品を買った。


 さっそく使ってみた。やや固めだが、これまでのプラスチック製よりは大きく、しかも重いので扱いやすい。量が少なければ、切った材料を隅に置いたまま、別の材料が切れる。
 製品には、「包丁によるキズがつきにくい」「木製まな板のような黒ずみがつかない」「ダイズ油コーティング」とある。洗ったあとの水切れは、木製よりも早い感じがする。

 これまで使っていたフック(ビス)に吊るすよう、端部に穴を開ける気でいたが、ふと思いついてビスに10ミリ長のリングと木片を通して固定してみた。
 右側に突き出たリブにはさんで止めるだけの仕組みだが、けっこうサマになっている。しばらくこれで使ってみたい。



《2014.11.15 追記》
 使い始めて2週間ほど経ったが、使用後に水洗いしたせいか、最初の1週間で短辺部がわずかに変形した。(中央部がそった)しかし、その後じょじょに元に戻り、いまはほぼ平坦に。
 板が薄いので水で濡れた側が膨らみ、変形しやすくなるようだ。使用後は両側を均等に洗い、もし変形がひどい場合は凹んだ側を水で濡らし、水平に置いておくと元に戻る。

 表面には包丁によるキズがわずかについているが、普通の木製まな板に比べると、損傷は少ない印象がする。貼りあわせた竹の剥離は、いまのところ見られない。


《2015.1.27 追記》
 使い始めて3ヶ月が経過。この記事へのアクセスが非常に多いため、途中経過をレポートしたい。

 毎日使っているが、その後板の変形は見られない。包丁によるキズもあまり目立たない。ただ、短辺側は両方とも黒ずんできた。木製まな板と同じ現象で、カビが発生しているようだ。程度はそうひどくない。


 当初は使い終わると繊維方向を上下にして乾燥させていたが、この方法だとどうしても短辺部の乾きが遅く、それが黒ずみの原因になっているように思える。
 最近は繊維方向(短辺側)を横にして斜めに立てかけ、乾燥させている。このほうが水切れが早くて風通しもよく、板の変形が少ない気がしている。



《2015.3.6 追記》
 特に短辺側の小口部分に発生する黒ずみの除去に関し、新しい発見があったので追記したい。
 対象部分を水に濡らして包丁の根元部分でこすってみると、よく落ちる。平らな部分の黒ずみも、同じ手法で除去できた。
 黒ずんできた木製まな板にカンナをかける手法と同じ理屈と思われる。



《2015.11.11 追記》
 購入後1年が経過したので、現在の状況を報告したい。

「繊維方向を横にして乾燥」「黒ずみが発生したら、包丁の根元部でこする」の2点をマメに守ったせいか、大きな状況変化はなく、ごく普通に使えている。
 強いて変化を挙げるなら、全体的に色が薄くなってきたことと、表面に細かいキズがつき始めたこと。しかし、ソリやネジレはほとんどなく、まだまだ普通に使えそうだ。
 半年くらい持てば…、と買った当初は思っていたが、100均商品としては予想外に使える。(今回でひとまず使用レポートを終え、次回は廃棄時に報告します)



《2018.2.22 追記》
 購入後3年4ヶ月を経て、繊維方向に添って真っ二つに割れた。板自体に狂いはなく、まだまだ使えそうだったが、残念。しかし、よくぞ持ってくれた。
 同等品はもはや見当たらず、やむなくポロプロピレン製の抗菌まな板に買い換えた。



《2019.1.16 追記》
 PP製のまな板に変えて1年が過ぎたが、妻の評判があまりよくなく、やはり木のまな板がいいという。100均のキャンドゥに木製まな板があるという情報を得て、さっそく買いに行った。

桐製ミニまな板24cm」240×170×9mm厚
 桐なので抗菌性はある。長持ちすることを期待しよう。