2014年10月5日日曜日

チカチカADゲスト出演

 第7期チカチカパフォーマンス、オーデションの日だった。本来なら1週間前に屋外のアカプラで実施されていたはずが、雨天予報のため(実際は降らなかったが)屋内会場に順延。
 特別枠活動者なので、再来年3月までオーデションは免除されているが、パフォーマンス終了後の審査時間中の場つなぎとして、ゲスト出演を事務局から依頼されていた。

 折しも2枚目のオリジナルCD録音作業の真っ最中。しかも予定が1週間延びたとあって、気持ちの調整が難しかったが、しばらくイベント系の場からは遠ざかっている。ライブ感覚を磨くいい機会だと考えた。


 会場はJR琴似駅そばにある文化施設&劇場コンカリーニョ。近くでは何度もライブをやっているが、この施設に入るのは、今回が初めてだった。
 立派な照明設備と200席ほどの椅子が並んだ会場で、パフォーマンスは舞台のないフラットな空間で繰り広げられている。
 オーデション自体は13時開始だったが、私の出番は17時10分で、会場入りは15時30分ころ。ちょうど後半の始まる直前の休憩時間だった。更新のパフォーマーは多くが顔見知り。そのまま座席でパフォーマンスを見届ける。

 今回からパフォーマンス終了後に、審査員から出演者にむけての質疑時間が設けられ、かなり厳しい質問も飛び交ったりし、これまでよりも一段とハードルが高くなった印象が漠然とした。

楽屋でセルフ撮影

 あっという間に自分の出番がやってきた。開始時間はやや押して、17時20分ころ。持ち時間は15分で、マニアックな内容は避けて、場を退屈させない構成を心がけた。
 他と競合する可能性の少ない洋楽を中心に、4曲歌う。
「ボラーレ」「イエスタディ」「ケ・セラ・セラ」「オー・シャンゼリゼ」

 聴き手の大半が出演者とその関係者で、普段のような通りすがり対象とは異なる独特の雰囲気。しかも、階段状の客席が目の前に「立ちふさがる」感じで、かなりやりにくい部分はあったが、無難に時間内に収めた。
 私のあとにジャグラー・コーヘイさんのステージがあり、18時ころから審査結果発表が始まる。
 今回はパフォーマンス部門で17組、展示部門で2組のエントリーがあったが、無条件合格はパフォーマンス部門で6組、展示部門2組という狭き門。パフォーマンス部門の2組は6ヶ月限定だったり、展示部門にスライドの条件づきだったりした。

 7組エントリーのあった音楽系は、わずか1組のみ合格という厳しい結果。「通りすがりの市民を惹きつけ、楽しませる」という、大道芸の原点ともいえる一点がシビアに審査され、集客や投げ銭に多く見込めないパフォーマーは、相当の実力があってもハネられた印象がする。

 思いがけない特別枠活動者指定により、ひとまずオーデションは免除されているが、もし今回私が審査を受けていたとしたら、あっさり落とされていた可能性が高い。明日は我が身である。
 チカチカパフォーマンスを始めて、丸3年が経過した。ただ漫然とステージ数をこなしていればいい時期は、とうに終わっている。今後の集客にむけて、難しい命題をつきつけられた思いだ。