2014年10月25日土曜日

7期初チカチカはアカプラ

 第7期最初のチカチカパフォーマンスを実施。会場は普段のチカホではなく、先日実証試験に参加した、地上のアカプラ(北3条広場)である。

 札幌国際芸術祭は終わったが、その間全く地下広場が使えなかった反動からか、各広場のスケジュールが詰まっているらしい。そこで同じ街づくり会社が管理しているアカプラが、10月の代替会場に割り当てられたという次第。
「広場の空き時間を有効利用し、オーデション通過のパフォーマーに開放する」というのがチカチカパフォーマンスの基本主旨なので、お金を払って広場を利用する組織が優先されるのは当然であろう。
 

 会場の使える時間帯は10〜13時だったが、前夜は諸作業に追われて、寝たのが明け方3時。8時半に必死で起きて簡単なリハを済ませ、ただちに家を出たが、会場到着は11時を回っていた。
 この日はアクション演劇のわんわんズさんと共演だったが、まだ姿が見えず、ステージは8月の実証試験時に好感触だった、芸術祭参加作品「一石を投じる」の前に設営。この作品、永久保存が決まったそうで、いまだ撤去されていない。
 すぐに歌い始めようとしたが、電子譜面がうまく起動しない。前回も同じ場所で同じ現象が起きたが、電波の悪影響でもあるのだろうか?まさに鬼門である。早々に電子譜面は諦め、持参のA5サイズ予備譜面で歌うことにする。
 この時期にしては温暖な陽気で、雨の気配もない。やや手間取って11時25分から始め、第1ステージでは洋楽を中心に10曲を歌った。(※はオリジナル訳詞)

「サン・トワ・マミー」「パダンパダン」「愛の賛歌」「砂に消えた涙」「花のささやき」「エーデルワイス」「レット・イット・ビー※」「ケ・セラ・セラ」「悲しき願い」「End of the World※」

 通りを往く人々はそれなりにいたが、多くはいまが黄葉が見頃のイチョウ見物。写真撮影に忙しく、歌に関心を示す人は少数で、難しいステージとなった。
 実証試験時にはイチョウの周囲にあるベンチに座ってくつろぎながら聴いてくれる方が多くいたが、今回は座ってる人自体が極めて少ない。


 前夜遅くまでDIY代行作業に励んでいたので疲れは残っていたが、なぜか声はよく出た。こうなれば延々歌い続けようと覚悟を決めた矢先、背後からスピーカー音。駅前通りの真横で、某政党の広報演説が突然始まる。音が重なるとただやかましいだけなので、やむなくライブはいったん中止。
 時計を見ると12時前後だったので、昼食のサンドイッチを食べつつ、時間をつぶす。すると西側から共演のわんわんズ二人組がやってくる。彼らは離れた西側でパフォーマンスをするというので、そのまま待機することにした。
 12時20分ころに、ようやく演説が終わる。ただちに第2ステージを開始。昭和歌謡を中心に、およそ40分で10曲を歌う。(◎は初披露)

「カサブランカ・ダンディ」「ジョニィへの伝言」「池上線」「パープルタウン」「つぐない」「どうぞこのまま」「ブルーライトヨコハマ」「アカシアの雨がやむとき」「瞳はダイヤモンド◎」「ルビーの指輪◎」

 第1ステージよりは幾分聴いてくれる人が増えたが、いずれも滞留時間が短い。この時期にしては温暖とはいえ、肌寒い陽気であることに変わりはなく、長時間歌を楽しむ余裕がないのかもしれない。
 それでも美しいイチョウ並木を見渡しながら歌う気分は得難いものだった。売上げもまずまずで、制限時間ぎりぎりまで歌い続けた。

 前夜遅くまでかかって準備した新オリジナルCDは、残念ながら1枚も売れず。次の機会に期待しよう。この時期に外で歌えたのは初めてのこと。多忙なスケジュールをやり繰りして強行参加したが、まずまず満足のゆく結果だった。