2013年9月11日水曜日

かぶり

 先日のグループホームライブで、2番手に出たエイプリルさんの予定曲と私の歌った曲とに2曲もの重複、つまりはかぶりが出てしまった。
 先方の要望通りに1番手で歌い終えたが、会場の片隅でそれを聞いていたエイプリルさん、かなりあせったらしい。男女2人のフォーク系ユニットで、過去に何度もご一緒しているが、こんなことは初めて。
 今回は私も息子とのユニットで出たので、そのせいもある。具体的には「恋のバカンス」「幸せなら手をたたこう」がかぶった。咄嗟に「故郷」「森のくまさん」に差し換えたというが、もし出番が逆だったら、予備を3曲準備していた私たちが無難に対応できただろう。

 介護施設のお祭りイベントで、フォーク系の弾き語りユニットともなると、たとえ20分6曲の構成でも、重複曲が出てもおかしくない。互いの連絡先は知っているので、事前に調整すべきだったと反省。
 実は同じ施設のクリスマス会で、入居者一同が歌った「北国の春」が、先に歌った私とかぶったことが過去にある。望ましいのは、主催者側が事前に予定曲を打診し、重複を避ける配慮をすることだろう。
 事前調整を怠ると、どのような場でもこうした「かぶり」は発生する可能性がある。「クリスマス会」など、楽曲の範囲が隔たりそうな場は特に要注意だ。
 たとえば楽器演奏と弾き語り、あるいはピアノとギターといったように、演奏形態が異なる場合は、重複も大きな問題とはならない。しかし、今回のように双方が「フォーク系・ギター弾き語りユニット」という似た形態の場合は、重複を避けるのが聴き手に対しても親切だ。

 主催者側に調整を期待することが難しい場合、かぶる可能性の低いマニアックな曲を撰択するか、あるいは、面倒でも事前にこちらから動いて自主調整するしかないかもしれない。