いよいよ話が具体的になったので、先日のツタの撤去作業に引き続き、木壁の全交換作業の下作業を始めることにする。
7年前に自力でやった補修工事の際、パネル材の隙間を埋めた18×45の胴縁材をまず外すことにする。専門用語では「目板」と呼ばれる部材だが、前回施工時にスリムビスで止めているので、電動ドライバーで簡単に外せた。
ビスには多少のサビはあるが、油に浸せば、充分に再利用可能である。
外した胴縁材は一部腐食が進んでいて、再利用は難しいかもしれない。新しく表側に張る材料は18×105のヌキ材を考えているので、使う場所もなさそう。
あたりが薄暗くなってきたので、1/8ほどの処理が終わったところで作業を中止したが、時計を見るとまだ17時半。随分と日が短くなった。
現状の木壁を実際に寸法どりし、傷み具合や工程も考慮して、どれくらいの費用がかかるか、見積もってみた。
窓の上に張ってあるパネル材に傷みはほとんどなく、下地材としてなら、そのまま使えることが判明。傷みが激しいのは、主に地面に近い箇所の木材だ。あれこれ調整の結果、およそ38,000円でやれそうな感じ。外注した場合の10%程度といったところか。
目板とその下のパネル材が重なる部分にツタのツルが食い込んだ箇所は、特に腐食が激しい。雨水や融雪水が停滞するせいだろう。交換後にツタをどう処理するか、慎重に検討しなくてはいけない。
ツタを全面的にやめてしまうことは考えていないので、地面に近い部分の木壁に何らかのカバーをかぶせるとか、ツタが太くならないよう、毎年欠かさず剪定するなど、来年の春までには腹を決める必要がある。まずは壁の張り替えだ。