ライブ続きで疲れは溜まっているが、屋外特設ステージで予定されているイベントの場所と音響を事前に確認する必要がある。実施は10日後だが、晴れているうちに済ませておきたい。
完成して1年余の施設で、定員100名。ちょとしたホテルのような立派な造りに驚く。担当の方とまず特設ステージの場所を確認。写真の正面あたりの玄関出入口と駐車場に挟まれた位置がステージとなる。
高い建物を背にしていて音の返りはまずまずの条件だったが、問題はPAである。事前に調査に出かけた最大の理由が、電話で状況を聞いて不安を抱いたPAの確認だった。これを怠って痛い目に合った経験が過去に数回ある。
ありったけの手持ちPAを持参したが、施設側にあるという無線マイク専用のワイヤレンスアンプを見せてもらうと、明らかに私のPAより出力が大きそうだった。
背面を確かめると、外部入力用の標準ジャックがついている。持参したミキサーの出力端子をつないでみると、普通に音が出た。
念のためギターやマイクも持参したので、普段のライブのようにケーブル類を接続し、ミキサーの音量や先方のPAの数値をいろいろ変えながらテスト。ストローク系とアルペジオ系の歌を実際に歌い、担当の方に当日の客席最後部にあたる場所に立ってもらって、音の届き具合を確認してもらった。
都合10回ほど歌って、ようやく最適値に到達。私のミキサーと先方のアンプ付きスピーカーの組合せで、充分対応可能なことが分かった。ひとまず双方の機器の最適値をメモ。地味な作業だが、このメモ取りを怠ってはなならい。
当日は家族や職員を含めて150名前後の聴き手を想定しているそうで、施設が完成して初めての大イベント。先方も力が入っている。3組出場するパフォーマーのうち、私の出番はほどよい2番目。他はフラダンスと和太鼓で、メリハリの効いたいい組合せである。
雨天の場合は規模を縮小して屋内開催となるが、ここまで準備したので、スッキリ晴れて欲しいものだ。