2012年3月5日月曜日

人生の軟着陸

 仕事の嵐がようやく過ぎ去り、今度は放ったらかしにしてあった青色確定申告書の作成に励む日々である。基本的に金勘定は苦手なので、イヤイヤやっているが、それでも手を動かせば少しずつでも仕上がってゆくものだ。このあたりの仕組みは家の中の片づけに少し似ているかもしれない。
 経費台帳と売掛台帳の入力と転記はようやく終わり、昨日から決算書の作成に取り掛かった。決算書のデータは大半が経費台帳と売掛台帳でまとめたものを使う。作業はそう難しくない。

 とはいえ、机上は写真のようにごった返している。深夜までに決算書のまとめと確定申告書の下書きが終わって、ようやく先が見えた。ヤレヤレである。


 今年は開業29年目にして初めて決算が赤字計上となった。つまり、収入よりも使った経費が多いということ。一般的に経費は収入に応じて増えるものだが、収入に無関係に必要となる経費があるので、事業を続けている以上、ある一定の額はどうしても必要になる。
 代表的な例が住宅や車の減価償却費。支払いは終えていても、購入時の額を決まった割合で経費として計上するので、毎年一定額が発生する。昨年は車の車検もあったので、こちらも事業使用分を経費として計上した。

 事業の先行きはほぼ見えている感じもして、今後はいかにして軟着陸させるかが自分の中での焦点である。事業運営、年金収入、生きがいとしての社会参画、そして趣味活動、そんな雑多なもののバランスをとりつつ生きてゆく年齢である。