2012年3月25日日曜日

冬の終わりのライブ

 昨夜は明け方4時まで中華Padをいじり回していた。いろいろなアイデアが浮かんでくるが、今日はひとまず最大の懸案事項である電子譜面の構築作業を進めた。
 昨日までに既存のデータベースファイルの修正方針が決まったので、今日は残りの曲に50音順データを入力。作業のなかで不要と思われる10曲ほどを削り、結果として642曲が残った。

 全曲を50音順に並べ替え、pdfとして保存してみたら、ちょうど3M。これを4GのmicroSDカードに転送してから中華Padに装着。さっそく閲覧してみたが、ひとつ問題が起きた。
 指でタッチしつつ曲を送る作業は簡単だが、さすがに642曲もあると最後のほうにたどり着くにはかなりの時間がかかる。pdfビュアーで一気にうしろの頁に飛ぶ方法はいまのところ見つかっていない。
(テキスト検索機能はあるが、pdfファイルが画像形式なので使えず、頁指定ジャンプもアンドロイド版では使えない)

 指で送って短時間に飛べる限度は150頁くらいが限度なので、ファイルを5分割し、すべてを150頁以下にする方法がまずある。あとは強制的に「あ」~「わ」までのテキスト見出しを先頭の1曲だけに追加してしまうこと。こうすれば検索機能がざっくりとだが使える。
 どちらが今後の曲の増加にも容易に対応できて検索しやすいのか、しばらく悩んでみる。


 実はこの日は馴染みの居酒屋ライブハウスの定例ライブ「MJ」に参加することになっていた。中華Padには他にも解決すべき課題が多くあり、あれこれ作業しているうち、出かける時間がぎりぎりになってしまった。
 車が修理中で代車がないので、何年ぶりかでJRと地下鉄を乗り継いで向かうが、豪雪のせいで自転車は雪に埋もれたまま。駅までギターを背負って歩いて行かねばならない。いつもより30分以上早く出る必要がある。
 久しぶりに地下鉄で行ったので、一駅手前で降りてしまい、天中殺続きなので転ばぬように用心しつつ、凍てつく道をトボトボまた歩いた。
_最終電車の関係で23時過ぎには店を出なくてはならない。車でないときはここが最も不便で、ライブの最後を見届けられないこともしばしば。酒を犠牲にしても融通のきく車に切り換えた最大の理由がこれだった。
 事前に事情をメールしてあったので、この日の順番は12組中の2番。不動のオープニングアクトを務めるマスターの次である。曲は松山千春の「青春2」とオリジナルの「歌街だより」。
 松山千春は直近のチカチカパフォーマンスで最初に歌った「季節の中で」が好評だったのに気を良くしての選曲。メンバーには千春ファンが多いが、「いつか私も歌いますから」と、かねてから伝えてあった。
 オリジナル曲はお店の開店10周年記念にあわせて作ったアニバーサリーソングで、我が家の新築10周年記念に作った「風街だより」が原曲である。曲は同じだが、歌詞をマスターの目線で全面的に書きなおした。

 4日前の地域中高年対象のライブでの失敗と、直後の車の事故とが重なり、このところ歌のモチベーションがめっきり下がっていた。毎日の練習でも声に響きやツヤがなく、高音部もしばしばかすれる。週初めの暖房ボイラ故障による寒さもダメージになっているのかもしれない。
 出かける前に調整はしたので、キーはいつも通りで歌った。幸いにかすれや途切れはなかったが、歌詞の一部を間違えたり、アルペジオが一部怪しかったりした。しかし、全体としては無難にまとめた。今回が上昇のきっかけになればと思う。
 長い冬に終わりを告げ、新しい明日に向かってまた歩き始めるライブ、といった感じだった。