(読者に中年女性もかなりいるらしい)
お話しは1ヶ月ほど前にいただいたが、その第1回目のエッセイが掲載された号の発売日が今日。掲載誌はすでに前日送られてきたが、投稿以外で自分の文章が活字になるのは久しぶりのこと。損得ぬきでコツコツとやっていれば、いつかどこかで誰かの目に止まるものなのだなと、感慨深いものがある。
連載のタイトルは「Oh!昭和レトロ」というもの。おや?どこかで聞いたような…、と思われた方は私のサイトを相当深く読んでおられる。実はホームページを立ち上げた当初のころ、読み物の目玉として掲載した「Oh! Retro」がそのルーツである。
その記事が出版社の方の目にとまり、今回の連載につながった。電話をいただいたその日にたまたま札幌駅地下方向空間でのストリートライブがあり、わずか1時間後に担当の方とお会いして概要が決まった。音楽好きな方で、ライブにもずっと立ち会ってくださった。偶然がいくつも重なっている。縁があるのだな、と思った。
「むかし懐かしあんなものに光をあて、そこから病める現代を癒すヒントを模索してゆこう」というのがこのエッセイのねらい。当初のHP連載でも人気が高く、多方面から感想メールをいただいている。
「三丁目の夕日」のヒットに代表されるように、世はまさに昭和ブーム。歌でもそんな動きを強く感じる。混沌の世だからこそ、ちょっとだけ昔の昭和時代に生きるヒントが隠されているのかもしれない…。そんな切り口で書き綴ってみたい。
今月号(vol.41)のタイトルは「噴水ジュース自販機」。初回はHP掲載の内容を大幅リライトして臨んだが、素晴らしいイラストと美しいレイアウトで別作品のように蘇った。次回以降は新作を続々投入の予定。機会があれば、ぜひ目を通してください。(680円)