2012年3月26日月曜日

電子譜面に進展

 電子譜面に関し、大きな進展があった。「pdfビュアーで頁を早送りする方法が見つからない」と昨日書いたが、今日いろいろ試すうちに偶然見つけました!いわゆる「ヘルプ」というものをあまり見ずにソフトをいじるタチなもので、知らずに過ごすこともたまにある。

 さらには、あるフィールドのデータではちゃんとテキストが検索できることも判明。曲のタイトル欄ではないが、ここに曲名の一部などを入れておけば、検索も可能である。
 ただ、全640曲の検索には多少の時間がかかるので、普通に頁を送りながら探すほうが早いかもしれない。


 いよいよ電子譜面が実戦で使えそうな気配になってきたので、譜面台に載せる中華Padホルダーを作ることにした。現段階では現状のマイクスタンド一体型譜面台の便利さは捨てがたいので、ひとまず譜面台の上に中華Padを載せて使うことに決めたが、位置が下すぎてマイクに一部が隠れがち。そこでやや上の位置に保持させつつ、中華Padの保護もかねたホルダーを作ろうというのだ。
 材料は写真の通り。不要になった1.5ミリ厚のイラストボードをA4サイズに切り、床材用の松パネル端部の溝部分を加工して支持枠にする。中華Padにふれる部分には緩衝材としてフェルトを貼る。
 ボードは表面の白だとまぶしいので、あえて色つきの裏面を使った。極力軽くしたいので、木材と紙の端材のみを使用。ホワイトボンドで接着し、さらに裏から細いガラス釘で固定。枠の寸法は現物をあてながらぴったり合わせた。

 割と簡単に完成。中華Padのスィッチは上にあるので、差し込んでも支障なく操作できる。さっそく夕方の定例練習で使ってみたが、なかなか使える。重さはホルダーが100gで本体が300g。合計で400gで、楽譜100枚をクリアフォルダーに入れて運ぶと約500g。まあ、比べても許せる重さだ。


 歌の途中でスリープしてはならないので、まずその設定を解除。全曲の入ったファイルを表示させ、覚えたての頁送りを使って早速目的の曲を表示させてみた。
 頁送り機能には操作中に小さなサムネイル画像が出るので、割に見つけやすい。測ってみたら1曲30秒くらいで表示できた。この時間であれば、不意のリクエストにも充分対応可能である。
 実際のライブでは予定曲と予備曲を30曲くらいのファイルに順にまとめ、予め入れておけば探す手間はない。事前の準備としては全曲の入ったファイルとライブ用に編集したファイルの2つだけあればよいことになる。

 実際に歌ってみると、さすがに文字は印刷物よりも小さいが、パソコン用のメガネでも普通に歌える。ライブでは運転用の度が強いメガネを使うので、何ら問題ない。
 試しに部屋の電灯を消してみたが、これまた問題なく歌える。つまりは、譜面台ライトも必要ないことになる。太陽光の下ではどうなるのか、これも試す必要がある。
_ネットで調べてみたら、iPad専用の電子譜面ソフトはすでに存在して、主にクラシック系の人がぼちぼち使っている。センサーを使って弾きながら頁めくりをしたりしている。時代の流れとしては当然そうなる。
 私は単なるギター弾き語りで、譜面といっても歌詞とコード譜のみ。1曲が1頁に収まるので、体勢としてはかなりシンプルである。

 いまのところ楽譜に直接書込みができないので、細かい修正をするたびにファイルの差し替えをする必要はあるが、プリンタでいちいち印刷する手間よりもはるかに簡単で、しかも安上がり。早ければ来月にでも実戦で試す。