2012年2月29日水曜日

3Dテディベアー

 春のような陽気のなか、終日仕事の修正作業に励む。月曜に提出した物件が住宅メーカーのチェックで、「著作権、肖像権にふれるような添景は一切使わないこと」とあり、当初ダミーで入れてあったネット上の画像はすべて削除した。
 自分で撮影した手持ちの100円均グッズだけは残したが、一晩寝たら気が変わり、この際全ての添景を自分で作ってしまうことにした。

 昨夜あちこち調べてみたところ、使えそうなぬいぐるみの3D-CGデータを英語のサイトに発見する。カード決済で買えるが、最低でも2,000円は下らない。それだけの価値はあるものだが、以前に遊びでカエルの3Dキャラクターを作ったことがあり、(この程度なら自分で作れそう…)と思ってしまった。


 作るのはオーソドックスなクマのぬいぐるみ、つまりはテディベアーだ。以前の記憶をたどりつつ、球形の頭部を半分に切って一部を卵形に変形。同じ要領で胴体を作る。その後円筒を変形させながら腕や足、目玉を作った。マンガのデッサンと同じで、人や動物は基本的に球と円筒、円錐で構成可能である。
 大切な毛皮の表現は、以前に毛足の長いカーペットで使った画像の色や毛足を調整し、貼りつけてみたらなかなかいい感じになった。

 色やサイズ、手足の組み方を変えつつ二体作成。やってみたら、案外簡単にできた。木工を中心とするDIYと同じで、ヤル気さえあればたいていのことは自分でやれる。
 その後、汽車レールセットも自作。積み木セットと木製機関車は昨日作ってあったので、子供部屋の添景としては充分過ぎるほどだ。
 修正の終えた画像を一日早く夕方に納品。一時は頭を抱えたが、またひとつ自分のスキルが向上した。

2012年2月28日火曜日

小樽デイサービス誕生会

 平日だが、札幌の北隣にある小樽のデイサービス・誕生会で歌ってきた。ネット経由で知ったのですがと打診されたのは、仕事に追われていたわずか1週間ほど前のこと。しかし、予定ではほぼ山を越えているはずだったので、ありがたくお受けした。

 施設にもよるが、デイサービスは平日にイベントを実施することが多い。宿泊を伴わない施設なので、必然的にそうなる。これまで平日の弾き語り活動は控えてきたが、昨年あたりからケースバイケースで応じている。
 仕事が以前ほど忙しくないこと。札幌駅地下歩行空間でのストリートライブの大半が、平日午後にやらざるを得ない事情であることなどから、もはや週末や休日に限定した活動にこだわる意味はなくなっている。
 最近は「○日午後1~3時は街作り活動のイベントに参加しますので、電話対応が難しくなります」などと、率直に取引先にも連絡することにしている。今回も納めた仕事の修正が入る可能性があったので、電話やメール対応が難しくなる時間帯を事前にメールしておいた。


 今日の施設は距離的にはかなり遠いが、幸いなことに札幌の北端にある我が家からは都心を避けてバイパスが通っていて、市内よりも早く着けるほどだ。
 事前にグーグルのストリートビューで入念に下調べをしていったので、迷うこともなく、40分足らずで先方に着いた。

 開始は13時半からで、20分の余裕がある。機材をセットしたあと、最初に歌う誕生日の歌やシングアウトで歌う「青い山脈」の歌詞の打合せをする。
 予定より5分早く開始。初めての施設なので歌の嗜好がつかめなかったが、およそ40分で以下の12曲を歌った。

「お誕生日のうた」~「北国の春」「宗谷岬」「北の旅人」「かなりや」「仰げば尊し」「花(滝廉太郎)」「知床旅情(リクエスト)」「聖母たちのララバイ」「真室川音頭」「青い山脈」~「宗谷岬(アンコール)」
 聴き手は10人で、そのほかに職員さんが3人。男性は一人だけだった。古い民家を改造したこじんまりとした施設である。狭い場だと事前に聞いていたので、セットや撤収が素早く済む乾電池式のPAを使った。
 最初の数曲は手応えがいまひとつで、聴き手との距離が遠い印象だったが、「花」あたりからようやく聴き手の表情が生き生きし始め、一緒に口ずさむ方もでてきた。

 場が一気に盛り上がったのは、直前に職員さんから渡されたリクエストの「知床旅情」を歌ってから。「もし余裕があれば…」とのことだったが、本当はここに「釜山港へ帰れ」を予定していたが、ちょっと暗すぎる感じがして咄嗟の判断で差し替えた。
 1年近く歌ってなかったが、念のため準備した100曲分ほどの譜面がここで活きた。場をつかむのがやや遅かったが、ひとまずよしとしよう。


「聖母たちのララバイ」を歌い終えると、前列にいた方数人が、「この人の歌はなんだか涙がでるね」と、しきりに顔をぬぐっている。
 この曲は非常に強いということは先日のストリートライブで実証済み。そんな結果を予想し、直後には明るく手拍子で歌える「真室川音頭」を配置したが、これは正解だった。施設系ライブはやはり楽しく終わるべきだと、長い活動のなかで学んだ。
「青い山脈」を全員でシングアウトし終えると、みなさんが口々に賞賛してくださった。聴き手のなかに宗谷岬近くで生まれ育ったという方がいらして、「宗谷岬」の歌は素晴らしかった。情景が目の前に広がるようでしたと目を輝かせる。
 ぜひもう一度聴かせてくださいというので、最初には飛ばした2番の歌詞を今度は入れ、アンコールとして歌った。最後のMCで、16歳のときの単独自転車放浪旅行のこと、その行き先が宗谷岬であったこと、この歌を歌うとその青春の魂がまざまざと蘇ってくることなどを話した。

 この日はストリートライブで手応えのあった「いまが旬」の歌を重点的に歌うつもりで臨んだが、ほぼ思い通りに運んだ。帰宅後はすぐに仕事に追われたが、「平日の仕事の合間に、妻のサポートなしで弾き語り活動をする」という手法を、またひとつ積み重ねることができた。

2012年2月27日月曜日

よく観るテレビ番組

 妻がもっぱら使っていた長いケーブルのイヤホンが壊れた。ジャックの接触不良で修理不可能。いつ買ったのか分からないほど古く、100円ショップで見繕ったら立派なステレオイヤホンがある。
 ケーブル長は1Mと3M。その中間あたりが欲しかったが、探しても見当たらない。やむなく3Mを買った。

 妻が使うのは仕事が休みの午前中。録画してあった韓ドラなどを観る際、音が大きいと寝ている私が起きてしまうのを気遣ってのことだ。居間の西に置いてあるベンチに寝そべってテレビを観るので、長いイヤホンが必要だ。
 私が一緒に早く起きてしまえばよいのだが、毎晩明け方3時4時まで何かしらやっているヤクザな身なので、午前中はほぼ死んでいる。


 そのイヤホン、100円ショップの割にはなかなかよく聞こえる。最近は私もたまに借りている。夕食後に観る番組の意見が合わないとき、二画面モードにして主画面とスピーカー音は妻に譲り、小さくした副画面は私がイヤホンで聞く。
 ちょっとした操作で、ひとつのテレビで全く別の番組を別音声で聞く方法を最近見つけた。夜10時から未明で同様の事態が発生した場合、私が見たい番組を2階の小型テレビで観る。
 こうして生で観る番組は実はあまりなく、多くは録画しておいて仕事の合間や妻が寝た深夜に階下の大型テレビで見る。
 興味を持った番組はたいてい毎週予約をしてあって、そのリストはおよそ以下の通り。

コズミックフロント》NHK-BS
 宇宙ドキュメンタリー。宇宙ファンとしては見逃せぬ。
タモリ倶楽部》テレビ朝日
 流浪する思いつきバラエティ。
イタリアの小さな村》BS日テレ
 市井の村人のささやかな人生に光をあてるドキュメンタリー。
夢の扉》TBS
 あらゆるジャンルで未来への夢に向けて尽力する人を追うドキュメンタリー。
デザインあ》NHK-Eテレ
 デザイン的思考を育てる15分番組。いろいろなデザイン的ヒントが転がっている。
額縁をくぐって物語の中へ》NHK-BS
 名画の中にレポーターが飛び込み、登場人物に取材するという奇想天外な番組。
志村軒》フジテレビ
 ドタバタ系バラエティ。ストレス発散に最適。優香も好きだし。(^Θ^)
野田ともうします。》NHK-Eテレ
 人気漫画を実写ドラマ化した5分番組。そのユルさがなんとも言えず…。
探偵!ナイトスクープ》朝日放送
 ほのぼのしつつ、時に涙が止まらなくなるという不思議な番組。
小京都・香り紀行》BS-TBS
 清涼感漂う紀行番組。観るだけで癒される。うるさいレポーターがいないのにも好感。
祝女》NHK総合
 女の本音をユーモアたっぷりに描く、ちょっと怖い番組。
ブギウギ専務》STV
 ローカルなバラエティ番組。目下「ブギウギ奥の細道」敢行中。上杉専務のキャラが楽しく、目が離せない。
ノブナガ》CBC
 名古屋を中心にしたバラエティ番組。後半のロケコーナーだけ見ている。ゴールまでの果てしなき道のりは人生に通ずる。
 こうしてまとめてみると大半がドキュメンターとバラエティである。ドラマや音楽番組は、あまり観る気がしない。
「書斎の本棚で人となりが分かる」とよく言われ、写真撮影を極端に嫌う文人がいると聞くが、いまは観るテレビ番組やネットのブックマークでその人のおよその趣味嗜好、生き方が推し量れると思う。見られて困るものなど何もないので、堂々と晒しますが。

2012年2月26日日曜日

仕事の隙間

 仕事がだいたい峠を越したので、午後から母の暮らす施設を見舞いがてら、その足でカエルヤ珈琲店にゆき、今日が最終展示日の2月ガリ箱アート展を見る。
 16世紀の画家フリューゲルの「農家の婚礼」の世界をカエルのぬいぐるみで表現したもので、オーナーのお姉さんである画家フクシユキコさんの作品。細部にこだわった作品で色のバランスもよく、力作である。時間のわずかな隙間をぬって出向いたかいがあった。


 家に戻って明日納品する分の仕事の最終仕上げをする。同時に明後日が締切の別の図面修正もやる。こちらは手強いので、今晩中の完成は無理かもしれない。
 同じく明後日午後に実施予定のディサービスライブの準備もする。あれこれ忙しいのである。歌の構成は決まったが、アンコールに何が飛び出すか分からないので、一通り準備することにした。電子譜面に使える中華Padの到着が待ち遠しいが、しばしの辛抱だ。

 今回の会場は狭いと聞いているので、ストリートライブで使っている乾電池式PAを使おうと思う。軽くてフットワークがよく、リバーブも内蔵されている。もし問題なければ、小さい会場は今後全てこれでやることも考えている。
「キタチカ」でのストリートライブは、自分のライブの有り様や方向性全体をじわじわと変えつつある。

2012年2月24日金曜日

2台のキーボード

 仕事が大きな山を越えたようだ。手慣れた仕事はやはりスピードが違う。明日中にだいたいの目星はつきそうな感じ。
 今回の3D-CGの仕事は最近Mac-miniに導入したWidowsバーチャルソフト「Virtual Box」を初めて本格的に使ってやった。一部のキー配列が違うこと以外は何も問題なく作業できた。画像計算はむしろ古い本家Widows機より速く、本家マシンでは定期的にある作業中のフリーズが皆無。これも最新Mac-miniの恩恵か。


 しかし、どうもマウスとキーボードの操作がしっくりこない。ふと思いつき、普段Widows機で使っているマウスとキーボードにそっくり換えてみた。本来はWidows専用だが、Mac-miniの場合はOSの垣根を越えて簡単に認識してくれる。

 するとやはり感覚がぴったり合う。おそらくいつも操作している3D-CGソフトとの相性がいいのだろう。ところが普段はマックでやるレタッチソフトや2D-CGソフトを同じキーボードでやると、今度はこちらがしっくりこない。
 やむなく、机上に2台のキーボードを並べて両方を接続し、用途に応じて使い分けることにした。テキストは圧倒的にマック用キーボードが打ちやすい。Widows用キーボードにはケーブルがないので、こんなときでも邪魔にならない。
_先日注文したばかりのタブレットPC「中華Pad」に関し、日本代理店から入荷が1ヶ月延びるとの連絡があった。中国全体が部品不足に陥っているとの説明で、毎日少数しか入荷せず、いま送付しているのは1月中旬の予約分とか。
 最終的に「入荷見通したたず」の可能性もゼロではなく、明日以降状況を定期的にメール連絡してくれるそうだ。

 そもそも買おうと思い立ったのが2月中旬で、検討に時間がかかり、予約も遅れた。ストリートライブ用の乾電池式PAを昨年買った際も数週間待たされたが、このときは予定より早く入荷した経緯がある。
 今回もひたすら待ったほうが得策と思えるが、スマホやタブレットPCのニーズは根強いものがあると悟った次第。

2012年2月21日火曜日

中華Pad決定

 いろいろ調べたすえ、ここらが潮時と「中華Pad」(中国製アンドロイド・タブレットPC)の機種を決め、ネット通販で買うことにした。といっても、対象商品は目下在庫ゼロで、入荷待ちの状態。
 予約したのは最新型の人気商品で、中国の旧正月休暇がぶつかったという巡り合わせである。まあ、待てばそのうち届く。およその仕様は以下の通り。

・OS/Android4.0
・CPU/Core-A10、1.2GHz
・メモリ/DDR3、1GB
・画面サイズ/7インチ
・解像度/1024x600、IPS液晶静電式タッチパネル
・Wi-Fi/802.11 b/g/n
・ストレージ(HD)/8GB
・バッテリー/3700mAh(連続駆動7時間)iPad2の60%程度。
・microSDカードスロット(32GBまで対応)
 ざっとこんな感じで、あのiPadと比べても遜色ない最新性能だが、ちょっと興味のあったGPS機能やBluetooth機能はついていない。価格がiPadの1/3だから、さすがに何かは犠牲になる。そうはいっても、ついこの前まで使っていたeMacに匹敵する数値が並んでいる。恐るべし。
 中国直輸入は結局断念し、アフターサービスの行き届いている日本の代理店を利用することにした。中国製なので、製品のバラつきに一抹の不安もある。ユーザー評価の高いショップなので、現時点では最良の選択か。

_価格は送料や代引手数料こみで15,500円となった。なぜかカード決済は選択できず、北海道は送料無料の対象外だった。
 今後必要に応じ、Wi-Fiポケットルータ、キーボード、USBハブなどを順に買い足す予定。使ってみないと分からないが、不要な機器もあるかもしれない。(特にキーボドとUSBハブ)
 ともかく、これでようやく落ち着いて他の業務に取り掛かれる。

2012年2月19日日曜日

中華Padに悩む

 譜面の電子閲覧とMac-mini携行型用モニタの両方を兼ねたタブレットPCを検討中だが、実は絞り込んだ機種は中国製、つまりは中華Padである。かのアップル製iPadに酷似しているが、とにかく価格が安い。直販だと12,000円でお釣りがくる。
 性能的にはiPadよりやや劣るが画面解像度は遜色なく、何よりiPadより小さくて軽い。SDカードを外付けHDのように自在に使えるのも魅力。PCはずっとマックを使っているが、タブレットPCに関しては特にマックにこだわる気はなく、あくまで自分の生活スタイルに合うか否かが選択基準である。生き方、臨機応変。

 ターゲットの機種はアマゾンだと17,200円。日本の代理店で送料こみで14,800円のところを見つけたが、あいにく品切れ。中国にある直販ネットショップが最安値で、買うかどうかしばし悩んだが、初期不良時の対応や購入時のセキュリティ面で一抹の不安があり、現時点ではまだ買っていない。
 ネット接続を契約せずとも、マックとUSBケーブルでつなぐかSDカードを経由してやれば、必要なソフト類はインストールできるらしいことが分かった。次のストリートライブまでには少し間があるので、しばし悩む。
_チカチカパフォーマンスの日程に関し、あまりに問合せが多いので、HPのトップに最新情報を常設することにした。日々更新されるブログでの告知は難しく、定点情報置場としてはやはりHPが最適。
 といいつつ、現時点では次回の予定は未定である。「広場の空き時間を使って街づくり活動に参画する」というのがチカチカパフォーマンスのコンセプトなので、こちらの都合で活動日や場所が決められるわけではない。そこが活動面で難しいところ。
 活動日は前月末に事務局から連絡がくるが、こちらの仕事等のスケジュール都合もあって、実際にエントリーするのは1週間ほど前になってからが多い。他のパフォーマーの事情も似たようなもので、前日になって急きょエントリーする例も少なくない。他の仕事をやりながら活動を続けるのは、そう簡単なことではない。

 とはいえ、他の場にはない独特の魅力があることに変わりはない。閉じた場ではないので、無限の広がりと可能性がある。そこが大きな違い。
 次回は3月上旬に実施予定。順番からして構成はフォークとJ-POPのパターン。すでに日々の練習は始めていて、季節に合わせた新曲も数曲歌う。楽しみは広がり、そして続く。

2012年2月18日土曜日

タブレットPC導入を模索

 譜面を効率よく携帯、検索、閲覧する手法に関し、あれこれ試行錯誤。半年間音沙汰がなかった首都圏の得意先から思い出したように仕事の依頼があり、これがありがたいことにかなりの量。やるべきことは多々あるのだが、いったん燃えた頭は簡単には冷えそうにない。

 電子譜面と併行し、レトロな手法である印刷形式の譜面も再検討してみた。8年前に弾き語り活動を本格再開して以来、ずっと譜面はA4横タイプを使っている。すでに650曲余のデータ蓄積があり、この形式を簡単には変えられない。
 しかし、50%に縮小印刷することは可能で、そうするとA4横サイズに4曲が同時に入ることになる。


 50%縮小では文字が小さすぎて判別不能では?と思ったが、試しに4曲だけテストファイルを作っていつもの条件下で歌ってみたら、まずまず問題なく使える。
 数えてみたら、前回のライブでは予備曲を含め、A4版30枚の譜面を持参していた。仮に200曲分をレイアウトして縮小印刷するとA4版50枚となり、フォルダこみの厚みが6ミリで、約300g。タブレットPCと似たようなものだ。
 コスト的にもこちらが有利だが、データの追加や差し替えが面倒で、650曲を200曲に絞り込む作業も難しそうだ。
_一方、別途検討中のタブレットPCによる閲覧、検索方式は、前回書いた安い製品では能力が劣り、100頁以上のデータを入れるとフリーズすることがある、との新情報を得た。スムーズな検索をするには、ある程度の能力が必要らしい。
 調べるうち、Mac-miniのモニタとしても使えそうなタブレットPCがあるらしいことに気づく。投資が1台だけで済み、コスト面でかなり有利になる。中国製でiPadに近い能力の安価なタブレットPCを見つけたが、本当にやれるのかどうか、もう少し調べる必要がある。

 携帯型タブレットなど本気で検討するとは夢にも思ってなかったが、弾き語りライブやMac-miniに関わるとなると、話は別。今日は買物がてら、近くのヤマダ電機にいって初めてタブレットPCなるものを触ってみた。
 想像以上に薄くて軽く、そして画面が美しい。ネット接続は基本的にせず、上記のような変則的な使い方であれば、コストは初期投資分だけで済む。だんだん煮詰まってきた。

2012年2月17日金曜日

電子譜面の時期到来か

 かってないほどの手応えを感じた昨日のチカチカでのストリートライブ、それでも反省点はちゃんとあって、今後のために修正できるものはすぐに修正すべきで、それなくして前進はない。

 まずは案内板をかねた譜面隠しの再検討である。以前にライブを見届けてくれた音楽関係の知人であるKさんのアドバイスにより、当初の2倍以上のA3サイズにしてからは遠くからでも見やすくなり、聴き手の反応もよくなった。
 今回修正したのは、「無料ライブです」とのただし書きを赤文字で追加したこと。最近のライブで聴き手からライブのお金に関する問い合わせや申し出が多くあり、自分の基本的な考えをはっきり明示すべきと考えた。
 主たるターゲットが中高年者であり、「空缶や蓋を空けたギターケースを足元に置いてない場合は無料」というストリートライブの慣例を、よく理解していないケースが多いように思える。


 実はこの修正案、昨日のライブを見届けてくれた出版社のAさんのアドバイスである。Aさんは娘のような年代の方だが、聴き手としての感覚は仕事柄鋭いと感じた。
 先のKさんや前回ライブでアドバイスをいただいたNさんなど、聴き手としての見方は大変貴重で、歌い手としては我を通すばかりでなく、その声に素直に耳を傾けるべきだろう。

 案内板ではもうひとつ修正した箇所があって、一番下にその日のリストを記したカードを吊り下げることにした。現時点では3パターンのセットを準備してあるが、たとえば洋楽系の日には他のジャンルの歌はあまり歌う気はないので、その日のメニューを聴き手に明示するべきと考えた。
_昨日のレポにも記したが、予期せぬリクエストに円滑に応えるべく、定番曲の譜面だけを小さめに印刷し、常時持ち歩こうかと検討中。リクエストが出る曲には一定のパターンがあるように思える。
 これまで私がもらった例では、「神田川」「白い冬」「夢一夜」「白いブランコ」「精霊流し」「青葉城恋唄」「サボテンの花」「知床旅情」「いとしのエリー」「五月のバラ」「祈り」「モルダウ」等々。さすがに女性歌手はなく、井上陽水や吉田拓郎等の大御所がないのも不思議。「懐かしのフォーク全集」などに含まれる曲をすべて準備する手もあるが、そうなると軽く100曲は越える。

 流しのギター弾きではないので、全く応えられないリクエストもあるが、手持ちのデータベースソフトで記録保存している650曲ほどの譜面を電子化し、電子譜面として常時持ち歩くことができたら、問題は一挙に解決するだろう。
 譜面をpdfデータに変換し、市販のタブレットPCに放り込んでやればできそうな感じがする。調べた範囲では、アンドロイドという製品が7千円強で入手可能。32GまでのSDカードが使えて、pdfを読み、そしてデータ検索もできるソフトがPC経由で無料で手に入る。現時点で全譜面をpdf化しても1.5Gなので、能力としては充分だ。
 大きさは195×127×14厚、300gで薄い本程度。既存のライブ用バックにすっぽり収まるし、譜面台にも軽く載る。以前にも検討したことがあったが、Mac-miniの携行化作戦も同時進行しているので、悩ましい。楽しき悩みではあるのだが。

2012年2月16日木曜日

進むべき歌の道

 例によって突然だが、札幌駅地下歩行空間にて通算8度目のストリートライブ(チカチカ☆パフォーマンス)を敢行。あえて「敢行」と書いたのは、先週同じ空間でやったばかりのライブがいまひとつ消化不良で、自分で納得がいかなかったこと。私の場合、わずか1週間後に同じ場でライブを仕掛けることなど、普通はしない。
 前回の何が悪かったのか、場所や時間だけを変更し、歌うセットはほとんど変えずに再挑戦してみようと思った。

 前回のライブを見届けてくれた知人の意見も参考に、場所は一度しか歌っていないが背景色が穏やかなグレーの壁でアナウンス音も比較的静かな北大通広場。時間はターゲット世代である中高年が落ち着いて聴ける平日午後早めの時間帯を選択した。


 この日は市内の出版社の方が立ち会ってくださった。別の打合せで初めて会う方だったが、たまたまこの日都心で歌うことを知り、せっかくなのでライブを見届けがてら打合せも済ませてしまおう、ということだった。
 14時20分くらいからライブ開始。1週間前とほぼ同じセットだったが、少し曲数を減らし、およそ55分の休憩なしで以下の19曲を歌った。写真撮影は準備中に現れた出版社のAさんにお願いした。

「とうだいもり」「白い想い出」「白いカーネーション」「赤い花白い花」「ローレライ」「アニー・ローリー」「かなりや」「時計台の鐘」「この道」「早春賦」「宗谷岬」「仰げば尊し」「さくらさくら」「荒城の月」「春風」「花の首飾り」「バラが咲いた」「聖母たちのララバイ」
~アンコール「神田川」


 この日は風雪警報が出ていたが、明け方までに嵐は収まり、午後には陽もさす穏やかな日和に変貌。そのせいか通りを行く人の表情にもどこか余裕があり、歌い始めるとすぐに人が集まってきた。
 まだ雪は深いが、北国の人々の春を心待ちする心情に配慮して冬の歌は意図的に減らし、3曲目から花や春の歌を連発した。
 体調も戻って喉の調子もよく、多くの人に熱心に耳を傾けていただいたが、特に強い手応えを感じたのは「かなりや」「宗谷岬」「花の首飾り」「聖母たちのララバイ」あたり。「かなりや」と「聖母たちのララバイ」は初披露である。

 実はラストには滝廉太郎の「花」を予定していた。だが、この日特に反応が強かったのは純粋な唱歌系ではなく、やや歌謡曲の色が濃い曲。そこで覚えたての「聖母たちのララバイ」を急きょ歌ったが、この曲を歌いだすと人が見る間に増え始め、ざっと見た感じでは30人近かった。予想外の成り行きに、久しぶりに足元が少し震えた。
 はっきりしないが、以前にシャンソン系ライブで記録したストリートでの過去最高集客数を更新したかもしれない。理由はともかく、この日この場で聴き手はこの種の歌を求めていた。


 不思議なことに、終了の挨拶をしてもなかなか人が立ち去ろうとしない。施設訪問ライブなどでたまにある風景で、あきらかに場にライブの余韻が残っていた。
 まさかストリートでアンコールはないだろうと撤収にかかったが、そのとき一人の若い女性が近寄ってきて「アンコールをぜひ。できればリクエストを…」と言う。そのまさかが現実となった。
 一瞬戸惑ったが、ちなみに曲名は?と問うと、こうせつの神田川をぜひに、と女性は言う。しばらく歌ってなく、譜面の準備もない。しかしここは応えるべきかと歌い始めたが、案の定1番の途中で歌詞を失った。
 やむなくギター伴奏だけを弾くうち、途中で続きを思い出す。何とか最後まで歌ったが、定番曲の譜面は一通り準備すべきかと少し後悔する。
 とはいえ、かってないほど大きな収穫のあったライブであったことは間違いない。終了後もたくさんの方に声をかけていただき、求められるままに配った名刺も底をついた。楽曲の構成は大きな問題ではなく、場所と時間帯、そして当日の天候が集客の大きな要素であることが今回ではっきりした。
 歌の構成はこれまで創り上げた3パターンを順に回す。場所は北端の北4条広場か南端の北大通広場。時間は平日の14時半までには始め、正味1時間を休みなく歌い続けること。これが当面私が進むべき道のようだ。

2012年2月15日水曜日

VirtualBoxの使い勝手

 ずっと使ってなかったWindowsパソコンを廃棄処理したのを機に、このところマックからWindowsを擬似的に起動させるソフト、つまりはエミュレータの構築作業に取り組んでいる。
 OS10.5以降のIntel Macにはもともと「Boot Camp」というエミュレータが備わっている。無料だが、最大の欠点はその都度再起動を強いられること。昨年5月に最新Mac-miniに買い換えてからも、使えるのは分かっていたが導入しなかった最大の理由がこれ。

 その後同じ機能を持つ有料ソフトの「ParallelsDesktop」や無料の「VMwareFusion」などがあることを知ったが、調べたなかで最も興味を持ったのは無料の「VirtualBox」というソフト。
 再起動なしで使えるのはもちろんだが、どんなOSからでも他のOSを起動できるというフレキシブルな対応が気に入った。マックとのファイル共有も簡単で、速さも抜群という。さっそく導入してみた。


 インストールはそう難しくなく、手法をていねいに解説している日本語サイトも多数ある。さっそくあれこれ試してみたが、予想を越える使いやすさだった。
 まず、マックからの起動が非常に早く、わずか45秒前後。手持ちのWinodws機でさえ何だかだと手間取って、使えるまでには90秒もかかってしまう。さすがに本体Mac-miniの40秒には及ばないが、全くストレスを感じさせない。

 Windowsでしか動かないソフトをいろいろインストールしてみたが、基本的にはどのソフトも古いWindows機に比べても全く遜色なく動く。特に仕事で使っているCGソフトは画像出力時間が本家Windows機の半分以下。「速い」というネット情報に偽りはなかった。
 唯一の例外は、好きな麻雀ソフト。これだけは本家Windowsの倍くらい遅い。ネット情報でも「VirtualBoxはゲームには弱い」とあったが、なるほどしかり。
_うれしかったのは、10年以上も前に買った古いスキャナーがサクサク動くこと。これまで別のマックをその都度起動していたので、手間が省ける。買い換えようかと悩んでいたが、これでまた当分使える。
 同じくWindowsでしか認識しなかったICレコーダーもUSB経由で問題なく使えるようになった。スキャナーについていたOCRソフトも動く。
 ファイル共有はマックのフォルダを任意指定できるので、わざわざファイルのコピーをとる必要がない。メモリ容量を心配していたが、いまのところ現状の3Gで充分足りている。

 結論として、旅行などの移動時のみならず、自宅での仕事にも今後はこのVirtualBoxのお世話になる可能性が高い。これがあればパソコンは1台で済む。いいものを見つけた。

2012年2月14日火曜日

LED化の時期到来

 昨年12月に居間の電球型蛍光灯13Wの1個が切れたのを機に、試験的にLED電球6Wを1個だけ買ってみた。それから約2ヶ月間、LED球黎明期に買ったもう1個と共に2階仕事部屋で使い続けてみたが、かなり使い勝手がよく、明るさも充分。何より、節電効果が思っていたよりも大きかった。

 そこで仕事部屋で4ヶ所使っている電球のうち、残る2個を新たにLED化しようと思い、前回買ったホームセンターに行ってみると、なぜか品切れ。入荷の見通しもないという。
 ならばネット通販で探してみるかといったん家に戻った。


 前回買ったときの紙箱は捨てずに保管してあったので検索は簡単だったが、「エルパLDA6L-H-G573」というその中国製LED電球、ネットではどこも高く、最低でも1,500円はする。前回買ったときは950円だったので、ねらいはそれ以下。
 あちこち調べて、ヨドバシカメラの通販で980円の10%ポイント還元の品を発見する。つまりは882円だ。注文すると無料で配達までしてくれるという、いまどき信じられないサービス。会員登録をする必要があったが、いつか利用するかもしれないと、1年ほど前に登録済みであったことを思い出す。

 すぐに2個注文すると、ほどなくしてメール返信がきて、今日中に配達しますという。そんなに急ぐわけでもなく、半信半疑で待っていたら、夕方6時過ぎに本当に配達がやってきた。その間、わずか4時間である。
 たかが電球2個だが、あの大手アマゾンの通販より数段早い対応。自分で買いに走るより早くて安上がりかもしれぬ。時代は激しく進化しているらしいが、こんなに進化していいのか?とも正直思った。
 仕事部屋で使うつもりが、ひとまずは居間で最も長時間点灯する西側の2個をこのLED電球に換えた。明るさのチェックをしてみたかったからだが、当初は電球型蛍光灯より劣ると思っていたのに、実際に使ってみるとむしろ逆だった。
 妻からも「明るくなった」と好評価。電球型蛍光灯13WとこのLED電球6Wとで比較試算してみると、一日8時間点灯する場所なら、わずか2年で元がとれる。以降は電気代1/2と買換え頻度1/5の効果で、どんどん費用が浮く。

 維持費の安さには当初から定評があったが、「軽い」「明るい」「安い」という利点も一通り整ったいま、家中の電球を一気にLED化する時期到来かもしれない。

2012年2月13日月曜日

Winパソコンを断捨離

 考えたすえ、2年近く使っていないWindowsパソコンを処分することにした。NECのタワー型で、能力はそれなり。仕事で使うCADソフトは問題なく動くが、何せ古いので消費電力が多く、ファン音がうるさい。
 予備としては充分活躍してくれたが、同じWindowsの東芝ノートパソコンを買ってからは全く出番がなくなり、予備室のベット下で長い冬眠中だった。

 そう邪魔にはなってないが、「不要なものは捨てる」つまりは断捨離が我が生き方。2年使ってないものは余程の思い出でもない限り、すっぱり捨てるべきであろう。


 さていざ捨てるとなると、問題はパソコン内に存在するもろもろのアイテム。メモリは256Mが2枚ささっていたが、PC2100というレトロタイプなので、もはや中古としても売れない。
 CDドライブも同じく値がつかず、残るは40Gのハードディスクだ。こちらも当然売れないが、問題は中に残っているデータ。個人情報類もかなり含まれているので完全消去するべく、方法を調べた。

 結論として、マックのようにシステムCDから簡単にやることは不可能。新しくDiskを作成してDOS上からやる方法しかなく、面倒なので諦めた。
 残る手段は分解してハードディスクだけを取り出し、物理的に破壊する方法。それ以外の本体部分は無料で引き取ってくれるリサイクル業者が父の眠る霊園近くにあるので、そこに持ち込むつもり。都心のパソコン店だと処分料1,000円が発生する。大きな節約である。
_今日はそのほか、確定申告の面倒な書類作りを延々としつつ、マックからWindowsを起動するフリーソフト「VirtualBox」のインストール作業も同時進行でやった。
 最近打ち込んでいる「Mac-mini携行型作戦」の一環で、もしうまく動けば、世界中どこにいってもMac-mini一台だけで趣味も仕事も自在に扱える夢の環境が整う。

 夕方から作業中だが、深夜になってもまだ終わらない。しかし、何とか動きそうな感じだ。各種ソフトの細かいセットアップと調整はしばし続きそうだが、楽しい作業である。

2012年2月12日日曜日

お弁当箱マック

 昨年5月に買った最新型のMac-miniに関し、いまさらだがいろいろ調べている。その軽さゆえ、据置型のみならず、携行型としても兼用できるのでは?という検討については昨日ふれた。
 昨夜未明にMac-miniをスタンド型として使っている人を発見。専用のスタンドも市販されている。けっこうな値段だが、この程度なら自分で作れると思い、今日は起きるなり材料箱をひっくり返し、使えそうなパーツを見繕った。


 当然のごとく、自分で作るなら木製。以前にWindowsパソコンのスタンドも同様に木材で作って重宝している。
 割と簡単にできたが、設置してみるとピンとこない。サイドの板に薄い5ミリ厚のハードボードを使ったが、薄すぎて安定性がいまいちで、裏側にケーブルを通すスペースもない。
 納得できず、サイド板には16ミリ、底板には8ミリの無垢材を使って作り直してみたら、ようやくいい感じに収まった。
_勢いに乗って、Mac-miniを携行型とした場合の収納バックに関して調べる。以前に町内新年会の福引で当った小型バックがあり、押入れの奥から引っ張り出してみた。
 Mac-miniのケーブル類をバラし、液晶モニタやキーボードとほぼ同寸法、同重量の本と共に入れてみると、測ったように収まる。文字通りの「お弁当箱マック」である。肩にかけてみると当然ながら軽い。
 底と側面の柔らかさが足りないので、何らかの緩衝材を充填する必要はあるが、基本的にこれが使えそうだ。アウトドア用なので余分なベルト類もついていたが、こちらはハサミで削除。逆に小物類を入れるサイドポケットは重宝しそう。


 携行型Mac-miniの使い道は昨日ふれた旅行用のほか、万一落雷等でモデムが数日間故障して使えなくなった際、(過去に2度前例がある)これを持って近くのネットカフェに出かけ、仕上げた仕事を得意先に送信できること。
 無料で無線LANと電源の両方が使えるカフェ(ネットカフェではない普通のカフェ)が車で30分ほどのところに2店あり、すでに下調査済み。このような飲食店がもっと増えると助かるが、まだまだ経営者の視点は遅れているのが現状である。
(Mac-miniはWi-Fiが標準装備で、どこでも無線LANが可能)

 調べてみたら、このMac-miniの最新型がいまは45,000円前後で入手可能。自宅では大型の液晶とキーボードにつなぎ、携行時は小型の液晶とキーボードに換える。マウスは両方を兼用する。
 こんなふうに使ったとしても、8万円弱ですべてがそろう。Windowsはフリーソフトのエミュレータでいつでも起動可能。いい時代に生まれたものだ。

2012年2月11日土曜日

Mac-miniを持ち歩く

 マックのノート型があればいいな…、とずっと考えていた。欲しいのは流行のiPhoneでもiPadでもなく、あくまでキーボードがついているノートパソコンである。
 スマホやiPadはオモチャ的には面白そうだが、いざ買って使うとなると尻込みする。毎月の接続費が高く、仕事で使っているさまざまなソフトが全く動かない。
 自宅を拠点に仕事やら趣味やらを展開している私のような立場で、単に手軽にネットをやるだけの目的で高額の投資をする気にはなれないし、それ以外の用途にもいまのところ食指が動かない。
 ごく軽いノートパソコンであれば、たとえば最近しばしば仕掛ける小旅行などの折に気軽に持ち歩き、宿泊先でネットをしたり、時には仕事をしたりもできる。高性能のマックならエミュレータソフトでWindowsを動かすことも可能。いつでもどこでも仕事ができる環境が整う。



_これまで旅行には手持ちのWindowsパソコンを携行していた。しかし、とにかく重い。型が古いせいかバッテリーも持って1時間がせいぜいで、結局は電源ユニットを持参し、コンセントのある場所でだけ使っていた。
 昨秋の宮崎旅行ではその重さがイヤで全く持参せず、ホテルのロビーに備付けのパソコンでメールのチェックだけをやった。

 マックのノート型は軽くて高性能だが、値段が高い。最安値のMacBook Airが1.08Kgで84,800円。軽いが、ネット接続が無線限定でDVDドライブもなく、使い勝手が劣る。いろいろ備わったMacBook Proとなると10万を越える。
 自宅でメイン機として使っているMac-miniはまるでアルミのお弁当箱のように軽くて小さい。(これをノートパソコンのように携行型として使えないか…)と思い立った。
 Mac-miniは1.37Kg、197×197×36というサイズで、小型バックにもすっぽり入る。これに小型の液晶モニタとキーボードを組合せれば、立派な携行型パソコンに変貌するのではないか?
_調べた結果、210×152×32×480gという小型で高性能のDVI液晶モニタが15,000円ほどで売っている。電源はシンプルなUSB供給。キーボードは151×59×12.5×100gのタッチパッド付無線式が4千円弱。
 合計重量は1.95Kgで、合計容積は2530立方センチ。現状のWindowsノートパソコンの3.3Kg、4071立方センチよりも遥か少なく、MacBook Proの最小モデル227×325×24.1×2.04Kg、1778立方センチと比べても遜色ない。
 本体と液晶をその都度ケーブルでつなぐ面倒さはあるが、投資額が2万円以下で、普段メインで使っているPC環境がそっくりそのまま携行できるところが最大の魅力。調べてみたら、アメリカ製のMac-mini専用携行バックが市販されている。同じことを考えている人はいた。

 モニタやキーボードはまだ買ってないが、実寸に基づいて予想される使い方をCG合成してみた。見ているとなんだかウキウキしてくる。そのうち実現するかも。

2012年2月10日金曜日

銚子とぐい呑みの色

 晩酌ではまず350mlの発泡酒(キリングリーンラベル)を1缶飲み、次にだいたい一日おきくらいに日本酒を熱燗で飲む。機嫌がよいときは妻がお燗してくれるが、忙しいときなどは自分でやる。電子レンジで60秒なので、面倒はない。
 妻がやってくれるときは任せるが、自分でやるときは3種類ある銚子と10種類ほどあるぐい呑みのバランスをよく考え、しかも連続して同じ組合せにならないように配慮する。


 特に気を遣うのは、色の組合せ。銚子の色合いは薄いグリーン系と茶系、そして紺系とがあるが、グリーン系なら茶系のぐい呑み、反対に茶系の銚子ならグリーン系のぐい呑みといった具合に、補色や準補色など色の基本に従う。
 別に何で飲もうが同じ酒だが、要は気分の問題。安い酒でも気分でかなり味は変わるもの。そのほうが人生の愉しみは増す。だからこだわる。
「マックの総合ソフトAppleworksは最新のOS10.7では全く動作しない」と先日のブログで書いたが、実はOS10.6のシステムDiskに入っている「Rosetta」というエミュレータもどきをオプションインストールしてやれば、OS10.7でも動くらしいことが判明した。
 最新OS10.7が手元にないので、確認はしていない。しかし、Appleworksと同じPowerPC専用ソフトがこの措置により、問題なく動いているという確かな情報を得た。おそらく同様に動くと思う。

 となると、目下仕事や趣味で大活躍中のAppleworksは当分の間そのまま使えることになり、無理して代替ソフトを探す必要は当面ないことになってしまった。一時はかなり落ち込んだが、こんなラッキー?なこともある。何だか力が抜けた。

2012年2月9日木曜日

手作りピック

 ギターをストローク奏法で弾くときに使うピックは基本的に手作りしている。買えば最低1枚100円はして、しかも私が好む薄くてしなやかな品はすぐに割れてしまう。
 時にライブ中に割れることさえあり、せいぜい持って20曲ほどか。あまりのひどさにビデオケースを使った手作り品にしてみたところ、弾きやすくて割れない。以降、ずっとこのやり方を通している。これに関しては3年前のブログでも詳しくふれた。

 しかしこの方式でも年に10枚近くは消耗するので、ビデオケース自体が世間から消えたいま、代替品を探す必要に迫られている。
 使えるプラスチック板は限られていて、厚すぎても薄すぎてもいけない。感覚としては厚さ0.5ミリ前後。さらにある程度のしなやかさが必要で、指で握って滑らないこと。


 こんな難しい制約のなか、使えそうなプラスチック板には容易に巡り会えないが、つい最近、アマゾンの通販で買ったUSB充電器を梱包してきたプラケースが手頃で、触った瞬間に(使える…)と直感した。
 さっそく既存のピックで型取りし、切り抜いてテスト。思った通り、なかなかいい感じで、さっそく昨日のストリートライブでも使った。

 なるべく多くと型取りしたが、7枚がぎりぎり。底をつきかけているビデオケースピックだが、これで一息つける。
 札幌駅地下歩行空間でのストリートライブに関し、「全部で18通りのパターンあり」と記したが、実は正確に書くとその倍の36通りのパターンがある。
 私が目下トライしているのはあくまで平日の枠のみで、実際には土日祝日にも枠がある。しかし、休日は他の有料イベントで広場が使われることが多く、街づくり活動の一環であるチカチカパフォーマンスへの割当ては少ない。

 その少ない枠を時間の融通が効く自由業の私が使っては、会社勤めをしながら活動を続けている他のパフォーマーに申し訳ないと思い、これまで一度もエントリーしてこなかった。
 しかし、昨夜は雪まつり帰りの親子連れが、かなり立ち止まって聴いてくれた。おそらくは休日の地下空間も似たような風景が見られるのだろう。唱歌中心のセットならば親子が一緒に聴ける条件は整っている。平日とは異なるそんな場で、自分の歌をぶつけてみたい気はする。
 現状では無理でも、細く長く続けていれば、休日の割当てが多い月にも今後巡りあうかもしれない。ともかくも続けることである。

2012年2月8日水曜日

ハードな街角ライブ

 仕事の途切れた水曜日。札幌駅地下歩行空間で7度目のチカチカパフォーマンスを実施した。この空間では3つの広場と昼夜2つの時間帯、そして私が目下試行中である3つのセットリストというバリエーションがある。
 単純に組み合わせると18通りのパターンがあり、過去に試みたのはわずか5つのパターンに過ぎない。今回はまだ試していない「北3条広場」「夜時間帯」「日本唱歌系」という組合せパターンをねらってみた。


 直前まで暴風雪警報の予報が出ていたが、うまい具合に低気圧は札幌のやや北をかすめて通過し、天候にはまずまず恵まれた。
 この日は雪まつりイベントの関係で、いつもの夜時間帯より1時間遅く、18時が広場の開放時間。会場にはほぼ予定通りに到着したが、今回も妻のサポートはなく、準備にあれこれ手間取って、開始は18時30分からとなった。

 会場は昨年9月からの開始以来、3度続けて歌った北3条広場。地下通路の中間地点にあり、最も広くて椅子やテーブル等の設備が整った場だ。2012ミス・ユニバース北海道大会決勝もここで行われた。しかし、マルチビジョンが2ヶ所あり、それに伴う案内アナウンスが常時流れていて落ち着きがなく、弾き語りの条件としては良い面と悪い面の両方がある。
 昼の時間帯ではまずまずの集客実績があったが、では夜時間帯ではどうなるのかを試すのがこの日最大の目的である。


 この日のセットは過去に同じ場の昼時間帯で試して比較的手応えのあった日本唱歌系。休憩なしの65分で以下の21曲を一気に歌った。

「冬景色」「とうだいもり」「ペチカ」「白い想い出」「白いカーネーション」「赤い花白い花」「故郷の廃家」「アニー・ローリー」「時計台の鐘」「この道」「早春賦」「宗谷岬」「仰げば尊し」「さくらさくら」「花の街」「荒城の月」「春風」「花の首飾り」「バラが咲いた」「この広い野原いっぱい」「いい日旅立ち」

 厳しい寒波による除雪や雪下ろし、そして予期せぬ仕事の依頼などに忙殺されて体調が優れず、喉の調子もあまりよくなかった。声の伸びがいまひとつで、特に低音が安定しない。
 歌い進むうちにやや回復したが、厳寒の時期に体調をベストにもってくる難しさを思い知った。
 喉の調子と関連があったかもしれないが、聴いてくれる人も前回に比べると格段に少なく、2~7人の間をいったりきたり、といった感じだった。集客面では先月初めて夜時間帯に北大通広場でやったライブにかなり似ているが、会場の音の響きではこの北3条広場が劣る。
 理由ははっきりしないが、おそらく天井高が影響しているのではないだろうか。他の2会場の音の反響があまりによいので、なおさらその違いが目立ってしまう。

 1~2曲だけ聴いて立ち去る人が多数いたが、どうやらこの時間帯は長く留まって聴いてくれる人が少ないようだ。最も反応があったのは、中程で歌った「仰げば尊し」。喉がかなり馴染んできて、自分の得意曲ということもある。
 19時を過ぎたあたりで、聴き手の中に知人のNさんを発見する。日本唱歌が大好きな方なので、ツイッターの告知を見て来てくれたようだ。
 少ないとはいいつつ、開始直後から最後までずっと聴いてくれた方も数人いた。「真剣に聴いてくれる人が一人でもいればライブは成立する」という観点からすれば合格点かもしれない。しかし、体調なども含めると、過去7回のなかでワーストに近いと評価すべきライブであった。
 終了後に言葉を交わしたNさんから「私たちのような世代には、この時間帯は厳しいです」と指摘された。さらには会場の案内アナウンスの騒々しさ、背景のマルチビジョンの慌ただしさなど、聴き手の立場としての貴重な意見もうかがった。
 他のパフォーマーの方は分からないが、少なくとも私の場合は北3条広場の夜時間帯は場として極めて厳しい条件であると悟った。

 この日は初めて赤いセーターを着てマフラーを巻き、背中にはカイロを入れ、フリースのズボンを重ね着して臨んだ。しかし寒さ対策としては少々やり過ぎで、途中で暑くなった。少なくともライブ中にカイロは無用である。
 結果として反省ばかりのライブとなったが、一度へこむと次はきっと這い上がるきっかけになるだろうと、前向きに考え直すとしよう。人生、浮いたり沈んだり。いいことばかりが続くわけではない。

2012年2月7日火曜日

少年の一日はなぜ長い

「少年の一日はなぜ長いか?」という哲学的命題に関し、仕事仲間や取引先の知人、そして家族とよく議論する。家族でこの種の話題に食いつきがよいのは、創造的な仕事に携わっている長女である。
 結論はだいたいいつも決まっていて、「経験したことのある行為は短く感じる」というもの。分かりやすい例をあげると、「知らない場所に初めて行くとき、行きの時間よりも帰りの時間が短く感じるのは、行きは未知だった景色が帰りは既知になるから」というもの。こうした経験は年齢に関わらず、誰でも覚えがあるはずだ。

 少年(少女)時代は経験することが日々新しい発見に満ちていて、学校の勉強でも家の手伝いでも趣味の世界でも、はたまた人間関係でもしかり。同じ24時間でも、生きることに慣れてしまった大人より、体感的には遥かに長く感じるはず。
 時を経て少年は経験を重ね、じょじょに大人になってゆく。あらゆる事象が既知の事柄となり、未知の世界は相対的に減ってゆく。幾度も通った既知の道はもはや新鮮さを失い、新たな発見もなく、変わり映えしない日々のなかで時はじょじょに短く感じられることになる。
 もし万人に均等に与えられた「時」というチャンスをより長く体感したければ、この驚きに満ちた少年の日を常にシミュレートしてやればよい。
 具体的には、手慣れた既知の道ばかりを選ぶことをせず、未知の道を好んで歩くように努めれば、時はより長く感じるはず。たとえば趣味の世界なら、次々と新しい趣味に手を出すのも悪くないが、同じ趣味のなかでも小さな目標を作り続け、日々新しい自分をめざすほうが世界はより深くなり、探究心も長続きする気がする。

 そうした行為は決して楽なものではないが、日々の倦怠に流されることもなく、おそらくは死ぬまで輝きに満ちた人生を送ることが叶うのではないだろうか。
 過去にブログ等で幾度か記したが、「大変なことは楽しいこと」なのである。

2012年2月5日日曜日

Appleworksの問題解決

 週末めがけて入った仕事は予定より早く終了。こうして続けて入ってくると、心身がだんだん本来のペースに戻ってくる。ただ、この仕事のペースが今後も続くかどうかは、はなはだ疑問である。世の経済情勢がそう劇的に変わったわけではない。

 先日のストリートライブを最後まで見届けてくれた通りすがりの女性から依頼され、CDを3枚焼いた。直近のソロライブの音源だが、オリジナルのラベルもあり、音質もそれなり。
 オリジナル比率は半分弱なので、売ることはできないが、喜んでいただけるならそれで充分。またひとつ人の輪が広がった。


 パソコンで作成したオーディオCDの場合、必ず普通のCDコンポで試聴テストする必要がある。両方で聴ければだいたいOKだが、過去に一度だけ「聴けません」ということがあった。
 ある特定の音響機器だけの現象だったが、こんな場合はあきらめるしかない。CDやDVDには機器によって難しい相性があるようだ。
 常用するマックの総合ソフト「Appleworks」の調子がここ数日、突然悪くなっていたが、昨夜未明突然回復した。3つあった不都合のうち、「印刷が全くできない」「別名保存ができない」の2つは元通りに戻った。
 どうやらマックが自動で行うセキュリティシステムの更新に問題があったらしい。トラブルが起こったのはセキュリティソフトが更新された直後で、当初から怪しいとにらんでいた。

 一時は古いバージョンに戻そうと試みたが、不可能だった。そのわずか2日後に再度のバージョンアップ。それが昨日未明のこと。直後にトラブルは解消された。その間、実質2日である。何らかの不都合があったのは間違いない。

 残る「データ検索の一部が操作不能」はソフト本体の不都合ではなく、ファイル内のフィールドに何らかの問題があることが判明。問題のあるフィールドを削除し、新しく作ったフィールドにデータを移行させたら解決した。
 当面の問題は解決したとはいえ、このAppleworksが使えるのもOS10.6まで。最新のOS10.7では全く動作しないらしい。今回で懲りたので、最新OSでも動作可能なデータベースソフトの見繕いだけは継続してやろうと思う。

2012年2月4日土曜日

道路地図の買い替え

 近ごろ何かと「10年ぶり」が多い気もするが、またしても10年ぶりに道路地図を買い替えた。札幌市内とその近郊のみだが、この昭文社のライトマップルという代物が、非常に使いやすくて過去最強。
 10年前に果たして自分で買ったのか息子にもらったのか、もはや記憶も定かではないが、それまでいろいろ遍歴を重ねてきたが、この地図に巡りあってから使わなくなった市内版は全部捨てた。

 通りの通称や電停、バス停、地下鉄駅、コンビニから信号に至るまで、だいたいの情報は載っている。以前は仕事でもっぱら使っていたが、最近は見知らぬ介護施設等から訪問ライブを依頼された際、これをカーナビ代わりとして便利に使っている。


 10年ぶりに全面改訂されたのを機に今回買い替えたが、アマゾンで送料税込で887円。カーナビがあれば不要かもしれないが、欲しい機種は14,000円もする。仕事の回復具合がまだはっきりしないので、ひとまずこっちにした。
 実は古いほうの地図にはかなりの書込みがある。これまで訪問ライブで招かれた介護系施設の場所と所要時間のメモがまずあり、2度目以降に依頼があったとき、この情報が非常に役立つ。ちょっとした施設はズバリ名前も載っていたりする。
 所要時間は「夏」「冬」などの注釈も同時に記入してある。カーナビでは知り得ない情報だ。

 さらには、都心の駐車場の場所と料金。都心といっても10分歩くだけで駐車料金が1/3になったりするので、自分の足で調べたこの種の情報は貴重。「100円/40分・7台」など、狭い場合は最大台数まで記載してある。こうした書込みも、すべて新しい地図に移し変えた。