2012年2月2日木曜日

簡易三脚を改良

 札幌駅地下歩行空間でのストリートライブを妻のサポートなしで実施するにあたり、記録写真をどう撮るかが大きな問題だった。小型の三脚は持っているが、けっこうな重さ。何とか手持ちの機材で軽い三脚を作れないかと画策し、昨年夏に譜面台を利用した三脚を考えだし、すでに何度か使った。
 実際に一人で操作してみたが、まずまず使える。しかし、高さが90センチ弱しかなく、画角が限定される。人間による撮影には及ばないとしても、もう少し高くすることはできないかと、先日からずっと考えていた。


 軽量化が至上命令なので、重くなる改良案は不可。なるべくなら手持ちの機材をやり繰りし、無駄な費用は使わないこと。アイデアにはある程度の時間が必要のようで、昨夜寝る前にふといい考えが浮かんだ。
 譜面台は2つ持っているが、それぞれのパイプの太さは微妙に異なり、互換性はない。古いほうの上段はすでにマイクスタンドと一体化させて使っていて、残る下2段を簡易三脚として転用している。
 ひょっとして使っていない譜面台(黒)の下2段の上に、古い譜面台(シルバー)の中1段が継ぎ足せるのではないか?

 譜面台は3つのパーツからなり、上と下は譜面を載せる部分と脚の部分で固定されているが、真ん中のパーツは直線で、いまはこれにボルトを装着してデジカメを固定している。
 やってみると、それぞれサイズの異なるパイプをつなぐアタッチメントを作ればうまくいきそうだった。昨夜はそのチェックだけでおしまい。
 一夜明けてさっそくパーツの検討を試みる。木製PAスタンドを作ったばかりなので、頭は完全にDIY状態。手持ちの8ミリの木製丸棒にビニルテープを巻いて調整し、2本のパイプそれぞれにぴったりはまるようにした。
 下端に開いていた穴を利用して細いビスで固く止めたので、デジカメ程度では全くぐらつかない。高さが130センチ弱まで伸ばせるようになり、本格的な三脚なみとなった。ボルトを外せばこれまで通り、非常用譜面台としても利用可能。重さを量ってみたら現状より80g増えたが、無視できる範囲だ。