スマホやiPadはオモチャ的には面白そうだが、いざ買って使うとなると尻込みする。毎月の接続費が高く、仕事で使っているさまざまなソフトが全く動かない。
自宅を拠点に仕事やら趣味やらを展開している私のような立場で、単に手軽にネットをやるだけの目的で高額の投資をする気にはなれないし、それ以外の用途にもいまのところ食指が動かない。
ごく軽いノートパソコンであれば、たとえば最近しばしば仕掛ける小旅行などの折に気軽に持ち歩き、宿泊先でネットをしたり、時には仕事をしたりもできる。高性能のマックならエミュレータソフトでWindowsを動かすことも可能。いつでもどこでも仕事ができる環境が整う。
_これまで旅行には手持ちのWindowsパソコンを携行していた。しかし、とにかく重い。型が古いせいかバッテリーも持って1時間がせいぜいで、結局は電源ユニットを持参し、コンセントのある場所でだけ使っていた。
昨秋の宮崎旅行ではその重さがイヤで全く持参せず、ホテルのロビーに備付けのパソコンでメールのチェックだけをやった。
マックのノート型は軽くて高性能だが、値段が高い。最安値のMacBook Airが1.08Kgで84,800円。軽いが、ネット接続が無線限定でDVDドライブもなく、使い勝手が劣る。いろいろ備わったMacBook Proとなると10万を越える。
自宅でメイン機として使っているMac-miniはまるでアルミのお弁当箱のように軽くて小さい。(これをノートパソコンのように携行型として使えないか…)と思い立った。
Mac-miniは1.37Kg、197×197×36というサイズで、小型バックにもすっぽり入る。これに小型の液晶モニタとキーボードを組合せれば、立派な携行型パソコンに変貌するのではないか?
_調べた結果、210×152×32×480gという小型で高性能のDVI液晶モニタが15,000円ほどで売っている。電源はシンプルなUSB供給。キーボードは151×59×12.5×100gのタッチパッド付無線式が4千円弱。
合計重量は1.95Kgで、合計容積は2530立方センチ。現状のWindowsノートパソコンの3.3Kg、4071立方センチよりも遥か少なく、MacBook Proの最小モデル227×325×24.1×2.04Kg、1778立方センチと比べても遜色ない。
本体と液晶をその都度ケーブルでつなぐ面倒さはあるが、投資額が2万円以下で、普段メインで使っているPC環境がそっくりそのまま携行できるところが最大の魅力。調べてみたら、アメリカ製のMac-mini専用携行バックが市販されている。同じことを考えている人はいた。
モニタやキーボードはまだ買ってないが、実寸に基づいて予想される使い方をCG合成してみた。見ているとなんだかウキウキしてくる。そのうち実現するかも。