2012年2月17日金曜日

電子譜面の時期到来か

 かってないほどの手応えを感じた昨日のチカチカでのストリートライブ、それでも反省点はちゃんとあって、今後のために修正できるものはすぐに修正すべきで、それなくして前進はない。

 まずは案内板をかねた譜面隠しの再検討である。以前にライブを見届けてくれた音楽関係の知人であるKさんのアドバイスにより、当初の2倍以上のA3サイズにしてからは遠くからでも見やすくなり、聴き手の反応もよくなった。
 今回修正したのは、「無料ライブです」とのただし書きを赤文字で追加したこと。最近のライブで聴き手からライブのお金に関する問い合わせや申し出が多くあり、自分の基本的な考えをはっきり明示すべきと考えた。
 主たるターゲットが中高年者であり、「空缶や蓋を空けたギターケースを足元に置いてない場合は無料」というストリートライブの慣例を、よく理解していないケースが多いように思える。


 実はこの修正案、昨日のライブを見届けてくれた出版社のAさんのアドバイスである。Aさんは娘のような年代の方だが、聴き手としての感覚は仕事柄鋭いと感じた。
 先のKさんや前回ライブでアドバイスをいただいたNさんなど、聴き手としての見方は大変貴重で、歌い手としては我を通すばかりでなく、その声に素直に耳を傾けるべきだろう。

 案内板ではもうひとつ修正した箇所があって、一番下にその日のリストを記したカードを吊り下げることにした。現時点では3パターンのセットを準備してあるが、たとえば洋楽系の日には他のジャンルの歌はあまり歌う気はないので、その日のメニューを聴き手に明示するべきと考えた。
_昨日のレポにも記したが、予期せぬリクエストに円滑に応えるべく、定番曲の譜面だけを小さめに印刷し、常時持ち歩こうかと検討中。リクエストが出る曲には一定のパターンがあるように思える。
 これまで私がもらった例では、「神田川」「白い冬」「夢一夜」「白いブランコ」「精霊流し」「青葉城恋唄」「サボテンの花」「知床旅情」「いとしのエリー」「五月のバラ」「祈り」「モルダウ」等々。さすがに女性歌手はなく、井上陽水や吉田拓郎等の大御所がないのも不思議。「懐かしのフォーク全集」などに含まれる曲をすべて準備する手もあるが、そうなると軽く100曲は越える。

 流しのギター弾きではないので、全く応えられないリクエストもあるが、手持ちのデータベースソフトで記録保存している650曲ほどの譜面を電子化し、電子譜面として常時持ち歩くことができたら、問題は一挙に解決するだろう。
 譜面をpdfデータに変換し、市販のタブレットPCに放り込んでやればできそうな感じがする。調べた範囲では、アンドロイドという製品が7千円強で入手可能。32GまでのSDカードが使えて、pdfを読み、そしてデータ検索もできるソフトがPC経由で無料で手に入る。現時点で全譜面をpdf化しても1.5Gなので、能力としては充分だ。
 大きさは195×127×14厚、300gで薄い本程度。既存のライブ用バックにすっぽり収まるし、譜面台にも軽く載る。以前にも検討したことがあったが、Mac-miniの携行化作戦も同時進行しているので、悩ましい。楽しき悩みではあるのだが。