2010年7月31日土曜日

人生の残り時間

 いろいろ考えたすえ、ついに電動草刈機を買った。「YAMAZEN 電気草芝刈機 刈る刈るボーイ SBC-280A」という代物で、アマゾンのネット通販で、送料込み7,580円。
 近隣のホームセンターも回ってみたが、品数が少なく、しかも高い。店舗管理費の経費は、送料を見込んでもネット価格にはかなわないようで、ますますネット通販を利用する機会が増える。

 10年間鎌による手作業にこだわってきたが、最近になってついに鎌の柄が折れた。刃を固定する部分で、だましだまし使っていたが、もはや限界。持病の腰痛のせいで、草刈作業も数回に分けてやらざるを得ず、これから年を重ねるにつれ、作業はもっと大変になるだろう。
 人生の残り時間が少なくなりつつあるいま、草刈等の単純作業に消費する時間は極力省き、余暇はなるべく創造的な時間にあてたいと最近は考えるようになった。


 こうして草刈機を買う決断をしたが、ガソリン式の草刈機は買う気がしなかった。調べてみると、電気式の草刈機の性能は向上し、音も静かで、環境に及ぼす影響もガソリン式に比べてはるかに小さい。価格もガソリン式の半分以下で、軽くて小さく、収納スペースもとらない。
 充電式は充電池の寿命や重さ、作業中の電池切れがイヤで、却下。こうして写真のような電源ケーブル式の草刈機に落ち着いた。
 草刈機そのものを使うのが初めてなので、まるで要領がわからず、今日はひとまずお試し作業である。長雨のせいで雑草は延び放題だったが、なかなか気持ちよく刈れる。
 3つのプラスチック製の爪を円盤にひっかけ、遠心力で草を刈る方式なので、石等にぶつかっても、金属製回転刃方式よりも安全に思える。その分パワーは劣るが、直径1センチほどの熊笹でも、何ら問題なく切れた。庭や周辺空地の草刈程度なら、充分使える。

 定格連続作業時間は30分なので、いい加減なところでやめておいたが、ほぼ要領はつかんだ。鎌の作業に比べて腰の負担は半分以下で、作業能率と仕上がりの美しさは倍以上といった感じか。