2010年7月6日火曜日

一件落着

 明日は実家のちょっとした補修工事に行く予定があるので、材料や道具をチェックし、早めに車に積み込もうとセンサーキーを押したら、全く反応しない。不思議に思ってドアを直接キーで開け、あちこち調べるうち、ふとあることに思い当たった。
(バッテリーが上がっているのでは…?)
 すぐにエンジンをかけてみたら、案の定ウンともスンとも言わない。ラジオも点かず、思いついて天井を見上げたら、ルーム灯のスイッチがオンになったまま。またやってしまった。
 時計を見ると、17時を少し回ったところ。明日は実家近くのフォーク居酒屋に行く用事もあるので、どうしても今日中にバッテリーは復旧させなくてはならない。
 実はちょうど1年前の6月末にも、同様の理由でバッテリーを上げてしまっている。その時は助手席の半ドアによるルーム灯の点けっぱなしが原因だったが、今回は単純なルーム灯の点け忘れ。

 自分の車が盗まれ、右往左往している夢に明け方うなされ、思わず飛び起きてしまったのだが、「車に関する重大なトラブル」という面では、ピタリ正夢であった。ちょっとコワいが、最近よくある予知夢現象。


 すぐに近所に住むNAOさんに電話し、車でレスキューに来てもらった。1年前にも頼んでいるので、要領にもすっかり慣れていて、作業は一瞬で終了。写真のブースターケーブルは30年以上も前に買ったものだが、もう何度もお世話になっている。
 すでに被覆があちこちはがれ、絶縁テープで修復しつつ使っているが、今後も使わないという保証はどこにもないので、そろそろ新品に買い換える時期かもしれない。

 NAOさんへのお礼は、とりあえず先日の自宅ライブのCD。当日は旅行で参加できなかったNAOさんは、とても喜んでくれた。まずは一件落着。
_昨日の深夜、車とは別の奇怪な現象が起こった。いつものように自分のHPにアクセスすると、(ほぼ毎日自分のサイトはチェックしている)いきなり画面が真っ赤に代わり、「このサイトはフィッシングサイトである疑いがあります。それでもアクセスしますか?」との警告が出た。
 何かの間違いだろうと構わずアクセスすると、サイトは表示されるが、右上のアドレス欄に赤い警告表示が出たまま。OSはMac、ブラウザはOperaである。

 フィッシングサイトとは、普通のページを装って他人の情報を盗もうとするサイトのことだが、全く心当たりがなく、そもそも私のサイトに個人情報の入力を促す欄など存在しない。
 冷や汗を流しつつ、他のブラウザで試してみると、Mac標準のSafariやFirefoxだと何ら問題なく閲覧できる。WindowsのExplorでも試したが、こちらもOKだった。
 その後、問題のあるOperaで詳しく調べてみると、ロシアにあるナントカというサイトが、私のサイトを「怪しい」とOperaに報告し、いわゆる「ブラックリスト」に載せたらしい。

 最近はOperaをよく使うが、私のサイトを訪問する人で、Opera使用者はほとんどいないことが分かっている。放っておこうかとも考えたが、痛くもない腹を探られ、一方的に不良サイトの烙印を押されたままなのはシャクなので、自分なりに再度検証してみた。
 すると、唯一心当たりのあるのは、メール送信の頁で使っている自分のアドレスの暗号化処理である。
_数年前から迷惑メールが激増し、何かよい手段はないかと画策し、見つけたのが自分のアドレスを暗号化してサイトに掲載する手法。これによって迷惑メールは頭打ちになったが、最近は暗号に対応していないWEBメールが増え、暗号化そのものにあまり意味がなくなっていた。
 しかし、そのまま残してあった暗号化のjavaスクリプトが、何らかのフィッシングサイトと疑われる可能性は充分にあった。

 ただちにそのjavaスクリプトはサイト上から完全削除。迷惑メールがほとんどこないと分かっているgooのWEBメールアドレスだけを単純に表示する手法に変えた。
 1日経った今日、もう一度Mac+Operaで閲覧してみると、フィッシング警告は表示されず、ごく普通に閲覧できた。やはり犯人は暗号化スクリプトだった。こちらも一件落着です。