100円ショップで買ったものなので、単純に買い直せば済むのだが、それは我が生き方に反するのだ。
まずは刃を固定してある2本の短い釘をニッパーで抜いた。どうやらこの釘が緩んでいるらしく、柄の部分の穴にガタがある。調べてみたら、刃に小さな穴が開いているので、釘を太めのビス等に交換してやれば良さそうだった。
手持ちのビスをあれこれ試してみたら、ぴったり合うのを発見した。ドライバーできつく締め直すと、一発でガタつきはなくなった。
つぎに柄を長くしようと考えた。以前に「イタリアの小さな村」というBSのテレビ番組で、柄の長い鎌で雑草を手早くバサバサと刈り取っているシーンを見た。現状の鎌の柄が、立ったままで使えるほど長ければ、さぞかし扱いやすいだろう。
これまた手持ちの材料をあれこれあてがってみると、以前に鯉のぼりを立てていた伸縮式のアルミポールの1本が、柄にぴったりはまる。差し込んで太いビスで固定してみると、なかなか案配のよい柄に仕上がった。
さっそく試すと、長くなったことで一回のストロークが大きくなり、草刈りの効率がいい。しゃがまずとも作業可能なので、腰痛防止にも絶好だ。
実はこの「長い柄の鎌」は、ホームセンターでちゃんと売っている。しかし、価格が1,780円もする。さすがに100円ショップにはなく、ならば何とか自作しようということだった。元はたった100円の鎌だが、まだまだ使える。