2010年5月13日木曜日

エクセル・ストレス

「ずっと放ったらかしシリーズ」のひとつになるが、町内会の街灯台帳の更新を久しぶりにやった。街灯担当部長を引継いだのは3年前だが、台帳の更新作業は翌年5月を最後に、ぷっつり途絶えている。つまり、丸2年も放ったらかし状態というわけだった。
 理由はただひとつ、「台帳が苦手なエクセルで作られているから」。

 放ったらかしと言いつつも、街灯の故障や増減、市への移管などの最小限の情報は、ちゃんと手書きで記入してあるので、事務手続きとしては何ら問題ない。しかし、いつまでも手書き修正を続けるわけにもいかぬ。そこで今回、イヤイヤ更新作業をやることにした。


 台帳は2種類あり、街灯の場所を記録した配置図と、その情報を記した一覧表である。なぜかどちらもエクセルで作られていて、特に詳細な町内の地図をエクセルで再現させた前任者の手腕には敬服する。

 本来、エクセルはWindowsマシンでやるのが普通だが、私は所有していない。持っているのは、10年近くも前のマック専用エクセルもどきソフト。エクセルファイルならWindows版でもいちおう読めて、簡単な修正なら私でも可能である。
 マックでもデータベースソフトならほぼ使いこなせるが、エクセルはたぶん表計算ソフト?というヤツだろう。セルがどうのこうの…、そこがまず事務的で受けつけない。
 見よう見まねでいじろうとしても、操作がマックソフトのように直感的に作られてなく、いちいちマニュアルをひも解く必要があることだ。たかがセルを合成する作業だけで、かなりの時間を食ってしまう。
_イライラしつつも、夜半までに何とか2種類の台帳を整備し終えた。手慣れたマックなら1時間もあれば終わる作業に、結局丸一日を費やした。
 どこかで誰かが、「エクセルはしょせん金モウケのために作られたソフトだ」などと書いていたが、なるほどうなずける。

 マックにはある遊び心のようなものが、Windowsには欠けていると、両方を使っている私は感じる。ソフトを直感的に操作できない大きな理由が、おそらくはこの「遊び心」の欠落。
 セッセとお金を稼ぐより、遊ぶほうに好奇心が動くタイプなので、マックユーザーは私にとって必然の道なのであろう。