2008年12月29日月曜日

生活の垢

 丸3日続いた雪嵐はようやく峠を越え、我が家の「TOMダス」によれば、本日の最高気温はプラス1度。最低気温もマイナス5度あたりで、ほぼ平年値に戻った模様。

 昨日のブログで気象庁にゲキを飛ばしたせいでもなかろうが、近隣の石狩市アメダスが、ようやく今日午後1時から復旧した。積雪は予想より多く、40センチ近くに達していた。
 我が家の玄関回りの積雪はたいしたことはなく、ほんの10分も雪かきすればいいほどだが、よく考えてみたら、今年の夏に早めに処置しておいた車庫北側の壁補修工事が、思っていたよりも効果的のようだ。


 雪かきを軽くしたあと、大掃除の残りをやる。昨日やり残した無垢材の床掃除が主で、人の歩く部分が集中的に汚れている。専用洗剤なども市販されているが、過去の経験から、雑巾を固く絞り、台所用のクレンザーを汚れた部分にまいて強くこするのが最も効果的。力仕事なので非常に疲れるが、これぞ男の仕事、といった感触はある。
 まるで湯垢のような汚れがボロボロ落ちてくるが、人間の日々の営みとは元来このように、垢にまみれたものなのでしょうネ。

 ついでに同じく無垢材で作ってある階段の手すりの汚れも落としたが、こちらは床よりもっと汚れがひどかった。おかげで床や壁の隙間に落ちた垢汚れを、もう一度掃除機で吸い取る必要に迫られた。いわゆる「二度手間」というヤツで、手順を間違えるとこうなる。
 掃除で思い出したが、午前中に見知らぬ電話があり、「大掃除を3,000円で請け負いますけど、いかがです?」と言う。リフォーム&クリーニングの専門会社らしいが、「ウチはもう全部終わってますよ」と告げると、「台所の換気扇はまだでしょう」としつこい。
 台所の換気扇は妻の担当で、先週すでに終わっている。「つまりは用なしですね」「そういうことです」と電話を切ったが、この不況でリフォームの仕事が減り、大して金にもならない家庭の大掃除にまで営業範囲を広げたということか。

 悪い時期にジタバタあがいてもほとんど効果はないのだが、仕事が長く切れると、じっとしていられないのだろう。気持ちは分かりますけど。