2008年12月13日土曜日

妻の財布

 3泊4日で関東に旅行に出かける妻を乗せ、午後一番で札幌駅まで車を走らせた。今回の旅行の目的はよく聞いていないが、ヨン様系のナントヤラのイベントが、ドコヤラであるらしく、首都圏に住む親戚に誘われたらしい。
 職場の休暇もちゃんとやり繰りし、旅費はすべて自分の稼ぎの中から捻出するので、夫としては特に言うこともない。そもそも夫である私も、趣味だ道楽だと言いつつ、弾き語りライブでの朝帰りの連発。互いの趣味の世界には関知せず、独り残されても粛々と家事をこなすのみである。

 宿泊は引っ越したばかりの首都圏に住む娘の家が中心で、転居祝いの掛け時計のほかに、娘の強い希望で北海道でしか手に入らないラム肉を冷凍させ、フリーザーケースに入れて持って行った。
 実はこの件で、不思議なことが起きた。今週の始め、娘が都内で息子(娘にすれば弟)とバッタリであったというのだ。たまたま仕事で息子の働く会社近くに行ったとはいうが、特に待ち合わせたわけでもないのに、姉と弟が大都会のど真ん中で偶然出くわすことなど、普通は考えられない。何かが導きましたかな。
 今回の妻の旅行の件は息子には伝えてなかったが、そのときに知った息子も集まるそうで、今夜は東京で家族がプチ・宴会を繰り広げていることだろう。独りでとっとと夕食を作ってすませてしまったので、ちょっとだけイイナ~と思った。


 この種の妻の旅行には、すべて妻が自分で稼いだパートの資金を使っていて、いわば「妻の財布」からお金が出ていることになる。
 この「妻の財布」に関し、ある人から「我が家では財布に名前はありません。ウラヤマシイです」と言われたことがある。家計に余裕がなく、夫と妻の収入がすべて合算され、家計収入として扱われているとか。
 子育てが終わればいずれ余裕が出てきますよ、もうひとがんばりですよ、と慰めたが、つい最近の地元紙に、「妻が家計を助けるのは誇るべきことである」というコラムが偶然載っていた。
 肝心なのは家族の幸せで、夫が稼ごうが妻が稼ごうが、そんなことはどうでもいいのだ、といった主旨で、かっては妻に食費を大きく依存していた時期もあった私には、身につまされる話題であった。

私の母も含め、身の回りにはこの「妻の財布」を持つ女性が大半で、私自身はそれをあまり好ましくは思っていない。しかし、そうした主張をうまくさばくのもまた夫の裁量であろう。
 妻のいない夕方、来週に迫った今年最後の訪問ライブの構成と練習、そして来年1月に実施予定の「かぐや姫・ライブイベント」の練習を併行してやる。どちらも選曲はほぼ終わり、あとは本番までの集中力を高めてゆくだけだ。
 聴き手のいない練習だが、構わず1時間近くも歌った「一人上手」です。

 ふと思いつき、ずっと使っていない古いステレオのスピーカーを現状のPAにダブルでつなぎ、歌ってみた。すると、両方から程よく音が出て歪みも特になく、迫力満点。全部でスピーカーが4個になるので、メインアンプの出力を最大にあげることができる。
 古いステレオはレコードプレーヤーが使えるので、捨てずにとってあったが、すでに20年以上も経過したポンコツ。いつ捨てようかと時期をうかがっていたが、スピーカーに限ればまだまだ使える。