2008年12月9日火曜日

500年後の暮し

 街から雪がまた消えた。根雪の開始日が再びゼロクリアされたわけで、まるで初秋のような暖かな日和である。
「地球温暖化の影響である」「二酸化炭素のせいだ!」とまた誰かが大騒ぎしそうだが、地球の古い歴史をひもとけば、温暖化と寒冷化を繰り返しているのは確固たる事実なわけで、暖かい時期には海面が現在よりもはるかに上昇していた証拠に、山の頂上からいまでも貝の化石が出てきたりする。
 反対に、極端な寒冷期に繁殖していたマンモスの化石もまた、シベリアの大地からゴロゴロ出てくる。

 地球温暖化と二酸化炭素排出増加は関係があるかもしれないが、ほとんど無関係という説も根強い。はっきりしているのは、化石原料はいずれ枯渇することで、500年後に人類がまだ存在しているとして、化石原料に依存しない手段なり、暮し方なりはよく考えておき、子孫に伝えておくべきでしょうネ。


 ということで、今日も歩いてあちこち用足しに行った。ヤマト運輸~地域図書館~銀行2カ所など。合計5キロ歩いたが、このところ運動不足気味だったので、結構くたびれた。
 ヤマト運輸でチケットとポスターを送り、地域図書館で綿矢りさの本を2冊借り、銀行で通帳の更新と残高記帳。雑事には果てがない。

綿矢りさの本は先日映画を観て、ちょっと興味を持ったから。話題になった時期は予約が数ヶ月も詰まっていたが、今日検索で調べてみたら、ガラガラ。ゆっくり読ませてもらい、若い才気を感じとってみたい。
 家に帰ったら、今日3つ目のお歳暮が届いていた。つましい暮らしだが、それなりに人付き合いはあるので、それなりにお歳暮もいただく。
 写真は午前中に届いた「ル・レクチェ」という、新潟特産の珍しい洋梨。6年前に住宅を設計させていただいたお施主さんから、毎年この時期にいただく。本当に義理堅いことで、妻のルーツが新潟ということもあり、なおさらありがたく感じる。

 まるでゼリーのように上品な舌にとろける味で、明治時代にフランスから密かに持ちこまれたとか。ごくわずかしか生産されない貴重な品だ。各地には隠れた名産品があるものです。