しかたなく、次に近い場所にある江別市の数値を参照しているが、最低気温がマイナス10度以下になったのは確実。当然ながら最高気温もマイナスで、おそらく3日続きの真冬日となるであろう。ブルブル。
この嵐をついて、物好きに妻と「忘年会」と洒落た。場所は4キロほど離れた回転寿しの店だ。13時に勤めの終わった妻とスーパーで待ち合わせ、そのまま店にむかう。
悪天候の時は出かけたくないものだが、多くの人がそう考えるので、店や行楽地は空いている。「人とあえて逆をする」というのも、偏屈な夫婦らしい生き方なのである。
途中、長い渋滞。最初は雪のせいかと思ったが、どうもおかしい。なんと、店の近くの交差点の信号機が根元からポッキリ折れていて、オマワリさんが手で信号機の代わりをしている。渋滞はそのせいだった。激しい吹雪で前方が見えなくなり、車が突っ込んでしまったのだろう。
寿司店は夏にも息子と来たので、味は保証つき。安い割には、ネタもシャリも上等で美味い。思惑通り店は昼過ぎだというのにガラガラだった。車なのでアルコールは当然なく、お茶で乾杯して今年一年の労を互いにねぎらう。
宮仕えを辞めて27年が過ぎたが、関連業界の横組織にも一切加入していないので、この時期の宴会とはずっと無縁。学生時代までは宴会大好き人間だったが、新入社員の折に宴会で手ひどい失敗をやらかして以来、大の宴会嫌いに変貌した。
大勢で飲むのは、親戚相手か自宅ライブの打ち上げくらい。飲み放題の居酒屋定例ライブでも一切飲まず、ウーロン茶かホットカルピス。酒なしでいくらでも歌えるし、話せる、楽しくなれる。慣れでしょ。
好きなだけ食べて勘定をしてもらったら、2,012円。安い。仕事のない私に比べ、はるかにカセギのいい妻の全額おごりである。