2008年10月4日土曜日

便利過ぎる

 天気もまずまずで、家から出たり入ったりしながら、新車の調査と探求。本当は仕事もあるのだが、車を買うのは20年ぶりのことなので、ある程度は仕方がない。たいした用ではなかったが、またまた妻を乗せて近くのスーパーまで試乗した。
 ギアチェンジは相変わらず硬いが、かなり「入れどころ」を心得てきた。何事も慣れである。

 あちこち調べたおかげで、よく分からなかった計器類の意味を、ようやく理解し始めた。実感としては、「こんなに便利でいいのか?」というヘソ曲がりなもの。まさに手取り足取りといった印象で、住宅にたとえるなら、トイレで用を済ませたあと、自動的にオシリを温水洗浄、温風乾燥してもらう感覚にちょっと似ている。
 たとえばミラーの角度調整なんぞ、いちいち電動でせずとも、手でやってしまえば済むことだ。座席ヒーターなんかも無用。最低グレードの車で、正直そこまでやってもらわなくていい。その分、価格を下げて欲しい。
 住宅産業もそうだが、売り手側の「さあ、どうぞ」というあの手この手のシカケに、使い手(消費者)があまりにも安易に乗りすぎる。その分、しっかりコストに反映されていることを忘れてはならない。
 多少は不便でも、安くてシンプルなものを選ぶべき、などと考えるのは、根がビンボーニンである証しか。


 小型の新車に換えたことで、特に車庫周りで不都合がいろいろ起きている。まず、車庫入れのハンドルの感覚が、まだよくつかみきれない。回転半径が非常に小さいので、切り過ぎてしまうのだ。
 さらに、車幅が15センチ近く狭くなった関係で、車庫床に敷いた2列のブロックに、ピタリ合わせるのが難しい。前後の位置もこれまでとはかなり異なり、慣れるには少し時間がかかる。

 タイヤは冬タイヤが新品なので、盗難がちょっと怖い。玄関土間にとりあえず置いてあるが、車庫北側に作った物置の下を改造し、タイヤ置き場にしようかと画策中。
 午後の買い物の帰りにホームセンターに寄り、床代わりとなるブロックを4個買ってきた。写真の位置に置き、この上にタイヤを4個並べる。側面と正面を板でふさぎ、通りからは直接見えなくし、風雪や雨からも防護する。
(ちなみに、一番奥に見えているのは、冬に野菜を蓄える地下ムロの蓋である)
 構想はほぼ固まり、材料の見繕いも終わっているが、仕事の予定が詰まっているので、着手は先送り。これまでタイヤはサイズが大きかったこともあり、ずっと写真の位置に積んだまま吹きさらしだった。直射日光は当たらないが、劣化の面からは好ましくない。ここが隠蔽式のタイヤ置き場になれば、長年の問題点がようやく解決される。

 そのほか、割れた車庫床ブロックの補修作業もついでにやりたいが、仕事や雑事の合間を見て、おいおい片づけよう。冬ごもりの準備は終わった気でいたが、うれしいことに、またやるべき事ができた。