その後、しばしの雑談。年間を通してかなりの仕事をいただいている方だが、仕事の形態はフリーランスに近く、同年代でもあるので、何かと話が合う。
このご時勢で、細々とでも仕事が切れないのは、お互いシアワセなことだよね、などと言いつつ、珈琲をすする。趣味のことも初めて話したが、20代のころにフォークをやっていたと聞き、驚いた。
吉田拓郎と加川良が好きで、ソロでステージを踏んだこともあるという。最も得意な曲は、拓郎の「リンゴ」。ギターが難しい曲だが、若い頃はスラスラ弾けたという。私よりも相当上手そうだ。
「一緒にやりませんか?」と水を向けたら、あっさり「やらない」。聞けば目下の目標は、あるノンフィクション作品を本として出すことで、取材に忙しいとか。
実は書く事も以前からやってますと私が言うと、今度は相手が驚いていた。先方は私が弾き語りをやっているのは知っているが、文章を書いていることは知らない。
互いの隠れた趣味嗜好を25年も経ってからようやく知ったわけで、なるほどな、と思った。細くとも長く付き合いが続く人間同士というものは、どこかしら深い部分でのつながりがあるということなのだろう。
カミナリで壊れたBSアンテナだが、保険金も降りたので、もう捨ててもよい。しかし、その丸い凹形状がなかなか美しく、捨てられずにいる。
いまは写真のようにウッドデッキの手すりの隙間に差し込んであり、風に飛ばされる心配もなく、特に邪魔にもなってないが、これを何かに使えないかずっと考えている。案としては、
・寄せ植えの植木鉢
・脚をつけてバーベキューコンロ
・何かで優勝したときの乾杯用
・雨のときに陣笠として
・何らかのオブジェ
・事務所用表札
等々が考えられるが、(まだあるかもしれない)これらの案を妻に話したら、「表札がいい!」。試しに車庫&物置の入口左にある柱にあててみたら、結構サマになる。
表札にするなら普通はペンキを塗るが、いまの塗料をはがし、アートとしてわざとサビさせてみようか?とも思う。別の何かと組み合わす手もある。
車庫&物置の梁下には製図椅子の廃品を使った「天空の植木鉢」を作って最近吊るしたばかり。廃品利用をシリーズ化するのも悪くないかもしれない。
車庫の床同様、こちらももう少しアイデアを発酵させてみる。