以前から、デジカメのケーブル接続で悩んでいる。日々のブログ用として毎日のようにデジカメをパソコンにつなぐのだが、この時の付属ケーブルのつなぎ方が、いまいちしっくりこない。
家庭用コンセントと違い、デジカメのケーブルにはなぜか裏表があり、無理に突っ込むと壊れてしまう。よく見ると小さな目印らしきものは存在するが、もともと視力が弱く、寄る年並のせいもあるのか、これがほとんど認識不可能。毎回難渋していた。
一時期はパソコン側にケーブルを差しっぱなしにしておいたが、いかにも邪魔。この方法でも、デジカメ側の差し込み問題が解決されたわけではなく、マックとWindowsを時に応じて使い分けている現状では、結局パソコン側も日々抜いてしまうことになる。
思い余って最終手段に出た。表にあたる側に、写真のように赤いビニルテープを目印として張りつけたのだ。「おバカなケーブル」には、原始的手段を講ずるしかないというわけで、これでひとまず問題は解決されたが、やり切れなさは残る。
デジカメケーブルのように抜き差しが頻繁なケーブルには、なぜ最初から分かりやすく表裏が認識できる色なり、形なり、突起なりをつけておけないのか。
これらの概念は「ユニバーサルデザイン」という言葉でかなり以前から論じられているが、そんな難しい言葉など知らずとも、デザイナーが使う側の立場でちょっと考えれば、すぐ分かるはずの問題である。