2020年8月8日土曜日

仙人的療養生活初日

 仙人的療養生活の初日。空腹なので早く起きて朝食をとるつもりでいたが、なかなか起きられず、朝食は普段とたいして変わらない9時となる。
 メニューは7年前の手術時に記したブログを参考にし、蜂蜜とバナナをはさんだロールパン2個に野菜ジュース、そしてスクランブルエッグにラズベリーヨーグルトとした。いつもは角食パンだが、消化の良さそうなロールパンに変更。空腹なのでスクランブルエッグとラズベリージャムを追加した。
 実に38時間ぶりの食事で、何を食べても美味しい。胃袋を驚かせてはならず、ゆっくり噛み締めつつ食べる。

 充分に寝たはずが、お腹がいっぱいになると、また眠くなる。2階予備ベットで横になったら、結局昼まで寝てしまう。
 実家の片づけや一連の検査で、自分が思っているより身体は休息を求めているらしい。


 起きて今度は昼食。竹輪と山東菜入りの熱いうどんを食べる。前回入院時もそうだったが、食べることが療養生活の大きな楽しみなのだった。
 ラジオで野球中継を聴きながら居間ベンチで横になっていたら、また寝てしまう。よくもこんなに寝られるものと自分でも驚く。妻も2階で寝ていたらしく、1階に降りてきたのは16時前。
 いつもの珈琲タイム、昨日医者に確かめたら、好きな珈琲は10日間禁じられた。やむなく油の少ないアンドーナッツを「午後の紅茶」と共にいただく。

 夕方の散歩に行く時間だが、散歩やストレッチ、ラジオ体操も当分禁止。自律神経失調が怖いが、ここはポリープが優先である。
 無難な軽作業として、検査と強風で放ってあったカモミールとラズベリーを採取することに。カモミールがギリギリ間に合ったが、そろそろ実が終わりかけだったラズベリーの量はごくわずかで、今日が最後になりそうだ。
 夕食前の入浴は今日から解禁となったが、簡単なシャワーのみが許される。体温が上がると患部の出血リスクがあるらしい。
 夕食は晩酌なしで、茹でた鶏と山東菜、インゲンと人参の煮つけ、豆腐の味噌汁といった制限食。味噌汁にネギはなく、いつもご飯にかけるフリカケも当分お預けだ。

 食事制限の多さに妻は悲鳴をあげているが、明日からは「食べてもいい食材」を中心にメニューを考えることにし、思いつくままにリストアップした。いろいろ工夫して、まずは危険な最初の1週間を乗り切りたい。