2020年8月19日水曜日

大腸ポリープは良性

 大腸ポリープ切除手術から12日が経過し、採取した4検体の病理検査結果が出る日だった。
 手術直後に担当医から「見た限りでは悪性ではない気がしますが、詳しくは検査後に」と言われてはいた。しかし、7年前には2つ取ったポリープの両方にガンが見つかっている。その悪夢の再現という可能性もゼロではなく、漠然とした不安で前夜はよく眠れずに朝を迎えた。

 診察予約は午前の部一番の9時。この日は一切の検査がなく、ただ医師から話を聞くだけ。15分前に着いて30分ほど待つと診察室に呼ばれた。


 結果は4つのポリープ全てが良性の「腺腫」という診断。腺腫でも経年で悪性に変化する場合があり、親指ほどまで肥大化していた7年前のポリープは、おそらくそれだった。
 今回のポリープは最大でも5ミリ。米粒ほどの大きさで、色の変化もない。術後の担当医が「おそらくは良性」と判断した理由はそのあたりか。

 場所は盲腸の上あたりに1個。他の3つは出口付近に集中し、直腸にも1個あった。7年前の2個はいずれもS字結腸付近。便が停滞しがちな出口付近は要注意ゾーンと以前に聞いたが、まさにその通りの結果だ。
 ともかくも、悪さをする前に全て切除してもらったので、ひとまずは安心できる。
 先月久しぶりに病院を訪れた際は消毒液がどこにも見当たらず、体温測定もナシ。入口で過去2週間の道外滞在歴や体調の自覚症状を確認されるだけで、マスクの強制もない。この時期に個人病院以下の緩い対応で、患者としては不安があった。
 案の定、待合室にノーマスクの高齢男性がいて、なぜかそばに寄ってきて真横に座った。長椅子には社会的距離を保つマークがない。即座に席を立ち、誰もいない遠い席へと移動。危ないものには極力近づかないことだ。


 改善されていたのは、消毒液。診察室入口にプッシュ式の消毒容器が壁付けされ、会計前には足踏み式の消毒ボトルが置いてあった。初めて見たが、消毒ボトル自体にもウイルス付着の危険性があるので、これはよいシステムと思う。
 ともあれ、次回の検査は1年後で構わないとのこと。8月は胃の内視鏡検査と重なるので、早めの7月に受けようと思う。