今回も仏壇前でお経のCDを流して済ませるつもりでいたが、長男のお嫁さんからの問い合わせがまずあり、道南在住の次男もお盆休暇で帰省する旨の連絡があった。
コロナ禍のため、次男は通夜や葬儀、その後の法事全てに参加していない。ならば次男を交えて簡単な新盆法要をやろうかと気持ちが変わった。
次男の休暇が短く、法事の日程は選択肢なしで今日に決定。お盆は家族BBQが恒例だったが、法事の会食にBBQは相応しくなく、5人以上となると家族でもコロナ感染リスクが高まる。天候の影響も受けやすい。
長男一家とのBBQを7月に済ませていたこともあり、会食は、はま寿司のテイクアウトに決めた。
昨夕に帰省した次男はリスクの少ない車での移動。途中のトイレ休憩は混み合う道の駅をスルーし、空いているコンビニを選択。昼食も同じコンビニで買って、車中で食べたという。
私がポリープ療養中のため、長男一家の迎えと寿司のテイクアウトは次男に頼んだ。14時15分くらいに全員が集まり、ただちに法事開始。
四十九日法要と同じく読経は浄土真宗高僧のCDで代用し、お坊さんは呼ばない略式法事である。お花は庭に咲いた百日草とガクアジサイを飾り、供え物の果物は頂き物の梨、菓子は長男と次男がそれぞれ持ってきてくれた。
15分くらいでお経が終了。孫娘は途中で少し飽きた感じだが、横で私がなだめて何とか最後まで座っていた。
その後1階居間に移動し、「なむなむが終わるまで」とお預けにしてあったオヤツをみんなで食べる。先月の誕生会に作ってあったラズベリーアイスもようやく食べた。
朝から気温が低く、夕方から大粒の雨も落ちてきた。BBQを避けて結果的に正解。17時半くらいからテイクアウトの寿司を食べる。お盆なのでお好みメニューは選べず、セットメニュー2種類を頼んだが、みんなの評判はよかった。
寿司は皿に小分けし、専用の箸でめいめいの皿に移動するよう徹底。話が長引くアルコールも控えめである。
療養中の私は酒はもちろん、生ものである寿司も一切食べられない。2個だけあった卵のネタは孫娘に譲り、無難な納豆チヂミを自分で作って黙々と食べた。
今回は孫娘をお風呂にも入れられず、お盆とポリープ療養がぶつかった災難のようなもの。だが他に選択肢はなく、ギリギリのスケジュール。これもコロナ禍と受け入れるしかない。
19時半に「眠たくなってきた」と孫娘が訴える。激しい雨のなか、最後だけは私が車を出す。慎重に運転して無事に送り届けた。
あくまで法事だったが、孫娘はにぎやかに過ごせたことが余程楽しかったのか、帰りがけに「次はいつジイジの家に来れるのかな?」と難しい質問を投げかけた。う〜ん、よく検討しておこう。