何も食べられない時間がずれこむのは辛いが、感染リスクには代えられない。受付開始は12時半で、早めの11時45分に家を出た。
12時5分に札幌がん検診センターに着く。少し早すぎたようで、40分待ってようやく検査室に通された。
簡単な問診などあって、13時15分から検査開始。今回から喉の麻酔がゲル状の薬からスプレー式に変わり、検査前処置が簡単になった。前室で胃の薬をコップ半分飲んだあと、検査室に呼ばれて喉にスプレー。ただちに検査が始まる。
5度目とはいえ、やはり最初の喉を通過する際が苦しい。その後はまずまず順調で、10分ほどで終わった。
終了後に動画を見ながら、その場で医師からの診断がある。昨年まであったポリープや出血は全て消えていて、食道〜胃〜十二指腸に至るまで、非常にきれいでツルツルの状態。5度目で初めて病理検体の採取がなかった。
過去の古キズである胃潰瘍の痕跡がわずかに残ってはいるが、それも指摘されないと分からないほど。急に状態がよくなったので、医者も少し驚いていた。
ストレスの影響を受けやすいのが胃。母を無事に送ったことで、長年の重しから解放されたことが直接的な要因かもしれない。
病理検査も薬もなく、治療費は過去最低の2,890円(2割負担)。今回の回復で来年以降の検査から解放されるかと思いきや、「ぜひまた来年も検査を」と、受付で確認された。
それほどの負担ではなく、素直に受けたほうが身のためかもしれない。
それほどの負担ではなく、素直に受けたほうが身のためかもしれない。
別のがんセンターでクラスターが発生したこともあってか、施設内のコロナ対策は万全。消毒ジェルが至るところに置いてあり、待合室の社会的距離確保も徹底。窓はあちこちで開放されていて、吹き抜ける風が肌寒いほどだった。
コロナ対策は少しやりすぎくらいのほうが安心できるというもの。持参した消毒ジェルの出番はなかった。
話が前後するが、出かける前に空きっ腹を抱えつつも、手製の木製玄関ポーチに樹脂製木部保護塗料を塗った。
完成して丸1年が経ち、人がよく歩く部分の塗装がはげている。腐食は一切なく、まだまだ使える感じだが、念のため残しておいた塗料で補修した。
気温が高く、陽射しも強いため、あっという間に乾く。木製だから作り直しは簡単だが、こまめにメンテナンスすれば、当分は使えそう。