以前から構想にはあって、材料は見繕い、まとめてダンボール箱にしまってあった。
使ったのは鋼管をプラスチック被覆した「イレクター」という材料。30年くらい前にホームセンターで見つけ、外観が美しくてサビの心配がないので、自宅はもちろん、他の住宅設計でも室内用物干し竿等に多用した。
一部は電気スタンドや自転車用ライトにも使ったが、そのときに余ったパイプや接続パーツを組み合わせ、輪投げのコラム(柱)とした。コラムの台座は、ままごとキッチンでくり抜いた集成材天板を転用。
コラムは大小2つあって、高いほうが25センチ。着脱が可能な接続用のパーツを組み合わせて、自由な形に変えられる。それぞれ色画用紙やビニルテープで巻いてオモチャらしく飾った。
輪に使ったのは、ガス用の柔らかい径12のゴム管と、アルバムを解体した際に取り出した金色のアルミ針金。
ゴム管は50センチ長を丸め、木片を削ってダボ状にしてつなぎ、色違いのビニルテープで接続部を巻いた。アルミ針金はゴム管に直径を合わせ、三重巻きにして丸めた。
ゴム管は50センチ長を丸め、木片を削ってダボ状にしてつなぎ、色違いのビニルテープで接続部を巻いた。アルミ針金はゴム管に直径を合わせ、三重巻きにして丸めた。
直径は15センチ弱となり、径13センチくらいが多い市販品よりも少し大きめ。
さっそく遊ばせてみたが、輪投げそのものはまだ遠い距離からでは無理で、上から狙ってコラムに落すような遊び方。
孫娘の興味を引いたのは、コラムが分解可能なこと。分解して組み立て直したり、パイプの中に鈴やおはじきを入れたり、あるいは輪を重ねて頭にかぶるなど、輪投げ本来とは異なる遊び方に夢中だった。
知育的オモチャとしては成功と評価したい。