2019年9月7日土曜日

斜めに導く

 昨日作った物置用雨樋の案配がよろしいので、仮設で間に合わせていた縦樋モドキを本格的に設置することにした。

 使ったのは新婚時代に使っていた古いカーテンレール。なにかに使えるかも?と、1本だけとってあった。丸いC字形状で、少量の水を導くには支障ない。ステンレス製なのでサビにも強いはず。
 長さは1030あり、あてがってみると雨樋の支持材と同じく、測ったようにぴったり合う。端材を見繕うときによくある現象で、まるで(ここに使って!)と素材が主張しているようだ。


 難しかったのは、雨樋を横に走ってくる雨水を、いかにして斜め下に導くか?という課題。パイプや鎖を使って直下に導くのは簡単だが、物置土台への影響や車の出入りの障害を考慮すると、どうしても北側の空地に飛ばしたい。
 道具箱にある様々な金属パーツをひねくり回し、ステンレス製の棚用金具をL字形に加工し、ビスやゴムパッキンを使ってカーテンレールと接続。任意の角度に方向を変えられるユニットを作った。

 雨樋端部に穴を開けてユニットをネジで固定。反対側にカーテンレールをネジ止めして、端部は物置から10センチほど北側に持ち出し、長いビスで物置壁に止めた。
 雨の降る気配はなく、ペットボトル入れた水を流してテスト。雨を想定した加減が難しいが、昨夜程度の雨なら問題なく流れる。
 ただ、激しい雨量では流れきらずに樋から飛び出す可能性はある。風に対する強度や冬季の凍結問題も含め、当面は要観察だ。