2019年9月23日月曜日

駆け足で冬が

 午前中に近隣の地区センターから電話があり、明後日のシルバー大学修了式ライブに関し、最終打合せをしたいという。音楽講師の依頼そのものはかなり前に受けていて、簡単な打合せは済んでいた。
 最後の詰めは前日にでもと聞いていたが、直前よりも余裕があったほうがいい。台風の接近で間断なく雨が降っていたが、ただちに出かけることにした。

 担当のMさんと開始時間やステージ形態、プロジェクターとスクリーンの確認、音響機材の分担など、細かい詰めをする。最後に受講者から募ったリクエスト用紙を元に、何をどう歌うかの検討をした。
 受講者は60数名だが、集まったリクエスト用紙は18名分。一人3曲まで希望順に計54曲のリクエストが記されている。
 まず重複曲をリストアップ。「いい日旅立ち」「愛燦燦」「糸」など、複数から要望のあった曲は優先的に歌うことにした。
 次に大事な1曲目とラスト曲を吟味。1曲目はリクエストになかったが、私の希望で力強い北海道の歌、「大空と大地の中で」でやることになった。


 ラスト曲はちょっともめた。「青春時代」が当初の候補だったが、リクエストにはない。「熱き心に」が次の候補で、こちらはリクエストにあったが、もっと親しみやすい曲はないか慎重に探す。
 すると、リストから「高校三年生」が見つかった。卒業を間近に控えた内容の人気曲。シルバー大学修了式にもふさわしい。

 その後、「希望3曲のうち、最低1曲は応える」「ジャンルが偏らないようバランスをとる」「バラード系とニギヤカ系の配分」等々に配慮しつつ、曲を絞り込んでいった。
 ライブは休憩なしの1時間ちょうど。紆余曲折を経て、最終17曲が決定した。機材を搬入しやすい位置に駐車場を確保してもらうことを確認し、1時間の打合せを終えた。
 帰宅後、ジャンルや曲調の偏りを考慮しつつ、残った15曲の曲順を決める。割と簡単に決まって、さっそくマイク前でチェック。流れとしては悪くなく、いけそうな感じがする。夕方には早めに弦を交換した。

 日中の最高気温が14度くらいで、室温が20度ほど。あまりの寒さに、今シーズン初めてポータブル灯油ストーブを点けた。自然換気量を増やすべく、パッシブ換気排気口を70%くらいまで開放。
 去年より2週間も早いが、大事な時期に体調を崩してはならない。調理にも使える電気不要のストーブなので、防災グッズとしての動作チェックもかねていた。

 ストーブで沸かしたお湯で珈琲を入れ、夕食はおでん風煮物のストーブ料理となった。まだ9月だが、駆け足で冬がやってくる。