2017年8月30日水曜日

マニュアル代車

 Jアラート騒動で話題が消し飛んでしまったが、実は昨日から今日にかけ、9年間乗り続けている愛車「三菱ekワゴン」の4度目の車検だった。
 以前に入っていた保険屋さんの紹介で知り合った自動車整備工場から新車で買ったもので、以来年ごとの定期点検を含め、ずっと整備を依頼している。

 工場は20キロほど離れた隣市にあり、いつもは代車持参で車を取りに来てくれていた。しかし、昨年の定期点検の時期、車を工場まで直接届ければその場で代車を貸してくれ、費用も割安になるとの案内状がきた。
 今回の車検の案内状には特に割引の記載はなかったが、やはり届けてくれると助かるような口ぶり。さらには、これまで1日で終わっていた日程を2日にして欲しいという。代車は慣れないオートマ車ではなく、いまどき珍しいマニュアル車を用意してくれるというので応じた。


 昨年は代車が新品のオートマ車で運転に面食らった記憶があるが、今回はその不安はない。しかし自分の車に比べてクラッチとシフトレバーが異様に固く、スタート時に2度もエンストさせた。
 しばらく走ってようやく慣れたが、オートマでもマニュアルでも、運転に慣れた自分の車に勝るものはないと思い知る。

 代車はダイハツのミラで、軽のライトバン。走行距離は5万キロ台と普通だが、型式が16年前と古い。貨物車ということもあってか、キーやミラー操作、ウィンドウ操作に至るまですべて手動だった。
 返却に備えてガソリンの注入口開閉レバーを車内で探したが、どこにも見当たらない。念のため外に出て調べたら、なんと注入口にドアと同じ鍵穴がついている。大昔にそんな車に乗っていたことも確かあったと思い出す。とにかく徹底してレトロなのだ。
 前日10時20分に持ち込んで、翌日の13時50分に手続きが終わったとの連絡が入る。なかなか対応が早い。
 費用は自賠責や重量税を含めて82,400円で、自宅に引き取りに来てもらった2年前よりも、8千円ほど安くなっていた。オイル交換や諸費用は前回と同じなので、やはり自分で持ち込むと値引いてくれるようだ。

 受け取った車での帰り道、クラッチやシフトレバーの余りの軽さに驚く。こちらも勘が戻るまで少し時間がかかった。9年乗ったekワゴン、こんなに運転しやすい車だったとは。