晴れているが暑くはないので、自転車で行くことにした。すると妻が、後輪の空気が抜けているという。まずは空気を入れようとしたが、空気入れがスカスカして全く効かない。どうやらエア漏れがあるようだ。
以前にホースの本体との接続部が断裂し、短く切ってつなぎ直したことがある。また同じ箇所だろうと切り詰めたが、一向に改善しない。どうやら別の箇所にも断裂があるらしい。
自転車はあきらめ、車で行くことにした。必要なものを買い、ついでに近くのホームセンターに寄ってみる。
春には店頭にあれほどあふれていた自転車が、閑散として品数は薄い。あるのは1万円以上の品ばかりで、買い換えるにしても来春まで待つべきだった。
空気入れは売っていたが、タンク付きは1500円ほど。交換用のゴムホースは置いてない。空気入れを自力で直すしかなさそうだ。
劣化が進んだホースの再生修理は難しそうなので、以前に仕事で使っていたエアブラシ用のゴムホースが使えないか、調べてみた。
35年前の事業開始時期に買ったものだが、表現がCGに変わってからは使わなくなり、コンプレッサーと共にずっと床下に眠っている。
ホースの内径は空気入れと同じ0.28インチ(0.7ミリ)で、ぴったりはまる。長過ぎるので60センチくらいに切り、古い方とまるごと交換。使ってみると、今度はうまく空気が入る。そのまま一晩置いたが、前後輪とも空気は抜けていない。問題は空気入れのほうだった。
実は先日リサイクル店に行った折、エアブラシ用の用具一式を買い取ってくれるかどうか、尋ねたばかり。専門用具は査定が難しいので買い取れない、というのが返答。そんな話しの直後だったのも、何かの縁だろうか。
リサイクルは無理でも、こんな形で空気入れが延命できるなら、結果的にかなりの節約となる。それで満足しよう。