1階西側にある台所シンク上には、裏庭が見渡せる750×1150ほどのFIX窓がある。通風は北側にある小窓でやるのでFIX窓としたが、夏の夕方はここから強い西日が差し込んで眩しく、しかも暑い。
これまではブラインドを下ろして凌いでいたが、南から西へと大型の遮光ネットを窓の外に張ると、ここからの日差しがエアポケットのように浮いた印象で、ことさら強く感じていた。
余った遮光ネットを何とかこの窓に使えないかずっと考えていたが、画期的なアイデアを思いついたので、昨日から今日にかけて実施した。
まず、窓の外側からサッシ枠の上端と下端に木材をはめこむ。採寸を厳密にしてわずかに大きめに切り、紙ヤスリで微調整。そのまま枠内に押し込んで固定する方法をとった。
使った木材は18×45の胴縁を一部削ったもの。外壁を交換した際の端材利用である。木材専用の塗料を塗ったあとに押し込んだが、サイズがやや大きすぎたのか、中央部がわずかに膨らんだ。
中央に斜めに穴を開け、細いビスで固定。先端部がサッシ枠に少し食い込んだが、気密断熱面での大きな問題はない。
窓に合わせて遮光ネットを切り、ミシンで縁を縫って処理。上下は5センチほどの袋状に縫い、ここに園芸用の竹支柱を入れる。
竹の左右にドリルで穴を開け、サッシ枠に取付けた木材にビスで止める。シーズンが終わると取り外すので、固定は軽めにした。
ほぼイメージ通りに完成。端部を袋状にし、そこに丸棒を差し込んで支持する手法は、以前にプロジェクタースクリーンを自作した折に思いついたもの。このやり方は、破れやすい遮光ネットには向いている。
今回は不要になった竹支柱を使ったが、100均にある鉄パイプ製の長い園芸用支柱を使えば、幅の広い場所でも破れにくくて風に強い遮光ネットが張れることは確実。来シーズンは全面的にこの手法に切り換えるかもしれない。