2017年7月2日日曜日

不調のミシンを修理

 時期的には少し早いが、3年前から夏期に自宅南側の窓外に貼っている遮光ネットの準備をすることにした。
 これまでは100均の遮光ネットを4枚つないで使ってきたが、強風で破れて昨年廃棄した。安いが、100均製品では強度面に問題がある。やはり1枚で全体を覆う大きなネットが最適だった。

 いろいろ探して、アマゾンで2M×5Mで1,000円の遮光ネットを見つけた。遮光率は75%でまずまず。色が黒で暗い印象であること、サイズが大き過ぎること、固定用のハトメがないこと等が難点だったが、熟慮のすえに2個まとめて買った。
 ひとつは南側窓外に、もうひとつは西側のウッドデッキ上に張るつもりだった。ウッドデッキ上にも3年前からテントをリメイクした遮光シートを同時に張っていたが、やはり昨年の強風で破れて廃棄している。


 必要な最低サイズは幅3640×高1200。さすがに大き過ぎるので、幅をひとまず90センチ切り詰めることにする。
 切った部分はほつれやすいので、4センチ幅で2重に折り返し、ミシンで縫う。これにより、仕上がりの幅は4M弱となった。
 先週から2階工房の一隅にずっと出しっぱなしにしてあるミシンで作業にかかったが、どうもミシンの調子が悪い。スイッチが入ったり切れたりして、安定しないのだ。
 だましだまし作業してどうにか遮光ネットの折り返し処理だけは終わらせたが、ハトメ代りとなる布片とヒモを遮光ネットに縫いつける段になって、うんともすんとも言わなくなった。


 先週から同様の不調があったが、どうやら本体には問題がなく、オンオフを支配するフットコントローラーに原因があるようだった。
 分解してみたが、コード類の断線や接触不良はない。自己修理は難しそうなので、新品に交換可能か調べてみた。しかし、製品を買ってすでに29年も経っているので、部品は全く存在せず、入手可能なフットコントローラーも端子の仕様が異なっていて、転用は不可能。

 いよいよ買い替えかとさらに調べると、新品でも1万円ほどで買えるではないか。ミシンも随分安くなったものだ。


 しかし、どうにも諦めきれずに、もう一度分解してみる。電気的な故障では手が出ないが、機械的な故障のように思えた。
 踏んだときの動きを内部の電気基盤に伝えていると思われる箇所を分解。足の踏み込みに応じて出入りする丸い突起を見つけ、ごく少量のミシン油を注す。さらには、取付け位置をネジで微妙に調整し、踏み込みがスムーズに突起に伝わるようにした。

 再度テストしてみると、見事に復活!修理に時間を食ったので、この日の作業は終了としたが、買い替えはもうしばらく先送りできそうだ。