2016年8月15日月曜日

Chromeのトラブル

 まるでお盆に狙いを定めたように、メインのMac-miniで常用しているブラウザ、グーグル・クロームの調子が突然おかしくなった。フリーズしたままアイコンがぐるぐる廻るばかりで、一切のキー入力を受けつけない。
 強制終了して再起動すると、「前回の終了が不適切です。復元しますか?」とメッセージが出るが、以降はやはり一切のキー入力を受けつけなくなる。
 ちょっと困って、PCそのものを再起動してみたが、結果は変わらない。かなり重症のように思えたので、USBメモリに入れたOS10.9から直接起動させ、ディスクユーティリティでハードディスクとアクセス権の修復をかけた。
 大きな問題はなかったが、こんどこそと再起動をかけても、状況に全く変化はなかった。

 いよいよ困って、もうひとつあるブラウザのSafari経由で、最新のChromeをダウンドードする。古いChromeとそっくり入れ替え、これでビンゴだろうと起動させたが、信じ難いことに、またしても同じ症状は続く。



 考えられる原因を消去法で順にチェックしていったので、残る問題点はひとつしかない。初期設定ファイルのトラブルである。
 古いOSの時代に、同じ現象で初期設定ファイルを丸ごと入れ替え、正常に戻った経験が数回ある。まさに最終手段だった。
 Chromeの初期設定ファイルはホームフォルダの「ライブラリ」の中に入っているが、OS10.7からなぜか普通の状態ではこのライブラリ・フォルダが見えなくなった。
 不可視フォルダとなったライブラリ・フォルダを表示する方法をネットから探し出す。

「ホームフォルダ」→「ライブラリ」→「Application Support」→「Google」→「Chrome」→「Default」と進み、この「Default」フォルダを別の場所(デスクトップなど)に移動して、Chromeを起動させてみると、ようやく問題なく動くようになった。
 ただ、ブックマーク等の各種初期設定データも新規状態に戻ってしまい、このままでは不都合きわまりない。そこで古い「Default」のフォルダの中から、必要なファイルを順に新しい「Default」フォルダに移動させてやる。

 数年ぶりの手強いトラブルで、解決に丸一日を費やしたが、どうにかChromeは元の状態に復帰した。
 原因がなんであったのか定かではないが、最近になってChromeのブックマーク・ファビコン表示法が大きく変わったことに関連があるかもしれない。