2016年8月13日土曜日

アリの巣最終決着

 7月上旬ころから悩まされ続けてきた浴室ドア内のアリの巣という、前代未聞のトラブルに、ようやく決着をつけた。

「浴室を使うときだけドアをつけ、終わるとただちに外してバスタブ内に隔離」という究極の対策をとったのが、7/12のこと。辛抱強く続けた結果、孵化するアリの数はじょじょに減少。
 8月上旬に女王アリの潜んでいそうなドア横枠全体をドライヤーで数分間熱して以降、アリの姿はほぼ消えた。
 少なくともアリの卵はなくなったと考えてよく、孵化するまで面倒をみていたに違いない女王アリの所在は不明。
 女王アリは10年以上も生きるというが、出入りの道は完全に遮断されているので、外部からエサを運ぶ働きアリは皆無。すでに餓死したか、仮に生きていても、瀕死の状態に違いない。
 ドアを元に戻して、またまた働きアリがエサを運び始める可能性も今後ゼロではなく、肝心なのは、まだどこかに潜んでいるかもしれない女王アリに、とどめを刺すことだ。


 縦枠は何度も熱湯を流して洗浄したので、女王アリが潜んでいそうなのは、中央のドアノブがある横枠内部。ここの端部にドリルで穴を開け、熱湯を注入する。

 径2.8ミリ→径8ミリの順で穴をまず開ける。本体はアルミ製なので、そう難しくはない。その後、ジョウゴとコーキング剤用のノズルを併用し、1Lほどの熱湯をまんべんなく注ぎこむ。熱湯は縦枠経由で外へ流れ出てきたが、アリや卵の姿はない。
 その後、さらに念を入れて、50%くらいの割合で水で薄めた台所洗剤を再度流しこむ。「熱湯や洗剤にアリは弱い」という情報に基づく対策だが、何とか効いて欲しい。


 今回の措置により、浴室ドアはようやく通常状態に復帰した。ドアの着脱には技術が必要で、妻には不可能。長期間不自由を強いてきたが、毎日のわずらわしい問題はひとまず解決した。

 しかし、これで本当に問題が最終決着したかどうかは、かなり疑わしい。出入りしそうな全ての隙間をコーキング剤で塞ぐことも一時は考えたが、アリはわずかな隙間を見つけて入り込むもの。むしろルーズな状態にしておいて、浴室付近でアリを一匹でも見つけたら、定期的に熱湯洗浄するほうが対策としては有効のような気がする。
(その後ドア下端の隙間を、アリが苦手で熱湯で簡単に溶ける石鹸でふさいだ)