2016年8月10日水曜日

石膏ボード工作

 暖房ボイラの交換工事がようやく昨日で終わったが、ボイラ出力が前回より上がったこともあり、木質系のハードボードを貼ってあるFF式ボイラの背面壁に、不燃材を上貼りすることにした。
 法的な内装制限は特にないので、かなり気休め的な措置である。同じ理由から、台所IHヒーター周辺にも、不燃メラミン化粧板を後貼りした経緯が過去にある。

 不燃材の候補はいくつかあったが、加工のし安さと価格から、9.5ミリ厚の石膏ボード(準不燃材料)に決定。昨日午後の墓参り後に寄ったホームセンターで、910×910を300円弱で入手した。


 給排気筒を中心に2分割して貼る必要があり、石膏ボードの加工にやや不安があったが、ネット検索でカッターを使った簡易な方法を知る。
 直線の場合、定規をあててカッターで強く切り込みを入れ、裏返して上方向に折り返すだけ。板チョコを割る要領で、綺麗に2つに割れる。切り込みを入れていない裏面の紙をカッターで切り取って終了。
 切り口がギザギザになるが、180番の木材用紙ヤスリを使うと、簡単に均すことができた。(紙ヤスリは木片に包んで使う)

 給排気筒の部分は事前に正確に中心位置と直径を墨出し。8ミリのドリルで全周に穴を開け、ドリルの刃を順に送ってバリをとり、切り離す。均すにはやはり180番の紙ヤスリだ。
 上半分には送油管の取り出し口がある。矩形に切り抜く必要があるが、この部分の切り込み加工には金切りノコを使った。


 完成した2つのパーツをまず下半分からセット。給排気筒部分の中心が1ミリほどずれたが、やや大きめに採寸したので、一発で収まった。
 続いて上半分をセット。送油管の取り出し口を繰り抜いた部分が少しきつく、数回にわたってカッターで削る。

 全体が隙間なくきれいに収まったので、ポイントとなる3ヶ所だけを短い木用ビスで止めた。送油管取り出し口右側が空いたままだが、そのうち石膏ボードの端材で埋めるかもしれない。


 石膏ボードはクロス張りの下地に多く使われるが、何も細工しない素地が優しい色合いで好きだ。防火的にも優れていて安価なのに、自宅に採用しなかったのは、耐力がハードボードに比べて劣るから。
 今回は上貼りなので強度面の問題はない。予想よりもすっきり仕上がって満足。