2016年7月18日月曜日

まだまだ節電

 妻が常用しているiMac-G5の調子が突然おかしくなった。「ブ〜ン」という異音と共に、マウスやキー入力を全く受け付けなくなる。起動ボタンを長押ししてもダメで、ついには電源コードを抜いて処理する羽目に。

 中古で買ったのが6年前で、発売は11年前のPowerPC。OSは7世代も前の10.4Tigerで、機種としても相当古い。かってはメインPCとして仕事にも使っていたが、いまや使えるブラウザもデフォルトで入っていたSafariのみ。
 仕事用としては全く使えないが、20インチの薄型液晶がなかなか美しく、ハードディスクが250Gあるので、大容量の仕事用ファイルのバックアップのほか、妻はネット閲覧で毎日のように使っていた。
 ヤフオクで45,000円だったが、正規のインストールCDはついてきた。CD起動させて、ディスクユーティリティでハードディスクの検証を試みる。すると、いくつか問題が見つかり、幸いに修復することができた。

 異音はひとまず止まったが、いつも閲覧するサイトのエイリアスからの起動が不可能になった。以前は出来ていたが、やはりどこかおかしい。
 まずはSafariを普通に起動させ、その後エイリアスをクリックすると閲覧できる。面倒だが、ひと手間かけるしかない。


 以前から気になっていたのでいい機会と思い、ワットチェッカーでiMac-G5の消費電力を測ってみた。機種が古いので省エネは期待してなかったが、想像以上に無駄が多くて驚いた。
 比較のために、手持ちのMac3台の消費電力を古い順に記す。(全て実測値)


《iMac-G5》2005年
・待機時 2W(完全OFF)
・起動時 75〜135W
・サイト閲覧 100〜135W
・スリープ時 5W

《Mac Book》2008年
・待機時 1W(完全OFF)
・起動時 24〜34W
・サイト閲覧 17〜40W
・スリープ時 1W

《Mac-mini》2010年→メイン機
・待機時 0W(完全OFF)
・起動時 20〜30W
・サイト閲覧 10〜15W(切替時25〜30W)
・スリープ時 1W
・その他、外部液晶モニタがONの状態で20W
 驚いたのは、iMac-G5やMac Bookが待機時にもそれなりに電力を消費していたこと。3台の中では最新機種(それでも6年前だが)のMac-miniは、さすがにあらゆる面で省エネ仕様だった。
 iMac-G5はサイト閲覧しているだけで、Mac-miniの3〜4倍も電力を食っている。私のお下がりとしてさんざ使っている妻が、「この際、新しいのを買います」などと申し出てきたが、はてさてどうしたもんじゃろう?

 ついでに調べたWi-Fiルータも待機電力2Wを使っていたことが判明し、とりあえずの対策として、これら3機種、合計5Wの待機電力をゼロにするべく、使わないときはコンセントからケーブルを抜いておくことにした。
 これにより、年間で1300円ほどの電気代が安くなる。(29.72円/kWhで計算)対策はすでにやり尽くし、これ以上節電の余地はないと思っていたが、まだまだありそうな気がしてきた。