2016年7月21日木曜日

17年目の暖房ボイラ交換

 17シーズンの長きにわたって使ったサンヨー製の暖房ボイラを、ついに交換することにした。普通に使って寿命は10〜15年と言われているから、よくぞ働いてくれたもの。
 設置が1999年冬で、2009年秋に灯油用の電磁ポンプを交換。2012年春に温水循環ポンプを寿命で交換した。修理はメーカー系列のサービス会社に依頼したが、
「こんなに長く動いているボイラは珍しい」と驚かれたもの。

 2012年春の補修時に「持ってあと2〜3年」と警告されていたが、それから4年経ってもまだ動いている。ボイラ寿命は運転時間の累計とほぼ比例するらしいので、年間灯油消費量が北海道平均値の50%強という我が家の使用条件が、明らかに有利に働いている。
 しかし、このところめっきり燃費の衰えが目立つ。燃焼音も大きくなり、いつ何時動かなくなっても不思議ではない。非常時の小型灯油ストーブがあるとはいえ、真冬にボイラが止まってしまう事態は避けたい。2年くらい前からネットを中心に下調べし、適当なメーカーと設置業者を絞り込んだ。

 可能なら同じサンヨー製がよかったが、サンヨーはすでにパナソニックに吸収され、ボイラ部門からは完全撤退。動いているのはサービス部門だけだ。
 ワットチェッカーを駆使し、現状のボイラ性能を詳しく分析。暖房出力が同程度で、起動時と燃焼時、そして待機時の消費電力が小さい機種を中心に絞り込む。最も優れていると判断したコロナUHB-G75Cを最終的に選んだ。

長く働いてくれたサンヨーHBU-AK5C Z1

 新聞広告やホームページ等で工事費こみの価格をガラス張り公開している市内のT社に見積もりを依頼。社長の実直な人柄に好感を持ち、価格もリーズナブルだったので、即決。今日、その交換工事を行った。

 午前9時過ぎから始まって、排気筒や不凍液、リモコンの交換も含め、3時間ほどで終了。これまでの製品より幅が狭くなり、高さと奥行きが少し増えた。費用は材工共で229,000円
 メーカーが変わるので心配していた給排気管はうまく収まり、壁を貫く給排気筒用スリーブも移動することなく、そのまま使えた。リモコンケーブルも既存の線が利用できた。
 ところが、ボイラ本体の前カバーがうまく外れず、本体側のネジ山に問題があるという。2本あるネジのうち、1本が効いていない状態。分解に手こずったせいで、カバーのネジ部塗装に一部欠損ができている。
 メーカー保証の範ちゅうのため、後日交換にくるとのことだったが、早くも午後にはメーカーのサービス担当者が確認にやってきた。

燃焼音も小さく、運転自体には何も問題ないが…

 本体側の受金具とカバーを交換すれば解決するが、あいにくカバーには固有の生産番号が刻印してある。カバーだけの交換が可能かどうか、メーカーの判断をあおぎたい、とのこと。運転自体には何ら問題ないのだが、担当者も初めてのケースで、戸惑っている様子だった。

 夏まっさかりで、運転は早くても10月末。時間は充分にある。結論は先送りだが、感触としては本体丸ごと交換か?周辺関連工事は全て終わっているので、時間はそうかからないそうだが。
(翌日朝、メーカーから本体を全交換する旨の連絡あり)