2016年7月30日土曜日

木製ドア5度目の調整

 17年使い続けているフィンランド製の木製断熱ドアの閉まりがまた悪くなった。「また」と書いたのは、新築時に設置して以来、定期的に閉まりが悪くなり、その都度調整してきたからだ。
 記録を調べてみると、なんと5度目の調整。素材がスプルス(松)なので、湿度や気温の影響で狂いやすい宿命にある。


 今回の不都合は前回と全く同じドア下端部の膨張によるもの。1ヶ月くらい前から調子が悪くなり、最近の長雨で症状が悪化した。開けるのも閉めるのも、その都度ドア下端を足で蹴飛ばしつつやる始末。雨が一段落したのを機に、再び自力調整することにした。

 まずは蝶番側のネジを外し、一番下にある蝶番の固定部分木部をノミで1ミリほど削ってみる。新築1年目の保証があった頃の最初の調整で、直販店の担当者がやっていた手法だった。ここを削ってやれば反対側の下端部に余裕ができるはずだったが、ネジを締め直してみると、あまり症状は変わっていない。

 結局は前回やった手法と同様に、こすれている下端部の木材そのものを削る直接的な方法に変更した。


 前回はカンナでドア側を削ったが、定規をあてて調べてみると、どうやら今回は枠側の木材が膨らんでいるようだ。そこで今回は枠側の木材をノミで直接削ることにした。
 工具をノミに変更したのは、硬い節が2ヶ所あったため。コツコツ削って、ようやく症状は収まった。前回処置したのが、ちょうど5年前の7月。やはり梅雨の時期である。

 こうした定期的な調整がいつまで続くのかは不明。金属製ドアに変えてしまえば、おそらく一件落着するが、いまのところその予定はない。