しかし、7月は地下広場での催しが目白押しらしく、割当て枠が極端に少ない。競争率の高い土日枠は避けるとすれば、残りの平日枠はわずか3日間しかなく、選択する余地は多くない。
前半枠のみのエントリーで、外は午前中から27度を超す暑さ。早く始めて早く終えたかったので、前回よりもさらに早く家を出る。
広場到着は12時40分ころ。前回は13時で一番だったが、今回は共演パフォーマー2組がすでに会場入りしていた。先着順にパフォーマンスするのが基本ルールなので、始められるのは早くても14時あたりか。
数分の出遅れが痛いが、待ち時間に隣の北3条広場で開催中の「リサイクルアート展2016」を観に行くことにした。
廃材を使ったこの作品展には、初回だった昨年2作品を応募し、うち1点が一次選考を通過したが、最終選考には残れなかった。
今年も案内が送られてきたが、いまはイメージが音楽活動に向かっているらしく、いい発想が思い浮かばずに断念。しかし、この種の作品展を見るのは好きである。
応募総数が170点を超えたそうで、昨年を上回る力作ぞろい。今年は特に中学生の部に素晴らしい作品があった。「イメージを形にする」という一点では、アートも音楽も基本的には同じ。いい刺激になった。
2組のパフォーマンスのあと、14時ちょうどからようやく出番となる。このところ2度続けて14時台の集客がよくない。直前のパフォーマーの集客もいまひとつだった。覚悟して歌い進む。
30分弱で9曲を歌う。(※はリクエスト)
「恋する夏の日」「花の首飾り」「サルビアの花※」「シバの女王(初披露)※」「草原の輝き」「どうにもとまらない」「アカシアの雨がやむとき」「男と女のお話」「恋の町札幌」
時間的に2ステージ演るのは難しく、1ステージ限定である。バラード系の曲を集めて進めるつもりだった当初の予定を変更し、夏らしい元気な曲を中心に歌うことにする。
苦戦覚悟のはずだったが、2曲目で熱心に聴いてくれる同年代の女性が現れ、終わるとすぐにリクエストが2曲続けて出る。「シバの女王」は1年前にリクエストが出て、その後レパートリーに加えたが、確かめたら全く別の方だった。
幸先いい出だしだったが、この女性が去るとパッタリと人は途切れた。ここ2回続いた「魔の時間帯」の再現である。
6曲目に前回抜群の集客を呼んだ「どうにもとまらない」を歌ってみる。効き目はやはり絶大で、数人の聴き手が集まってきたが、今回はなぜか曲が終わるとすぐに立ち去ってしまう。効果は限定的だった。
ラストの「恋の町札幌」でも数人の女性が集まってきて拍手をくれたが、残念ながら持ち時間が切れ、リクエスト等の交流をしかけるには至らない。外は7月下旬なみという暑い日で、ひと足早く夏バテがやってきた感。
打開策として、苦手な午前中にでもライブを仕掛ける時期到来か。