2015年5月27日水曜日

使えないデザイン

 1年以上前に妻が、当時の職場でもらってきたキッチンタイマーがある。某珈琲メーカーの景品だったが、たまたまキッチンタイマーが家になかったので、けっこう重宝していた。
 ところが、このキッチンタイマーがえらく使いにくい。機能としてはごく普通で、通常のカウントのほか、時間を設定してゼロになるとアラーム音で知らせるパターンの2通り。
 使いにくいのは、その形状である。角の全くないタマゴ型で、上半分に透明なカプセルがハマっていて、その中に液体が詰まっている。液体の中を小さな珈琲の瓶がプカプカ泳いでいるのだが、この液体のせいで重心が高く、バランスが非常に悪い。
 裏についているヒンジを起こして立てる仕組みだが、まっすぐ立てるのが難しく、やむなく寝かせて使っていた。しかし、全体がタマゴ型なので寝かせてもくるくる回転してしまい、非常に扱いにくいのだ。

 100均を探してみると、同機能で直方体形状の座りのよさそうな品が多数ある。しかし、機能的に問題ないのに買い換えるのもシャクだ。自分で分解して使いやすく改良することにした。


 まずは透明なカプセルを取り外す。裏ネジを全部外すと割と簡単に取り出せた。時計部分だけを再度組み立てたが、これでもヒンジを使って立てるのは難しい。やむなく、カプセルを外した穴の部分を利用し、単純に壁に吊すことにした。
 背面にカーブがあって収まりが悪いが、台所横の壁にビスを打ち、さらにビニールタイを使って固定し、ようやく使えるレベルに到達した。
 取り外した透明カプセルは捨てるつもりだったが、単体で眺めると、そのオニギリ型の形状がそう悪くはない。思い直して、しばらくテレビの前に置いておくことに。

 それにしても、全体のデザインコンセプトが悪すぎる。どうしてもタマゴ型形状と透明カプセルにこだわるのなら、下端部に水平な楕円形状の台座をつけて自立式にするべき。
 たかが景品だが、使う身になっていない。企業のセンスが疑われる。